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2015年2月17日 (火)

【DAI】あるひとつの歴史

 "Flemeth"と"Mythal"から気づけよ、と言われても漢字仮名交じり文を使う島国人には無理っす。それこそアルファベット言語話者の誰か気がつかなかったのか。

 前記事でいただいたコメントに答えながら、考えがぼんやりまとまりつつあります。
 ただし、「アイデアはどこから引っ張ってきたか」を探す過程であると同時に、見ようによっては「これからのプロット」の予測にもなってしまう。すでに書いたように後者は「当てる気」もなければ、あんまり「当たる気」もしません。

 これまでも「ブログの恥はかきすて」でやってきたので、まあ、書きますけど。
 

 だいぶ要諦がわかってきました。悪のライター衆の考えることを予想するのは、自分もどれだけ冷酷になれるかにかかっているのでした。
 また、歴史なんて自分ちのものさえ良く知らないアメリカン(パトリックはたまたまそうだが)と違って、カナディアン(ブリティッシュ・コモンウェルス)中心のメンバーなので、西欧の歴史の知識は大変しっかりしているようです。以降その前提を置くことにします。

 下に披露する私の説は、入り口の前提で瓦解すると残りすべてがゴミになります。私に「どうしても当てる気」があるわけではなく、今までゲーム内外で示されたこととあまり矛盾せずに成立しそうな一つのモチーフが思いついた、そういう前提でお読みいただければ良いと思います。

(もちろん、結果的に当たったら、「ほら! 私を褒めなさい!」と言う気満々ですが、あまりにひどく外れたら、この記事丸ごと削除するかもしれない)

 また、私自身が見落としていて、「それはもう公知」となってる部分があるかもしれませんし、勘違いして錯誤してるものがあるかもしれない。特にDAIのエンディング近くは、まだじっくりなぞっていないので、そこで示された点に比べると色々変なところがあるかもしれない。都度ご教示いただければ幸いです。

・エルヴァナーンの時代

(以下、固有名詞の発音はいまいち不確かなので、ご了承ください)

 エルヴァナーンが首都アーラサンを中心に繁栄していた時代、ヒューマンはまだセダスに現れていませんでした。なお、エルヴァナーンは、アーラサンが生まれる前からセダス全域に広がっていたのでした。
 エルフ文明は、(不老不死の)神々と(今でいう、定命の)エルフの民がともに存在する世界でした。
 ただし「共存」していたのではありません。
 (不老不死の)エルフの神々は、下僕の民として(定命の)エルフを創造したのでした。

〔ここは、次のように考えても、まあ成立します。「かつて定命であった原始エルフの一部が、おそらくフェイド(ビヨンド)の力で不老不死を獲得し、『神格』を得ました」 
 私はとりあえず、より残酷なモチーフのほうを選びました〕

〔この「神々」はエルフ主要九柱の神々に限定していません。ソラス(あるいはフェラッサンが)「貴族」と呼んだある程度の数の支配的な集団と考えたほうが良いのでしょう。魔法の能力(ビヨンドと交流できる力)が関係していると考えてもいいのかもしれません〕

 エルフの神々が、果たして(定命の)エルフと同じ姿形をしていたかどうかはわかりません。定まった姿形があったかどうかすらわからないのです。

〔神と人が共存するリアル世界の神話社会は、あくまで「人」が想像したものだから、考察上あてにはなりません。「人」が人造物を創造するなら「人」に似せるだろう。故に「神」も自らに似せて「人」をお造りになった。そこには自分勝手な思考の跳躍があるのです(が、ひとたびそれが信仰告白(信徒の信条)となれば、正しいことになるわけですが)。また使役するために創造するなら、自分の姿に似せようとする気持ちもわからなくもない。そこに必然性はありませんが〕

〔なお、お話の味付けとして姿形は似ていたと考えるほうがおもしろいと思います。ソラスやフェラッサンが、定命のエルフを(本来の)不死の民のカリカチュアライズされた姿と見なす方が、ざらざらしたいやな感じが増大するから。人は、猫やら犬やら、あるいはイルカやら、どことなく自分と似ているがやっぱり異なる獣は「かわいい」と思うことがありますが、DNAレヴェルであまりにも似すぎているチンプやゴリラのことをそう思う人はまれなはずです。「猿の惑星」の猿はもちろん島国人がモデルでした。悪意の産物。ゆめお間違えなきよう〕

〔つまり、リアル世界の神話の多くが用いるモチーフのように、定命のエルフは不死の神々によって「創造」されたと考える。最初から奴隷として使役するために。刺青はエルヴァナーンの時代からあったということが、ソラスの口から語られるのだそうです。それは「メーカー」(製造者)を示すのかもしれず、あるいは用途別のマーキングだったのかもしれません。
 または、刺青の有無は、単なる階級差別の印ではなく、不死(創造者)か、定命(被創造物)かの違いを示すのであったと考えると、区別が必要なほど「姿形は似ていた」とも言えるかもしれません〕

〔姿形が似ていたと考えると、別の空恐ろしいアイデアも思いつく。それはエルフ帝国再興のお話と関係しそうなのでおそらく後ほど触れることになります〕 

 しばらくすると、ヒューマンがセダス大陸にやってきます。エルフとヒューマンが接触すると、お互い友好的に交流をはじめました。

 
〔ところが、エルフの不老不死の力は,ヒューマン(すぐに死ぬ者ら、シェムレン、クイックリング)との出会いによって喪われていきました。またヒューマンと交わると、子はすべてヒューマンの見かけとなり、エルフの子が生まれません。
 ヒューマンとの接触を恐れたエルフは、アーラサンに閉じこもり、関係を断とうとしましたが、やがてそこもヒューマンの襲撃によって滅亡することになります。テヴィンター帝国は、生き残ったエルフたちを奴隷として使役しました〕

〔上が、DAO以来語られてきたお話ですが、ここはソラスの語りなどを手がかりにして、次のように矛盾なく書き直すこともできるようです〕

 エルフの不老不死の神々は互いにいがみ合い、けん制しあい、権力闘争が絶えませんでした。やがてその争いを発端に、なんらかの大事故(または戦火)によってアーラサンそのものが自壊してしまいます。不老不死の神々の一部は、エルヴァナーンからなんらかの装置(エルーヴィアン?)などを用いてビヨンドに脱出を図りましたが、元に戻る道が崩壊してしまったため、永劫の間そこに囚われることになってしまいました(定命のエルフが伝える「不滅の都」、エターナル・シティ)。

〔ただしエルーヴィアンだけではフェイド(ビヨンド)そのものに辿りつくことはできない。モリガンがそう語っていました。それ以外の何らかの手段と組み合わせたのか、あるいはアンカーのような装置のヴァリエーションを用いたのか、今となってはわかりません〕

〔なお、エターナル・シティは、アーラサンが「丸ごと」ビヨンドに「転移」したものと考えることもできます。語り伝えでは「アーラサンはテヴィンターの魔法(ブラッド・マジック)によって一瞬にして跡形もなく地中に埋没せしめられた」とあります。さて、ブラッド・マジックをはじめたのは果たしてテヴィンターだったのでしょうか?〕

 このとき、テヴィンターがエルヴァナーンに攻め入り、アーラサンを包囲したという事実があったかどうかは定かではありません(DAOのアーケイン・ウォーリアーの能力を伝授するスピリットや、DA2に登場したプライド・ディーモンであるアウダシティ「尊大」が、それらしいことを伝えていたような気がしますが、テヴィンターとエルフが本当に戦っていた確証はありません)。

 ともかく、稀に見る大異変・大惨事に気がついたテヴィンターは、アーラサンの周囲を偵察します。残されていたのは、大文明の面影を残すごく僅かの手がかりと、主人を喪って途方にくれる定命のエルフたちの群れだけでした。

 テヴィンター帝国は、数少ない遺物を手がかりに大文明の再現を試みるとともに、残された定命のエルフたちを奴隷として使役することにしました。テヴィンターに大規模な奴隷制があったからではありません(おそらく、このときはじめて生まれたのです)。エルフたちは、元から奴隷としてしか生きられなかったのです。

 古代エルフの言葉や文化がおおむね喪われたのは、ヒューマンの弾圧によるものではありません。奴隷エルフたちは、エルフの文化を担ってもおらず、自力で継承することすら期待されていませんでした。もしかしたら用いていた言語すら真正エルフ語ではなく、主人の命令を理解するために必要最小限の、水で薄められた奴隷語だったかもしれません。もちろん「文字」の使用は禁じられていました。「文字」は容易に奴隷たちの組織化、団結に結び付くからです。

 担い手だった不老不死のエルフたちが戦役で倒れ(負傷によって死ぬと思われます)、また生き残りはビヨンドに逃れてしまったため、エルフ文明は、文字を有さない奴隷たちの世代が入れ替わる短い期間で、あっという間に喪われてしまいました。

〔まとめると、ソラスの言から推測すれば、エルフの文化文明は、その中心であったアーラサンがエルフ自らの手によって「自壊」したため、あっというまに喪われた。生き残りの定命のエルフたちは使役奴隷でしかなく、文化文明を伝える意識も技能も有していなかったのだ〕

*** 

 上は、ソラスが復権したいと考えているらしい「私の仲間たち」(マイ・ピーポー)とは誰か?にこたえようとしたわけです。

 なお、"people"を「民」とか「人民」と訳すると、大抵誤訳になるみたいです(笑)。「みんな」というとぶっつぶれた政党みたいでイヤだし、「仲間たち」というのももうすぐぶっつぶれる政党みたいでイヤだが、ようはそういう意味に読んだ方が良いみたいです。渡部昇一氏の訳に、リンカーン(リンカン)の演説の"people"を「皆の衆」ってするのがあったが、語感がちょっとね。三波春夫師匠じゃないんだから(読者置き去りかい)。

 ちなみにエルヴァナーン(Elvhenan、依然、発音不確かですが・・・)の意味は、"place of our people"だそうです。ロシアの「母なる大地」ではないが「われらが大地」でいいかな。

 まー、今の時代ならリヴィジョニスト、「歴史修正主義者」、あるいは「史実改竄者」と誹られかねない内容ですね。

 まずテヴィンターとしては、こちらの歴史はおもしろくないでしょう。あらゆるものが「棚ぼた」で手に入ったと言われてしまうわけだから。
 もちろんデーリッシュにとっては、救いのない暗黒の歴史となります。(だから敢えてこの説を選んだんだけど)

 さて、頭を使うと思ったより疲れるようになってしまったので、あとは次回に回すつもり。
 ただし、書きかけの部分があるので、そのままにしておきます。

(テヴィンターが侵入したのはどこ?)

 文明の中央が消滅し、セダス全土に張り巡らしていたはずのエルーヴィアン・ハイウェイもほぼ全部不通になってしまいます。テヴィンター帝国が版図拡大するにつれ、各地に残されたエルーヴィアンや周辺の遺跡を発見していく。それによってネットワークの全体が断片的に解明されていく。予想される全貌のあまりの壮大さに驚愕したテヴィンターは、なんとかその再現を試みようとしたのでしょう。

 あるいは、その解明・探究の一環が、フェイド(ビヨンド)への侵入の試みだったのでしょうか。(フェイド侵入はアーラサン崩壊のしばらく後とされています)
 テヴィンターが侵入したのは「ゴールデン・シティ」だった、とするのはチャントリーの教えであり、はるか後になって生まれたお話。
 テヴィンター・マジスターたちが目指したのは実は「エターナル・シティ」ではなかったのか。

(その他の問い、メモ)

・フェン・ハレルとミサルがアーラサン滅亡に果たした役割、または背負うべき責任はあったのか。あったとしたらなにか。

・喪われた神々とは何か。古の神々とは何か。 

・エルフ九柱の主神たちから二柱(フェンハレルとミサル)を除くと、七柱となる。古の神々が七柱とされているのと数があうのは意味があるか。

・ミサルが、当時ハイエヴァーの貴族だったフレメスに転移した時代と辻褄は合うか。
 確認済み。フレメスは、アヴァーの前身であるアラマリ族のヒューマンでした。

・どうしてヒューマンとエルフの間の子はヒューマンなのか。

・ドリーマーとはなんであるか。アーラサン時代から存在していたのか。

・キーパーとは何か。「キープ」するのは、エルフのロアと魔法とされていたが、本当か。

・キーパーの制度(慣習)はいつから生まれたのか。ハラムシラル滅亡の前か後か。

・ハラムシラル時代、エルフはすでにヒューマン化されていたと考えてよいのか。
(ブリアラが復権しようとしているハラムシラル時代のエルフ自治は、ソラスにとってなんの興味もないものか)

 ここら辺まだ雑ですが、意味があると思われれば膨らませて行くことにします。

(追加)

・ミサルはその死にあたり、スパーク(閃光)となって、ヒューマンの貴族であったフレメスに転移した。
 フレメスがDAOウォーデンに打ち倒された場合にも、何らかの方法でエッセンスを残し、蘇生することができた。
 DA2フレメスは、「難を逃れるため」一旦アミュレットの中に(おそらくエッセンスの形で)身を隠す。
 さらにDAIエピローグでは、自らのエッセンスがソラスに転移した。

 アーチディーモンはその死にあたり、エッセンスとなって最寄りのダークスポーンに転移し、再生することができる。DAOクライマックスでは、アーチディーモンが打倒される瞬間に最寄りのウォーデンに、あるいはモリガンの孕むウォーデンとの間の子の胎芽に転移している。いずれの場合も、再生はかなわない。
 DA2:Legacyで殺されたはずのコリフィアスも最寄りのウォーデンに転移した。
 コリフィアスは、DAIでも爆死の瞬間、ウォーデンに転移している。 

 これらの能力の源は同じなのか? だとしたら、それは何か?

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コメント

考察ワクワクしながら拝見しています!
一連の流れにMEのプロセアンとアサリを思い出しました。
プロセアンが神でアサリは被支配者、
プロセアンが(内紛ではなく外患ですが)滅んだら
棚ボタ式にプロセアンの技術を継承して
アサリは長命・技術も能力も抜きん出た種族となった所が、結構重なって見えまして。
テヴィンターも「我が帝国はセダス一!」な人々ですから、
最悪動揺の余り証拠隠滅に奔走しまくるとか反応酷い事になるんでしょうね…。
(あ、もしかしたら既にやってるのか)

しかしフェンリスは憤慨どころじゃないかもですね(笑)
何だよ定命のエルフはDNAレベルで奴隷かよ!勘弁しろよ!て。

 おっ、たしかにMEの絵姿に似てきちゃいますね。やはり宗教や創世を取り扱っちゃうとそういう物語原型になるんですかね? 超越者とそれ以外。人類が超越者の場合はアップリフトもの。MEクローガンの知性化みたいなやつですね。アメリカン系のサイファイって、結局流行るものはそういうテーマのものなんですね。あとは侵略もの。

 書いているようにまじめに「当てる」つもりないから、どんどん残酷にいけますよ!

→ヒューマンと交わるとヒューマンしか生まれない。
 これを膨らますと、「奴隷として創造されただけではありません。実は初期の定命のエルフは、神々とされた不老不死の民の一部から生みだされた複製なのでした」
 
 クリーン技術で生まれたほ乳類は一般に、出生率が低い、正常出生率が低い、幼生死亡率が高い、寿命が短い、などと騒がれています。それらが科学的に正しいかどうかも、その場合その理由も不明(未公表?)でしょうが、私含めた「ど素人ども」が抱いている「イメージ」として、自然受精した個体よりも「脆弱である」というものがすり込まれてますよね。

(反論)エルフには外見だけでも様々なヴァリエーションがあるではないか。
 SWジャンゴ・フェットの一つの細胞から生まれたストームトルーパーズ(全員DNAが一緒でしたっけ)のたぐいではなく、様々な細胞を用いたのかもしれませんね。
 でも、「一般にヒューマンの目から見ても非常に美しい姿形?」ってどうですか? 私にとっては人工的な気もします。 

記憶違いかもしれませんが、アサリの長寿って元々獲得してたんではないのでしたっけ? 地球の爬虫類みたいに生き残り戦略が個体の強靭化と長寿命化。ワニやトカゲがそうですね。あー、クローガンがそれか。二重器官だ。アサリのモデルは軟体動物? 貝類じゃないですよね、あさり(笑)。

哺乳類は再生産の回転重視だそうで。両生類モデルのサラリアンは多産短命でさらに再生産重視。

あばばば、確かに寿命については違ってましたっけ!すみませんでした!!

言われてみれば有機生命体に関してのそれは脆弱だとか、人為的な技術で生み出したそれが自然に生まれた個体を超える事は無いって刷り込みありますね。(倫理的な点か宗教的意味合いかはあると思いますが)
技術は進歩してるし反証に足るデータが揃えば、それも偏見として過去の妄想になるのかもですが。

MEに限らずSFだと無機生命体に関しては軒並み親を超えられて恐怖に陥るのもある種の刷り込みですね(笑)
DAでは無機生命体ってゴーレムなのでしょうけど、あれは器を丸っと取り替えるって意味で生命体を作るって事では無いので除外か。

うん、アサリはなんかジョーカーがタコが云々の冗談を言ってた記憶がおぼろげに…烏賊の足じゃぁないなあれは。あさり汁おいしいです(笑)

ああ、また鋭いところついてきちゃいますね。

 ゴーレムは、最近DAでほったらかしにされてますけど(私も知らんぷりしてましたけど)、宗教上すごい重要だと思いますよ。ただドワのゴーレムはかなり際どいヴァリエーション、バイオテクノロジー(むしろサイバネティック?)ですよね。
 島国では意外と知られていないでしょうし、とっても意外かもしれませんが、ゴーレムはユダヤ教由来なんです。「なんで?」と思っちゃいますよね。機会があればその話もぜひ。

 MEリーパーズがまさにそうですが、人工生命体の知性が人類(有機生命体)のそれを超えるお話は、最近よく話題になってますね。あのスティーヴ・ホーキングが「それまぢ危ないからやめとき、しゃれにならん」とか真剣に議論している。「テクノロジカル・シンギュラリティ」で調べると結構あります。

 クローンも、ゴーレムも、AIもそうでしょうが、いずれも一神教が奥底に抱えている(信者以外からすれば)妄想にも似た恐怖、悪夢なんでしょうね。私は(おそらくロボット大好きな島国人の多くは)まったく肌で感じることはできないけど。

 生命(知性)の創造は神の専権事項なのに、それを人類ごときが奪った。
 神を冒涜した先に待ち受けるのは破滅。
 
 呪文を間違えると(すなわちプログラミングを間違えると)ゴーレムが手がつけられないくらい凶暴化する話は、ユダヤ教の時代からすでに織り込み済みなんです。昔の人はやっぱ頭良かったんだ。無知蒙昧に思ってしまうのは、それこそ無知蒙昧な現代人のおごりですね。

 

うぅわーゴーレム、ユダヤ神話由来だったんですね、而も旧約聖書も物凄い詰め込まれてる(汗)

ゴーレムに刻まれる文言てあれ……発音エルフ語ぽい、てあれ?
運用させる際の物凄い制約も課されてたりするのも、運用できても知性が低かったり、創った際に予想外に巨大化して慌てて壊し(殺す事と同じ意味をちゃんと呪文に込めてるのもいいですね)たら、崩れたその体の下敷きになって死んでしまったってお話も、確りしてるなぁという印象。
今も昔も人間がやらかす事って神話の時代から進歩ないよって事を考えると、王道中の王道を伝え続ける事って人間には本当に必要な事なのですね。
昔の人に頭が下がる思いです。

>神話の時代から進歩ないよって

当たり前です。だって人間は、生まれたときは皆赤ちゃんだから!

 Google図書館が救ってくれるのは、過去人類が残した様々な情報(文字主体ですが、今や画像・映像、音声など、それに限らない)を収集する際の手間、紆余曲折を減らす手助け、高速化・効率化だけですもんね。少しでもまっとうな学問をかじったことがあるなら、この手間にあまりにも時間を喰うことに愕然としたことがあるはずです。
 それでも結局出てくる結論(学説やアイデア)は「きっといつか出ただろう」ものからあまりずれることはなく、出るのが早くなるだけ。

 ピケティなる学者の説が流行ってますが、おそらく膨大な経済データーを、PCかなんかでちゃちゃっと分析して答えを出している。以前ならあの人が死ぬまでの間に完成しなかったでしょうね。まずデーターがまともに集まらないからね!
 それでも出た答えは、はるか昔にカール・マルクスが出したものとさして変わらない。

 
 寝て、食べて、仲間(people)と交流して、ものを育てて(作って)、言葉や様々なものを覚えて、多くは子供を残して、老いぼれて死ぬ。
 この世界を解決してくれない限り、変わりませんね。Googleには無理だ。

 不老長寿って、ここから逃れる解決策のひとつなんですけどね。ただ、果たしてそうなったら、しゃかりきになって学問や発明・改善をするんかいな?
 逆に、生まれたとき、すでに赤ちゃんではない、というのがまた(もうやめよう)。

 
 あるいは、ゴーレムなどの物語のインパクトがそれだけ強烈と考えることもできますね。「土から生まれ土に還る」は、ようするに創世神話の「アダム」のことです。ユダヤのラビは、きっと「ほんまにできまんのかいな」とそれをコピーしようとしたんです。
 後に、「フランケンシュタイン博士」の世界でも、最近のAIものでも、まったく同じようなことを繰り返すんです。ここまでくると「強迫観念」、オブセッションなんだと思います。

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