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2015年3月 4日 (水)

ボン・ヴォヤージュ!

 BioWareゲイダーさんが10年間続けてきたDAライターから、別プロジェクト(不明)へ異動。引き続きライター職なのかどうかもわかりませんが、DA世界で、あの「ゲイダー節」が読めなくなるのは悲しいです。

 DAI開発中から体調も悪かったようで、ここのところシェイプアップに励んでいるとツイートでは言ってました。リード・ライターはあまりに激務で、リリースまでに心身ともにぼろぼろになってしまうんでしょう。ゲイダーさんだって、いい加減結構なおとしだしね。

 島国人勘違いしているけど、年功序列はこちらの専売ではない。ゲイダーさんのように15年も同じ企業で働き続けたら、たとえクリエーターとはいえリード・ライターはマネジメントのはしくれ、どうしても偉くならないといけないってことなのでしょう。後任パトリックにもそれなりの職責を与えないとならないだろうし。悲しいかな、それが大人の事情ってやつです。

 2009年あたりから約五年の間、ブログの勝手翻訳でつきあってきたので、ゲイダー流のややこしいコロキオイズム(言い回し)にどっぷりつかって、それを訳するのが快感になって、他のライターの平素な書きぶりがなんか物足りないと感じてしまうことも多々ありました。これは結構辛いものがあります。強烈なブランデーばかり飲んでるとフルボディ-のワインでさえ水っぽく思えてしまうとか。

 ゲイダーさんの名前など全然知らずに、BG2(自分としてはBGの前だった)を遊んでいた頃が懐かしく思い出されます。セガの日本語版もまだなかった時代なので英語版。ちょっとした意味を取り違えたりして、かなり四苦八苦した記憶がありますねえ。

 NwNシリーズではエキスパンション以外ではさほど前面に出なかったようですが(元々マルチプレイを主眼にしていて、ソロキャンペーンをばりばりに作り込んだシリーズではない)、やはり特筆すべきはSWTKotORでしょう。有名映画のゲームなんてダメに決まってるだろうと馬鹿にして、BioWareという名前だけを頼りに手に取り、結局あり得ないほど長く遊び倒すことになりました・・・。

 DAについてはもう何を言っても余剰です。個人的にお気に入りの「コンテンツ・カット嘆き節」、「残り20%のクソ仕事を黙々とこなさなければプロではない」(Obsidian聞いてるか)、「ロマンスはあくまでオプショナルである」などの「ゲイダー節」は何度読んでも面白い。

 インクルーシヴィティについては、申し訳ないが(神から見放された島国人の特権を行使して)無関心なので除きます。

 BioWareが用いる「ワード・バジェット方式の紹介」も「初期段階のキャラクター造形の大変さ」も、目からうろこでした。「BSNがヘイトに汚染されている」、「ごく少数の声がでかい連中が、まるで世論を形成しているような錯覚」、「やり方には自分の認める一つしかないと声高に主張する狂信者連中」などの話題も、私は非常に納得するところがあった。炭鉱のカナリアではないが、ゲーマー世界はネットの先達、悪いことは真っ先に起きる場所であるわけだし(良いことはあまり起きない・・・、んー無料DLCとかはあるかな)。

 でも一番好きだったのは、「物事の命名に関するゲイダーの法則」でしたけどね!

http://vanitie4.cocolog-nifty.com/rain_dancing_vanity_13/2013/02/on-narrative--2.html

 
 どうかお元気で。もし私の趣味にあいそうなタイトル(何でも良いわけじゃないけど)を手がけられることになるのなら、そこでもゲイダー節を期待したいところです。

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コメント

非常に残念なニュースですね。
今更ですが、そんな予感してたんですよねぇ、実は。
これが、ゲイダーさん最後のDAではないかと。

Vaniさんのゲイダー節の訳を読ませていただいて、良識的でバランス感覚のある方だという印象を持ってます。
ゲームを手にした一般プレイヤーへワクワク・ドキドキ感を大切に届けたいという情熱も強かったのではないでしょうか。
たまに聞かれる厳しい言葉も、一部の身勝手なファンから、それを守る為であるのもよくわかります。
(MLと違って)プレイヤーの心境・立場を理解した開発者側の「良心」だと言っても過言ではないでしょう。

DAIでのカサンドラやドリアンも、会話を重ねるごとに人物の魅力が引き出されていきます。
だから、3周以上プレイしても飽きません。
昔ながらのスルメの味。

一方、ブラックウォールやブルのような「一発芸」のようなストーリーを見てしまうと、この先のDAに不安を感じてしまいます。
まぁ、ゲイダーさんのような人が関わってたから、DAを応援していたよう所が私にはありますが。

 後はパトリックが引き継ぐというので、期待半分、心配半分ですねえ。文学的才能は間違いないのですが、リード・ライターってようは管理職でしょう? プレイング・マネージャーってやつですもんね。
 まあ奥さん(エディターのひとり)が四六時中見張ってるから大丈夫かな。相談相手がいるのは強い。

 DAIでもモリガンのセリフが多くなる部分、ようやく辿りつきましたが、やっぱゲイダーさんだなあ、と思わせる部分が多々ある。これが見納め、聞納めかあ・・・。フレメスもかあ(いや、そっちはたしか死んだし)。

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