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BioWare New IP

2014年8月15日 (金)

【DAI】EA gamescom 2014 Press Conference

 冒頭スピーチは辞任した前任リシティエロのあとを(COOムーアも、ラベル・プレジデントのギビューも差し置いて)継いだ、EAのCEOアンドリュー・ウィルソン。マーケ屋さんでしょうね。なお、COOムーアは24:20あたり、Sims4プレゼンに登場。あー、あとSims4の「中」にも登場。

 DAIは、2:40くらいから14:15まで(プラス、2分間の「ジ・エネミー」トレイラー込みで16:13まで)。
 スピーカーはスタジオGMのアーリン・フリン氏(どうやら発音は「アーロン」らしい)。

 あたしもEAの他のゲームに興味あるわけないんで、そこしかまじめに観ていません。
 少なくとも、DAIがトップバッター。一番予算をかけているからでしょう。Titanfallより前なのは、そっちはローンチ後だからでしょうか。あとはEAの誇るキャッシュカウ群(NHL、Sims、FIFA、BF・・・、すまん、SWTORはキャッシュカウとはちょい違う)。

 それから例のBioWare新IP、"Shadow Realms"。TRPGの味わいを醸し出すモーダン・ファンタジー、だそうです。革新的な4対1のオンライン・ゲームプレイ(「1」ってのがTRPGでいうDM、ダンジョンマスターを示すのかもしれない)、物語はTVシリーズのようにエピソディックに提供され、(JJエイブラムスがそうやって成功したように)コミュニティの声を反映しながら、変化していくのかな。

https://www.youtube.com/watch?v=cEdjaiXDfyU

 ヴィジュアルのつやつや感が半端ない・・・。こ、これがFrostbiteエンジンの(もういいよ)

 それと、このゲームプレイを観ていると、色々なゲームが想起されちゃうのですよね。
 真っ先にThe Witcher 2、Dark Souls、Dragon's Dogma、そしてMass Effectシリーズ。

 BioWare(特にML)曰く、「他のゲームと一目で区別できるヴィジュアル」創造をモットーにやってみたら、DA2はああなったわけで(しかも悲しいことに、発売時期の近い「アサシンズ・クリード」シリーズと、部分的にもろかぶり)、制作側の意図と180度逆に、DA2のヴィジュアルについて当時何かのコメントがなされることは、ほとんど、完璧に、なし、ゼロ、ヌル、皆無であった。

 DAIのデモを見る限りですが、他のゲームとの「区別」などはできそうにありません(Skyrimと比べれば、世代が違うので確かに違いはハッキリしているけど)。ところが逆に、色々な人たちが、あ、The Witcherに似てる、MEに似てる、DS、DDに似てる、(私はあまりプレイしないがおそらく)ACにもどことなく似ている、という感想を抱くのではないだろうか。

 DA2で狙った(そして「こけた」どころか、無視された)「ディスティンクティヴなヴィジュアル」など目指さずとも、このDAIは上にあげたタイトル以外も含め(Divinity? Risen? Two Worlds?)、色々なRPGに同時にそれぞれどことなく「似ている」とするなら、それって、むしろずっとおっかなくないですか?

 ところで、Strongholdの名前はSkyfort?

 他の画像・映像をくまなく観て記憶しているわけではないが、5:02あたり。これは初めて観た気がする。

Skyfortjpg

 ああっ、この画像は怖い。

 ML頼むよ! なんか彼が以前からしつこく「エージェント、エージェント」いうてました。これのことか。
 

 シド・マイヤー先生の名作タイトルの、変てこりんな物真似とかになっていないよう、心の底から祈っています・・・。

2014年8月 9日 (土)

Adieu!

 ケーシー・ハドソンがBioWareを去ってしまう。

 何があったのか、何を目指すのかはわかりませんが、New Mass Effectも、New IPも、彼以外の者の手によって完成されることになった。

 スタジオGM、アーリン・フリンが惜別の辞を述べている。BioWare Blog。

http://blog.bioware.com/2014/08/07/casey-hudsons-departure-from-biowareea/

***

 BioWareにおいて16年近くゲーム開発に携わった後、エクゼクティヴ・プロデューサーのケーシー・ハドソンはBioWareを離れ、人生の新しいステージに立つ決意をした。我々は、彼がBioWareとともにあった時代を振り返り、その熱心な仕事ぶりと献身について、ケーシーに感謝したい。

 Neverwinter NightsMDK2 のテクニカル・アーティストとしてキャリアを開始した後、ケーシーは、2003年のゲーム・オヴ・ザ・イヤーに輝いたStar Wars: Knights of the Old Republic の開発でプロジェクト・ディレクターの役割を果たした。彼がその後、そのチームを引き連れて開発にあたることになったのがMass Effect 三部作であり、それは各種の賞に輝くシリーズとなり、私個人も、そして他の多くの者たちも、我々の世代の最も重要なサイファイ宇宙のひとつであると考えている。ケーシーのこだわりは製品品質、デジタル・アクティング・テクノロジー、そして心を掴んで離さない物語に向けられ、それらはBioWareのみならず、ヴィデオゲーム業界全体に対して大きな影響を与えることとなった。

 ケーシーは、本日朝、同僚たちに送ったレターの中で、その思いを吐露している。

「人生丸ごと分の驚くべき経験をすでになしてしまったという感じがする体験の後で、私はリセット・ボタンを押し、BioWareを去ることにした。本当に必要だと感じていた休暇のときを過ごし、人生の次のフェイズで本当にやりたいことは何かを突き詰めて考え、新しい挑戦に踏み出すことにする。  

 このような変化が容易に行えるときなどというものは決してないのだとしても、私は今がそうする最良のときであると信じている。我々の新しいIPの下地は完成し、チームは、インタラクティヴ・エンターテイメントを再定義することになるだろうと私が考えているタイトルの製造開始前のフェイズに進む。次のMass Effect作品も鋭意開発中であり、素晴らしい素材とプレイアブルなビルドを見れば、チームが今までで最良のMass Effect体験を提供できるに違いないことがわかる。そして、Dragon Age: Inquisitionのチームは、私がゲームの世界で目にした中でも最も美しいヴィジュアルを有する、真に野心的なタイトルの最後の仕上げに勤しんでいる。

 しかし、私が変化のときが来たと感じている一方で、これが私のキャリアの中で最も難しい決心であったことは疑いようもない。BioWareは、私が勤め始めた頃と変わらず、今でも魔法のように魅惑的な場所である。我々が携わるプロジェクト群は、世界で最も刺激的で、誉高いものである。我々のチームの者たちの才能には比類ない。そしてここの人々の中には、私個人の最も近しい友人たちが含まれている。君たちの多くと過ごした時間は、私が家族と過ごしたそれよりも長く、そしてその毎日が楽しいものだった」

 ケーシーはまた、BioWareファンたちへの感謝のメッセージを残している。

「ゲームの仕事に携わるずっと前から、私は、驚くべき、忘れがたい経験が待つ場所に私を送り込んでくれるゲームの力に魅了されていた。私がゲームの中で実際に使われることになる一番最初の素材を作った時(MDK2の中のレーザーの稲妻だ!)、私は、インタラクティヴ・エンターテイメントを創造するプロセスに幾ばくかでも貢献することができる自分が、どれだけ幸運であるのか信じることができなかった。

 今、四つのメジャー・タイトルの開発を主導してきた後、私はそれらのゲームを創造する過程で役割を果たせることの重大さを、心の底から感じることができる。とても多くの君たちが、我々の創造した世界の中で楽しいときを過ごしてくれるという考えそのものが、私のキャリアを特徴づける業績であり、そして君たちの長年にわたる支援があってこそ、成し遂げることができたのだ。

 ありがとう。

 我々のプロジェクトは、確かな腕を持つ者たちに委ねられることになるし、今後は私自身も君たちと同じように、それを遊ぶ楽しみを待ち焦がれることになるだろう」

 愛情を込めた別れの言葉として、私はスタジオ全体に成り代わって、ケーシーの仕事熱心さ、情熱、長年にわたって我々に教えてくれたすべての事柄について、永遠に感謝したい。それは品質に対する系統だった専心、チームワーク精神と仲間意識、そして何よりも先にファンのことを考えることである。しかし中でもとりわけ、ケーシーがスタジオの我々ひとりひとりに、明日は今日よりもより良くなるように要求し続けて来たことをあげておきたい。我々はその精神に則り、目標と進歩に対する自信を持ちながら、Dragon Age: Inquisitionを完成させ、新しいMass Effectゲームと新しいIPプロジェクトに携わることになるのだ。

 ケーシー、ありがとう。これは終わりじゃない、新しいはじまりなのだ。

***

 おそらくどこの会社でもこのような感じの惜別の辞が送られるんでしょうね。スタジオGMは、いわば「工場長」、「開発所長」の立場でしょう。 

 "The Final Hours of Mass Effect 3"の中でケーシーへのインタヴューが読める。

 「ヴァージン・ギャラクティック」の宇宙船で地球の外に出てみたいかと尋ねられたケーシーは、興味がないと答えていた。パッセンジャーでいるよりも、パイロットでありたい(自家用飛行機の操縦は彼の趣味のひとつ)。 

 BioWare/EAも巨大企業になっちゃいましたから、ケーシーほどの業績があっても、なかなかままならないのかもしれませんね。

2014年7月28日 (月)

YOU'VE BEEN CHOSEN

 BioWareのメール配信登録は随分以前からしていますが 、今まで、ろくなメールが届いたことはなかった。

 表題のようなメールが届いたときも、速攻で迷惑メール送りにしようとしてしまった。こんなもの、あぶないダイレクトe-メールの代名詞じゃないですか。「選ばれた貴方だけにお送りします」と一緒だ。

それからBioWareであると気が付き、中身を見て、おおかた、またEAが買収してBioWare部門に割り振ったゲームの紹介だろうと思い、トレイラーを見た。

http://www.youve-been-chosen.com/

 これがもしかして、BioWareの新IPってこと? 

 少なくとも、BioWareのエグゼクティヴ・プロデューサー、ケーシー・ハドソンは、「新IPは『現代のストーリー』(contemporary stories)を語るものとなる」と先月語っていた(次のGameSpotの記事参照)。

http://www.gamespot.com/articles/watch-bioware-tease-its-new-project-with-a-nightma/1100-6421298/

 ホラーだとしたら安直すぎる気がします。すでにジャンルには競合が山ほどひしめいてるのではないか(さすがにクトゥルフものはできまい)。
 やっぱ「選ばれし者」だけに、エスパーものでしょうか?

 最近は洋ドラをほとんど観ないので、どれがどれかわかりませんが、あったよなあ(ありそうだよなあ)、こんなの。
 BioWareがいまいち掴み切れていない、若い世代のぼっちゃん、じょうちゃんに受ける目的でも、「エスパーもの」は無難なのかな。  

 サイトには英語版の他、独語版しかないこと、文中で"Cologne, Germany "がメンションされていることからして、今年のGamescomでより詳しくわかる、ということなんでしょうね。今年の開催は、8月13日-17日(現地)です。

2014年1月15日 (水)

BioWare New IP ワイルド・ゲス(3)

 ようやく本題に向かう(はず)。

 BioWareの新IPはどのようなものか、当てずっぽう(ワイルドゲス)をやってみようという趣向。IPとは「インテレクチャル・プロパティ」、知的財産(権)のことですが、ここでは単に「フランチャイズ」、日本語では「シリーズ」、「タイトル」とかそういう程度の意味。

 まずこの新IPは「PC、XOne/PS4向けAAAタイトルのソロプレイを主体としたRPGである」という前提を置いてしまいます。

 理由:そうでないと私自身の興味が湧かないから。

 プラットフォームと開発規模に関しては間違いないと思います。iOSやAndroid向けだったらなにもケーシーのチームがやる必要はなく、今までどおり外注するでしょうし。コンソールも新世代向けと考えていいと思います。

 マルチプレイヤーについては、もちろんME3のように付録としてつくことは当然ありうるし、むしろ全てのプラットフォームを制覇するというEAのポリシーからみたら、当然なんらかのマルチプレイ・ソーシャル部分がくっついてくると考えたほうが確からしい。「主体とした」まで言わなくても「ソロプレイ・キャンペーンがある」くらいでもいいかな。

 次に、一体どこまでが「RPG」に含まれるのかというのは即座に不毛になってしまう議論ですが、例えば到底RPGとは呼ばれないシューターのBFシリーズ、パズルのPortalシリーズはRPG臭が少ない(むろんゼロではない)、ステルス・アクションのMGSシリーズはRPG臭いというように周縁部分を線引きするしかないでしょう(それですら個々人で意見が異なるので収拾はつかないと思うのですが)。

 「すべてのヴィデオ・ゲームはシミュレーション、すなわちロールプレイである!」という正論を吐かれてしまうと身も蓋もないのですが、買い手は実はそうは思っていないわけで、ある程度緩い定義をする意義はあると思います。

 前提はそんなところ。あ、あとやっぱ狙うマーケットは欧米ですね。頑張っても10万本くらいしか売れないガラパゴス列島は視野に入っていない。

 それで考えてみましょうと言っても、実はほとんど答えが絞られていると考えることも可能なので、悪あがきともいえてしまうのですが。

 以下、とても単純な考え。

 根拠はMass Effectシリーズのエグゼクティヴ・プロデューサーであるケーシー・ハドソン(Casey Hudson)のTwitter。
(Twitterに関しては、あれもこれも適当にフォローしまくっていると大変なことになってしまうので、本当に絞りに絞っていた。そのためケーシーのつぶやきをなめて読むのは実は初めて。大事なこと以外ほとんどツイートしないとても男前な人であることがわかった)。

“Most of our core team that worked on SWKOTOR has been together throughout the Mass Effect series, and now our new IP project.”

「SWKOTOR(Star Wars: Knights of the Old Republic)に過去携わったメンバーのほとんどがMass Effectシリーズを手掛け、今また新IPゲームのプロジェクトに移行することになる」(2013・7・15)

 やっぱサイファイRPGか・・・。

 人によっては、新生Star Wars(すなわちルーカスではなくディズニー)のRPGだろうという人もいる。
 BioWareが開発したMMOのSWTOR(Star Wars The Old Republic)がWoWキラーになれず、サブスクライバー数もなかなか伸びず、早々にF2Pに移行してしまったので「羹に懲りて」の物言いをもち出す人もいるにはいるけど、Star Warsの新シリーズはあり得ますよね。
 問題は「Star Warsそのものは果たして新IPか」という疑問(当然ながらSWKOTORの三作目は候補に入らない)と、世界制覇をもくろむ悪の二大帝国EAとディズニーが組むことなんてあるのか、というあたり。

 サイファイかあ・・・、Mass Effectじゃ何がダメなんだろうか・・・。
 ここで終わってしまってもいいのだが。

 以下、込み入った考え。

 一般的に考えれば、DAが(ダーク)ファンタジー世界を舞台にしたRPG、MEがサイファイ銀河世界を舞台にしたRPG、いってしまえばふたつのRPG「王道」路線だと言えます。
 ここに新IPを投入しようというのですから、棲み分け、少なくとも縄張りは考えるはず。 

 ジャンルで考えてみるのが妥当でしょうか。具体的作品は膨大なので、(果たして正しいかどうかは問わずに)Wikipedia(en)を参照して、ここ数年くらいのAAA(及びそれに準ずる)タイトルっぽいものから挙げてみました(2008~2013)。シリーズもの(シークエル・プリクエル)は特に断らずにシリーズ名、代表作のみ記載。

 「ジャンル」の定義もかなり諸説が出そう。背景となる世界観で分けてしまうと、ファンタジー(ハイ/ダーク)、サイファイ、リアル(現代)、レトロ(近代)、スチームパンク、ニアフューチャー(近未来)くらいでカヴァーできちゃうし、これですらいくつかの軸が混乱している。リアルのダーク・ファンタジーはあり得ます(ハリポタ)し、リアル(あるいはレトロ)のサイファイ(バック・トゥー・ザ・フューチャー)もある。ファンタジーにサイファイやスチーム・パンク(さらには学園もの!)を持ち込むのはファイナル・ファンタジー・シリーズのお家芸で、ニアフューチャー・サイバーパンクならRPGではないが臭いが強いBorderlandsシリーズとか。

 正しさよりも面白さを狙って、ごちゃごちゃな軸でやってみましょう。
 ( )はとてもAAAタイトルとは呼べそうもないもの。人口密度を表すために載せてみました。

一枠:ファンタジー
 Dragon Age、TES:Skyrim、Diablo、Final Fantasy、Fable、The Witcher、Dragon Quest、(Dragon’s Dogma、Sacred、Tales of Destiny、Divinity、Risen、Kingdom Hearts、White Knight、DrakenSang、Super Mario RPG、Last Remnant)

二枠:サイファイ(スペース・オペラ)
 Mass Effect(Phantasy Star、Xenogears、Xenoblade、Space Ranger)

三枠:サイファイ(スチーム/サイバー・パンク)
 **出走中止**

四枠:ニア・フューチャー(ポスト・アポカリプス)
 Fallout3、Fallout New Vegas(Shin Megami)

五枠:モダン・レトロ(現代・近代)
 (Chrono Trigger)

六枠:ステルス
 Alpha Protocol(The Last Story)

七枠:タクティクス/ダンジョン
 (Disgaea、Grimrock、Etrian Odyssey、Fire Emblem、Legend of Heroes、Pokémon、Valkyrie)

八枠:マルチプレイ・アクション
 (Monster Hunter)

 まあ、私も色々とつっこまれるのは覚悟の上ですが、自分としてもつっこみたいこともある。リストにはDeus ExやDark Soulsが入っていないのですね。あまり網羅的ではないし、それからやたらMac偏重だったりと、Wikipediaのダメなところも散見される。それもこちらで補完してやればいいだけですが。

 では馬券予想、当落予想、ではなくて勝手分析を。

一枠:ファンタジー
 列挙するのが嫌になるくらい過密、稠密ジャンル。Dark Soulsは当然ここに入れるべき。それを含めて作品あたり百万本以上の売り上げが期待されるものだけで十シリーズは下らない。Dragon’s Dogmaなどの準AAAで漏れているものがありそうだし、インディなど予備軍まで入れたらまだまだありそう。そういえばTwo Worldsも抜けているな。Kingdom of Alamurはカート・シリングに敬意を表して、というか武士の情けでやめとこう。

二枠:サイファイ(スペース・オペラ)
 Mass Effect独占区。
 Star Warsなどスぺオペ映画とのタイアップ作品は専らアクション・ジャンル(Force Unleashedなど)に向かい、開発の面倒なRPGはMMOを除くと最近はほとんどない(最も売れているLEGOシリーズはアドヴェンチャーとみなして除く・・・)。

三枠:サイファイ(スチーム/サイバー・パンク)
 意外にも「該当なし」という穴場。そんなはずはないと色々見てみたが、Dishonored、BioShockなど他ジャンルに作品があるので勘違いしていたということでしょうか。
 Fallout 3とNew Vegasがここを埋めているとみることもできそうだが、Chrono Triggerも見方によってはここ。時代を遡ればもちろん色々出てくるのですが、旬は過ぎましたかね。そういえば最近、ウィリアム・ギブソンって今なにやってんのかなあ、と調べてみたら、あんまりなんにもやってなかった。時代の寵児、一世風靡。

四枠:ニア・フューチャー(ポスト・アポカリプス)
 破滅もの、終末もの。他のジャンルではResident Evil、Borderlands、The Last of Usなどなど、他にも沢山目白押しですが、RPGジャンルはFalloutの後光が眩しすぎて誰も近づかないのか。いや、後光ではなくて熱核爆弾による汚染か。
 ここでいう破滅は熱核爆弾、生物・化学兵器やその人体実験など人類自身の愚かさの結果として起きる破滅を指し 異星からの侵略と戦う場合はスぺオペに入れたほうがいいかもしれない。異星からの侵略によって地球が完全統治下におかれてどうしようもなくなるゲームなどアメリカンやカナディアンは作らないだろう。「銀魂」じゃないんだから。

五枠:モダン・レトロ(現代・近代)
 英語版は出ていて高評価なのにリストにはなぜかPersonaシリーズが入っていない。ここは本当に少ないですね。JRPGなら他にも学園ものを中心にバシバシ思いつきそうですが、あちらでは受けないという前提か。近代と言えばCthulhu(クトゥルフ)のRPGって最近なかったっけ。Call of Cthulhuは遥か大昔の作品か。Chrono Triggerがリストにあるのはリメイク版ですかね。ああ、DS版か。ファンタジーにしちゃってもいいんだけど、わかりやすいんで入れときました。

六枠:ステルス
 The Last Storyはプレイしていないので、レヴューを鵜呑みにしてここ。間違っていたらごめんなさい。Deus ExはRPGだと信じているのですが、凡作Alpha Protocolを含めてもそんくらいしかありません。RPGではないがMGSやSplinter Cell、Assassin's Creedなどがあるので飽和しているということでしょうか。特にRPGである必要もないのか。

七枠:タクティクス/ダンジョン
 まだまだいくらでも列挙できます。JRPGとそれを手本にしたインディもの数知れず。正直飽和状態だし、BioWareが手掛ける必要もない。Orge Battleが抜けているのは時代違い。

 何の気なしに調べたら、FFTのクリエーター(松野 泰己氏)がKickstarterで資金集めているそうな。

http://www.ign.com/articles/2014/01/14/ff-tactics-creator-launches-kickstarter-for-new-rpg

八枠:マルチプレイ・アクション 
 あちらではあまり受けないようだ。はたしてRPGかどうかって話もある。 

 他にもスーパーヒーロー、ホラー、ウェスタン、ヒストリカル、などなどジャンルはありそうですがニッチ過ぎてBioWareが参入するようなものではない。

 分析すると何か違う絵姿が見えないかと期待していたのですが、上の単純な答えを補強することになってしまった。
 やっぱ、サイファイ・ジャンルが完全に狙い目ですね。人口密度が薄いので共食い(カニバリズム)は起きないと考えていいのかもしれない。

 正統派ミリタリー・サイファイ・スぺオペのMass Effectとは趣向を変えてくるのでしょうが、それがどんな感じかは予想は難しい。消去法でしかないが、スチームパンクはすでに古い。Deus Exでやりきったとも思えないサイボーグ系もRPG以外のジャンルではかなり飽和状態。ステルスも混雑がひどい。ホラーはDeep SpaceやBioShockなどに任せとけばいい。

 なんだかんだで、Mass Effectとは味わいの違うスぺオペ風味の作品になるのではないだろうか。
 いっそSpace Ranger以上にオフビートでファンキーなサイファイ活劇をやってくれると嬉しいのだけど。密輸とか、脱走とか、詐欺とか、外交とか、裏切りとか。宇宙船サルヴェージなんかもいいなあ。とはいえMMOのEVEみたいにクソ真面目なかんじではなくて、銀河万(よろず)屋、何でも屋、「銀魂」以上にしみったれたやつ。いつもいつも銀河の破滅を阻止するのが愉しいわけでもないだろうし。

 

2014年1月14日 (火)

BioWare New IP ワイルド・ゲス(2)

 そういえば、DA2では主人公は「ヒューマンのみ」という設定が発表されたとき、ファンから怨嗟の大合唱があがりました。DAI主人公も開発サイドは当初ヒューマン一本と考えていた節がありますが、今ではクナリまで含めた四種族に広がった。
 DAOでは三種族から選ぶことができたので、DA2での「縮小再生産」に怒ったと考えるのが自然でしょうね。

 Mass Effectシリーズでその手の嘆き節が聴かれたことは寡聞にして知らない(なんでもくれくれ言うファンはいるだろうから、どこかで騒いでいたのかもしれない)。

(ME3マルチプレイでは、プレイヤーが操作するキャラクターは当初ヒューマンのみ選択可能だが、功績によるアンロックを通じて複数種族から選べるようになる。最後はヴォラスまで選べるそうだ。まったくプレイしていないので知らんけど)

 ME4(仮称)がDAOのように複数種族のオリジン(背景物語)を有する作品になるって考えたらどうなんだろう、そう書いてしまってから「ひょっとするとありそうかな」と思っちゃいました。
 リーパーズ撃退後の世界が舞台ならバッチリはまりそうですね。主要種族はボロボロになった自らの主星系に戻り、その主惑星で復興を進める立場にたつ。主人公は銀河文明社会の再建・復興者である。シェパードは軍人・戦士のロール・モデルだったけど、今度は大工・石工のイメージ。

 反論どうぞ。

1.「どの」エンディングのシークエルだよ? ファン(?)はあの中の「どの」エンディングも認めていない。さらに言えば「赤」でも「青」でも「緑」でもないNull値エンディング(エクステンデド・カットで導入されたリーパーズ勝利のエンディング)の場合どうすんだよ。BioWareが勝手に「正典」(カノン)を持ち込むのが許されないのはわかっているんだろうな。

 まあ、Null値エンディングを選んだプレイヤーはご愁傷様と切り捨てることにしても、「緑」は確かにきっついなあ。ぶっちゃけ不老不死でしょ? 物語として成り立たないよね(皆が不老不死なのに、どうして戦争でわざわざ死ぬのか。かなりのこじつけが必要)。ケーシーたちがME3以降のシークエルを予め計画していたのだとしたら、そこは考えなかったのかと真っ先につっこみたいところ。だからME4はシークエルではないという強烈な根拠にもなりうる。

 ME3のエンディングにあわせてME4の設定が(物語冒頭からはじまって全編)変わるなんてことはとてもできないという前提。一本の設定で、すべてのエンディングのその後として描かれるようにしなければならないと考える。その場合、「赤」と「青」のエンディングの辻褄合わせは、「緑」に比べれば遥かに楽ちんですね。

 「緑」の苦しい言い訳として思いつくのは範囲を限定してしまうこと。「最後の戦いに臨んだオーガニックとシンセティックのみ融合してシンセシス・ハイブリッドとなった。他は影響を受けなかった」とか? ロンドンの戦いに参加した兵士がハイブリッドに変わるシーンはあったので、「地球の戦いに参加していた者のみ」シンセシス・ハイブリッド。これならなんとかマネジャブルかな。ただし、どの場合でもシンセシス、それからシンセティック(ゲスの皆さん、とは数えないか)は、主人公オーガニックと二度と接触しないということにしないと成り立たない。「青」と矛盾するからね。

2.マス・リレーも使えなくなったのに、それぞれどうやって母星系まで戻るんだよ。FTLジャンプを繰り替えすってのはいかにも無理があるぞ!(タリが生き残っていたとしても、その旅でおばあちゃんになってしまう)。

 そこはそれサイファイご都合主義。例のなんとかいう未発見素粒子かなんかを手掛かりに、あるいはダーク・マターでもなんでも使ってマス・リレーなしでも星系間航行が「できちゃいました!」とかしちゃえばOK。この銀河にはウラシマ効果だってないんだからなんでも大通しだ。

3.シークエルなら、当然シェパード艦長やノルマンディ・クルーの偉業が「伝説」として語られるはず。ところが前作までの場合分けがあまりに多すぎるので、すべてをフォローするのは大変である。 

 いやそんなことをする必要はない。ノルマンディとシェパードの活躍は途中までハケット提督はじめアライアンス他の銀河連合軍がトレースしていたのですが、シェパードもアンダーソンもロンドンの戦いで消息を絶ってしまいました。ノルマンディ搭乗員についてもシタデル起動後に戦闘中行方不明(MIA)。
 シタデルがどうして起動して、何故に銀河諸種族が救われたのか、シェパードとノルマンディがそれにどのように寄与したのかは、まさに「神話」、「伝説」として後世の皆が好き勝手に語っているだけになるでしょう。  

 ご指摘のとおり、キャラクターの運命についての場合分けがあまりに多すぎるので、すべての主要人物を実際に登場させる(あるいは死んでいる場合は誰かにエピソードを語らせる)ことは難しいし、なによりファン・サーヴィスでしかない面もあるので冗長でしょう。各種族(とびぬけて長寿なアサリを除く)の世代が何度か変わったあたりに時代を設定する必要があると思います。100標準年後とかですかね。そのくらいの期間ではリーパーズに蹂躙されたどの惑星も復興はまだ途上のはず。

 個人的には、シリーズ通じてコンシステント・クルーであったジョーカーとリアラ(ME2ではわけあってサボりましたが)は、何らかの形で「真実」を伝える役目があると思う。ジョーカーは日記やヴィデオを残しているとか。リアラについては、まだその時点でぜんぜん生きているはず。たかだか200歳ちょいですからね。
 まことに残念なことに、(シンセティックまたはシンセシスとなった)EDIは全部のエンディングをひとつの設定で満足させるという条件に抵触するので登場させられません。「緑」エンディングは選択肢に含めることを避けるべきだったとつくづく思う(もちろんシークエルを出す気がないなら構わない)。

4.やめろ! すべては洗脳だったのだ! こんな話は最初から不毛だ! 

 まだ言っとんのかい。

 ということで、ME4がシークエルであることを希望する私にとっては、非常に厳しい状況にあることがわかります。バッサリ、実は「赤」が「正典」でした、とやっちゃえばいいのに、とまで思うのですが、その意味での「正典」が「緑」なんですよね・・・。

 いっそ、「緑」の世界でシークエルをやるのか。皆がシンセシスになっていて、長寿どころか、事故や戦闘でもない限り永久に死なないの。イモータル。とってもつまらなそうなので、避けてほしいなあ。

 そろそろ新IPの話題に移りたいのですが、またしても余談で力尽きました。下準備もあるので一旦終わり。

BioWare New IP ワイルド・ゲス

 ここのところDAIリリース延期恨み節ばかりやっていたので、Mass Effect方面の話がすっかり抜け落ちておりました。

 実は昨年のうちにME4(仮称)の開発風景が公開されていたようです。主としてBioWareスタジオにおけるMEチームの開発作業風景の写真ですが、開発者PCのディスプレイに映った画面をIGNエディターたちが分析したヴィデオがIGNサイトで閲覧可能です。下のリンク。

"Next Mass Effect Game Described As Fresh, But Familiar "

http://www.ign.com/articles/2013/12/20/next-mass-effect-game-described-as-fresh-but-familiar

 次はそのうちYoutubeで鑑賞できるヴィデオ部分。

"Mass Effect 4: Image Analysis "

http://www.youtube.com/watch?v=4Kx9AANJTOk

 ただしそこでは、ケーシーのかねての約束通りMass Effect銀河を舞台にした作品であるということがわかる程度。シェパード艦長のストーリー・アーク(リーパーズ襲来)以前のお話なのか(例えばテューリアンとのファースト・コンタクト戦争、バタリアンとのスキリアン・ヴァージをめぐる植民星紛争)、それともリーパーズ撃退後の銀河復興のお話なのかもわからない(上はStar Trekオリジナル・シリーズの時系列的なプリクエルであるEnterprise、シークエルであるStar Trek Next Generation他からの連想)。シェパード艦長の物語と同時進行、「外伝」扱いだとすると、リーパーズ撃退以上のクライマックスを用意することなどまずできないはずだから、ちょっとどうかと思います。

 IGNエディターによれば公開画像の画面にはテューリアン似のキャラクターなどが見えているそうで、(銀河航行可能レヴェルまで進化・進歩した有機生命体がリーパーズによって一掃される「収穫」サイクルでいうところの)異なる時代サイクルのお話ではなさそうだ。

 異なるサイクルにおいては、シェパード艦長のサイクルと同じようにアサリなどが銀河航行種族になる保証はなにもない。現に直前のサイクルで銀河を制覇していたのはプロシアンだったわけで、彼らがアップリフト(知性化)しなければアサリは数もまともに数えられない程度の知性のままだったかもしれない。ヒューマン、テューリアン、サラリアンなどで言えばそれぞれ(地球でいうところの)猿、鳥、両生類(サイクルを跨いで生き残ったプロシアンのジャヴィックはトカゲと間違えていたが)に似た状態のままだったのかもしれないし、それら同様アサリ独自で進化したとしても、アップリフトがなかったら全く別の方向に進んだかもしれない。

 そしてジャヴィック曰く、「このサイクルには眼がふたつしかない種族が多すぎる」。他のサイクルでは、左右対称ベース、酸素呼吸(あるいは酸素に害されない)、最大身長6フィート以内の、音声(言語)を介してコミュニケートする生物が知能の面で優越的になるかどうかわからないし、そもそも「視覚器官」に大きく頼る生命体かどうかもわからない(まあ、Mass Effectのようなヴィデオゲームでそれやっちゃうのは無理でしょうが)。

(余談)アサリのモデルはハッキリ明言されていなかった気がするが、退化した触手からみてタコなどの軟体動物だったのだろうか。そういうジョークはジョーカーがしつこく繰り返していたはずだが。ところがリーパーズ自体の形状・洗脳能力は、自らを生み出したリヴァイアサンと呼ばれるコウイカに似た(ただしとても巨大な)水棲種族のそれらを模している。アサリ・タコ起源説はこれと被っているのでどうかなと思うし、ハナ―もどうやら軟体動物がモデルのようだ。またアサリの生殖に関する特徴は地球上の「動物」の「生殖」とは異なっているのでオリジンは別なところにありそう。もしかしたら(ミトコンドリアのイメージで)共生(寄生)生物由来なのだろうか?

(余談の余談)ちなみに(リアル地球では)コウイカは軟体動物の中で最も知性が高い生物とされているそうだ。

 わざわざ断る必要もないくらい、ここまで全部「余談」の塊ですし、表題である新IPの話題の入口にすら到着しなかった・・・。

 登場人物の誰もガンやソードを振り回さない(振り回せない)、紛争解決に暴力を用いない(用いることのできない)、ハナー、エルコア、ヴォラスなどの種族が大活躍するヴィデオゲームは(シャレ以外で)作るはずがないし(ゲーム内には内輪のシャレでハナ―のスペクターが大活躍する映画がありましたし、BioWareはそれを題材にしたコミックまでリリースしましたが)、平均的プレイヤーと知性のレヴェルが変わらない(失礼)、ヴォーチャが主人公になることもありえない。
 結局はシェパード艦長のシリーズの遺産を引き継ぐことになりそうですね、というお話でありました。その物語の時点から見て将来のことが読者・観客に予めわかっている「プリクエル」はどうにも好きになれませんので、個人的には時系列的な「シークエル」を希望。一旦終わり。

2014年1月13日 (月)

BioWare New IP

 昨年末の記事を見落としていたので、かなり旧聞に属しますが、Mass EffectとSWTORのチームが新しいIPゲームを開発し、プレイアブルな状態であるとのこと。次のリンクはBioWareプロデューサー、ケーシー・ハドソンのTwitterに関するGameSpotの記事。

http://www.gamespot.com/articles/new-ip-from-kotor-mass-effect-team-at-bioware-already-playable/1100-6416828/

"Exciting times around the studio. Playable internal builds of the next Dragon Age, Mass Effect, and new IP. My task today: play 'em all!"

 「Dragon Age、Mass Effect、および新しいIPゲームの社内用プレイアブル・ビルドをプレイしたおすのが今日の自分の仕事だ」とのことで、私のPCで見ると日付は去る12月20日。Twitterの日付システムがどうなってるかよく知らないが、ケーシーのTwitterはマイク・ダラー氏がDAIの新情報をBioWare Blogに掲載した12月19日(現地)と同じ週に発信された(すなわち同日ではないと言う意味)との記載があるので、「現地時間」でしょう。

 新IPはともかく、Mass Effectの四作目も開発進行中とのことですので、私の雨乞いの踊りは今後次のような祈りを込めて踊ることになります。 

 DAIが、予定通り2014年秋ごろにリリースされる。

 Mass Effectの四作目が、2015年中にリリースされる。
 

 新IPゲームは(どんなものか一切不明ではあるが、MMO/MO、MPオンリーのゲームではないという前提で)2016年中にリリースされる。 

 DA4が、2017年ごろに・・・(もうええっちゅうの)