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2015年1月28日 (水)

【DAI】少し横道(セリーン=エカテリーナ?説)

 そろそろ飽きて来た、わけじゃないんですが(それも若干ある?)、また来週くらいにブログをおやすみする用事ができそうで、その準備もあって、更新も多少ゆっくり目になります。
 まー、どうせこれから先はほとんどクリティカル・パスの内容。多少の選択の違い以外はみなさんご存知なはずなんでいいかな。
 いや、本当にすみません・・・。時間と気力と体力が整わないときつい。

 何か埋め草がいる。「ウインター・パレス」、書きそびれてました。というか、どうしても私は、ゲイダーさん他のライター衆(カナディアンとアメリカン)の「歴史的意識」に懐疑的なんですよね。前も書いたように、「実は知らないのか、知っていてわざと避けているのか」、見当がつきません。

 詳しい方には叱られるかもしれませんが、以下ごく表面的な情報です。

 「ウインター・パレス」は、セントピータースバーグ(サンクトペテルブルク、一時期ペトログラード、レニングラード)の「冬宮」(「冬宮殿」とも)を言っているのは間違いない。

 あー、英語名表記がこの後非常にうっとうしいことになるので、英語読み表記に拘泥しているこのブログの「意地」を曲げ、この記事の人名は例外的にロシアンのカタカナ名通称を用います。だって「キャサリンって誰?」になるから。

 途中省略しちゃいましたが、ヴァリックの発言で「冬宮でこれなら、夏宮はどんだけ(でかいんだ)?」というのがありました。セントピータースバーグの「夏宮」は、ピョートル(ピーター)大帝時代のものが現にある(噴水で有名)が、実質の「夏宮殿」は、「エカテリーナ宮殿」を言うのだとも。そちらはエカテリーナ(キャサリン、エカチェリーナ)一世に由来する。

 そんな、海外旅行だけが生きがいのおばさん(…失礼、というか確率的には間違いない)の薀蓄みたいな話、何の関係があるんかと。
 セリーンのモデルがエカテリーナ? だとしたら、どっちの?

 もちろん有名なエカテリーナ二世でしょうね。クーデターによって夫を排斥し、自ら皇帝の座に就く。当時文化文明の中心、おフランスあたりで流行していた「啓蒙思想」の崇拝者、というところでセリーンのモデルには、ドンピシャでしょう。
 旦那(ピョートル三世)は廃位後、痔の悪化(笑いごとではない、欧州の歴史ではよく出てくる)で死んだことにされたが、ようは暗殺されたのであり、エカテリーナの関与も噂されていた。(もちろん、セリーンはこれまでずっと独身ですが、多少の違いはよいでしょう)
 だが、ロシアン・オリジンではなかった(現ポーランド、当時神聖ローマ帝国領邦)こともあって、女帝は簒奪者として民衆の反感を買う・・・。
 まー、長くなりそうなので、あとはwikiでもネットのファンサイト?でもご覧あれ。

 エカテリーナがモデルですよね?と言われて、「違う」と答えるのは無理な感じ。明らかに念頭に置いているはず。(無類の男好きだった、というところは「現代風」にアレンジされてしまったが) 

 そこで気になるのは、文化文明の中心地パリス(・・・パリ)ではなく、敢えてセントピータースバーグ、ロシアの女帝を選んだ意味があるのかと・・・。DAのオーレイはリアル地球のおフランスじゃなかったざます? セダス諸国にリアルのロシアを模すところはなかったはずではないざます?
 しかもしかも。ロシアはキリスト教正教、エカテリーナも当然、結婚に際して正教徒に改宗している(洗礼はプロテスタント・ルター派)。
 DAのアナロジーでは、(暗黙裡に)カソリック=オリージャン・チャントリー、正教=テヴィンター・チャントリーとなってるんじゃなかったか。(そうであっても、テヴィンター=ロシアというのは、「ソヴィエト」のあった時代、冷戦時代の発想に毒された誤ったアナロジーだというのは定見だと思う。ゲイダーさんは、どうしても言えと言うならテヴィンターのモデルとして念頭にあるのは「ローマ帝国」、それも「ビザンチン」(東ローマ帝国)って言ってたかな?)

 まあ、そこら辺になると突然「ファンタジー・セッティングなので!」と適当にごまかすんでしょうか。書き手の「歴史的意識」どないやねん、と不安になるところ。
 いや逆だろう。「対外戦争」(過去のテヴィンター、ネヴァラ、フェラルデンとの戦い)、「宮廷内政争」(ギャスパード)、「異民族・民衆蜂起」(ブリアラ)といった様々な動乱を描くため、敢えてエカテリーナがモデルのほうが都合がよかったのだ?

 ま、流石にDAシリーズで、この後「フランス革命」を見せてくれるとは思えませんけどね・・・。

(これも重箱の隅、と言われそうだけど、ドリアンの「愛国心」も気になるんですよね。ナショナリズムの発想はフランス革命後(正確にはナポレオニック・ウォーの時代以降)のはずだから。裏返しでセラちんの「アナーキックな発想」もだいたい同じあたりに出たはず。もちろんミサル神のお話は、時節がら私も知っていながら避けることにします・・・。なんだ一緒じゃねえか? いやまじでしゃれにならん)

(追加)ドリアンの件、どうにも気になるので色々読んでいたら、「ローマ人には祖国意識、愛国心はあった」説というのを見つけました。テヴィンター帝国がローマ帝国のニュアンスを含むなら、ありかもしれない。ナショナリズムには必ず(仮想)敵国が必要であるのに対し、ローマ人の祖国意識は「よそよりも超越しているという誇り」が原動力のようです。だとすれば、しっくりくるかな。(追加終わり)

 どっちみちDAIでは、エカテリーナほどの「ゲームの達人」ぶりは、あまりよく示されなかったというのが正直なところですかね。
 ああ、噂の「寝室」だけはこの後出てきます。

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コメント

うむ。やっぱりww。
私が確信したのは、ジョジの妹、イヴェットの会話から。
女帝、美術品コレクション、ウィンターパレス…。
ん~、ん~、それってひょっとしてエルミタージュ美術館?
なら、エカテリーナ?って感じでした。

DAのオーレイはフランスのはずなのに、DAIはどこかロシアくさいとこありますね。
「獅子の地」(日本語版)の雪深い採掘場のある所は、ロシアか東欧を思わせますし。

宮廷舞踏会の映画シーンといえば、ふた昔前なら若かりし日のヘップバーンの「戦争と平和」とか有名だったような。
時代は違うけど。
「人生を愛すことは、神を愛すこと」でしたっけ。

 おお、エルミタージュ!(ハーミテッジ、なんで「隠者の」博物館だっけ?)。海外旅行だけが生きがいの(もういい)・・・。自分行ってみたかったんだよなあ、過去せっかくの機会を逸しちゃった。

 オーレイにはフランスだけではなく、ロシアも混入してそうですね。皇帝はナポレオンじゃないですね、あれは。
 どのみちロシアはとにかく半端ない「おフランスかぶれ」でしたからね。「戦争と平和」の時代(ナポレオニック・ウォーですね)はそのおフランスの軍隊に攻められて鬱積したものが噴出するから、さらによくわかるのではないでしょうか。「おっかけ」ぶりは島国がばりばりの「メリケンかぶれ」だった時代(大正)をさらに上回っているはず。そしてその相手と戦争になるのも、よくある話。「コア・ペリフェリ論」までいうと言い過ぎだし、与するわけじゃないけど、文化文明が「低き」に流れるのは世の常ですね。「高い低い」の議論は面倒なのでやめにしますが。

 私はフリー・マーチズの都市国家群がやたら登場する点が、まだしっくりきていないんですね。BioWareの人たちは、どうしてあそこが好きなのかな? DA2のカークウォールにはじまり、DAIでは他もものすごい勢いで詳細掘り下げはじめてますね。最初はバルカン半島がモデル(ウエイキング海が地中海との連想)かと思ってたんですが、領邦ドイツかなあ。

 エンプリス・デゥ・リヨーン(Emprise du Lion)、なぜそこだけ仏語?と思ってました。訳すと"Hold of the Lion"、"Grip of the Lion"だそうで「獅子の地」かあ。セリーンの生家(ヴァーモント家、家紋が獅子)が奪還した地だとか?
 デールズの周りがエメラルド・グレイヴズ(Emerald Graves)、エグザルテド・プレインズ(The Exalted Plains)と、アルファベットだと"E"はじまりが三つあっていつも間違うんですよ・・・。

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