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2014年11月

2014年11月30日 (日)

【DAI】Skyrimなら、BioWareなのに。

 次から次へと、Skyrimにそっくりとは言わないけど、「なんか見たことあるよな」というなフィーチャーが。

 レヴューの評価がいまいち伸びなかった理由は、(1)PC版に限ってしかわからないがバグ、グリッチの数多さ、に加え、(2)Skyrimの二番煎じに見えてしまう、(3)Skyrimもそうなのにシャビーと呼ばれてしまうストーリー、というところでしょう。

 要するに「Skyrimなら(こうだった)、BioWareなのに(これかよ)」ということかな。

 実は一部には、BioWareがJade Empire(MLがリード・ライター)ですでに実現していたものもあったと思うが、いかんせん売れていないゲームだと「なかった」ことにされてしまう。

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 アストラリウム。よく考えるとSkyrimには登場しないのだが(星座は全く違う用途で登場)、まるでパクったみたいに感じちゃうんだよね。

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 んー。一筆書きは「解法」があるから作業になっちゃうんだよなあ。これ面白いの?

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 これはSkyrimそのものかな。あまりにそのまんまなんで驚いた。

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 アイデア実現は「早いもん勝ち」ということが良く分かりますね。こんな凝った現実味のある場面も、Skyrimを遊んでいれば驚きもしない。

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 戦闘シーンが全然ないのもまずいかなと思って。

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 敵かと思った。Skyrimなら皆殺しにできるな。

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 Skyrimや兄弟作品Fallout 3(特にNew Vegas)では、「なんや、あんちゃんクエスト・べアラーだったんかいな!」とそこらのNPCに驚かされることがしばしばだった。DAIだと「そうです、いかにも私がクエスト・べアラーですっ」と言う感じで立っている。

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 ここにキャンプ(逗留場所というより前線基地)を設営する。こういうのはSkyrimというより、RTSのノリですかね。

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 さすがにキャンプをどこにでも設営できるわけではないが、ファスト・トラヴェルに使えるだけでもありがたい。

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 リクイジション(物資徴発)の机、ポーション製造の机、休息用天幕は常備。物の売買をさせてくれないのはリアリティ重視でしょうかね。

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 クエストがてんこもりで、どれから進めていいかわからず収拾つかなくなる感じは大好きですが。

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 そのノリだって、Skyrimにもあったよなあ。

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 そこらじゅうで第三者同士が戦っているのもFallout 3、Skyrimではおなじみの光景。

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 生き残ったほうが、インクイジションの手の者ですね。先ほど行方不明なので探してほしいと言われた偵察。

 ここでようやく、BioWareらしいといえるフィーチャーが。

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 例のサーチ、レーダー状の探索をかけると、何やら手紙が見つかる?

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 そこに死んでいるアポステイト・エルフのことを書いてある。意味ありげだ。

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 そして偵察はこのエルフのことを知っている。詳しく。

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 え、(女同士であることはインクルーシヴィティーの観点から黙認するとして)君ら、この殺伐とした中、敵味方でちちくりあっとったんかい?!
 しかも青天で?!

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 やっぱ、事務所(ちがうわ隊長)に報告されちゃいますかね?
 ちうか、うちらがインクイジションの指揮系統ではさらに上におるんやけどね。

 「ヴァリック?」という選択肢が出ていますね。それをぽちっとな。

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 いいか、ねえちゃん。この戦争の真っただ中で、敵のアポステイトとおけつ丸出しで付き合える間柄になるなんて、そんな稀有な才能は使わない手はないぜ。

 俺たちに役立つ情報を集めてきな。週刊誌にも、事務所にも、バーニングプロの人にも黙っててやるからよ。

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 すると、(人によって出ないときもあるが)こういう映像が出て。

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 彼女は、インクイジションのエージェントになりました。

 今書いていて気が付いたのですが、エージェントにしたら何かいいことがあるんだろうか。
 相手のところに定期的に訪れなければならなかったりするんだろうか。よくわからないが、今後もちょくちょくエージェントの候補者に出会うことになる。

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 その先は、ヘラルドにとっての初ひとりリフト閉鎖。
 「ひとりでできるもん!」

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 画像ではさくっと終わったようになってますが、ここは大変往生しました。
 Normal難易度やめてCasual難易度でやろうかと思ったくらい。

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 分析してみると、レイジ・ディーモンにずっと炎の呪文を浴びせていたんだね。きかへんもん。

 ヘラルドとソラスの杖を「氷」のものに持ち替え、ファイアー・レジスタンスの装備(注)があれば用いて事なきを得た。
(注)ただしこの時点でほとんどなかった、かつ、デラックス版のオマケ・ローブがそうであることを知らなかったので用いなかった。

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 まだリフトが閉じてもいないのに、ソラスがヴァリックと世間話を始めていることの証拠となる字幕。HPバーをご覧ください。レイジ・ディーモンのおかげで、いい感じに減ってますよね?

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 君ら四六時中一緒にいるんだろ。ヴァリックの本の感想など、暇なときに伝えろ。

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 なにやら堅牢そうな要塞が見える。

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 カルトの巣窟? カルトの者が自分たちのことをカルトとは呼ばないでしょうが。

 ディヴァイン亡き後、チャントリーがぐずぐずになっている今、信者たちはバラバラになって勝手に信仰対象を選び始めている。
 お前ヘラルド名乗るなら、奇蹟を起こしてみんしゃい!ということみたいです。

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 要塞からの展望。なかなかいい。これは、Jade Empireの山中の隠れ寺院の場面をほうふつとさせるシーンです。

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 良いグラボ欲しいなあ。970はPS4が買えてしまうくらいの殺生なお値段だから、Vitaよか安い750あたりかなあ。

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 なにやらサーチ・レーダーに誘導されて、正味の話二十分以上彷徨いました。

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 ただの酒瓶じゃないか。

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 確かに、Skyrimにはない、BioWareらしいといえばそうだが、時間かかりすぎ。勘弁して。

【DAI】やっちまったかと思いました。

 ちゃんと説明読まずにやるから・・・。大変なことになってしまったかと勘違いした。

 なお以下、(おそらく)大きな【ネタバレ】あり。

 ちうか、最初からネタばれブログですから、文句言われても知らん。

 とあるレッドなんちゃらというところで、そこでバッカリ分岐すると知らずに軽い気持ちでミッションを選び、けっこー苦労して時間かけてようやく終わったと思ったら、最後の最後に、どうでもよさげだと思った選択肢でキャスの好感度がドッカンドッカン下がり、とはいえボスとの戦闘直前のセーヴしか残っておらず、泣く泣くやり直し、ほっとして戻って見たら。

 あれ? ミッション消えてますよ?!
 出たあ、グリッチだあ。つうか、ここまできたらバグだあ。
 いやそうではない。そこでようやく気がついた。二者択一? 

 しかしそうであれば、何も知らなかったのに、よくぞ最初に手に入れていたほうのミッションをずっとやらずに留め置いて、かなり後から入手したものを偶然にも先に手掛けたものだ。自分で自分を褒めたい。 

 まー、あと残りひとりのコンパニオンに出会えないのも、薄々理由がわかった。そゆことだったのね。今後も手に入れられないっちゅうことはないだろう(それだったら、MLがノイローゼになるくらいの暴動が起きてるはずだから)。このまま進むべし。 

 でも、出口見つかるまで長い間拘束するのなら、インヴェントリの逃げ道とか欲しかったなあ。途中でサンダル君がいたらさすがにおかしい、というか不気味だけど。

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 一体これを何度見たことか。最後にはイライラが爆発しそうになった。

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 ん、ローグ? んなもの連れて行くに決まってるだろう。DnD型RPGの鉄則です。
 ただし、セラちんを連れて行ったおかげで、BioWareのデモ映像と同じ悲惨な目に会うところを観てしまったが。

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 で、誰、おたく? 

 あたしゃ、テヴィンター・マジスターかと思いましたよ。

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 なんか、途中に出て来た、こいつかと思ったの。

【DAI】マルチプレイ

 何年ぶりかわからないくらい、セミリタイアして久しいマルチプレイ。お侍様(じゃなくてRPGサムライ様)のお誘いで遊んでみました。ありがとうございました。またおつきあいください。

 短い時間だけのおつきあいだったのですが、よくできてるなあ、という気がします。

 久々のマルチプレイ、しかも最初音が出なくて(何らかの理由でアウトプットが変更されちゃっていた)うろたえてしまい、あまり映像が撮れていない。あっても、よそ様のキャラ名とか入っているので勝手にアップすることもできず(しこしこ加工するほど暇でもなく)、せいぜい一、二枚だけでお茶を濁します。

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 なぜかしょっぱなにキーパーを選んでしまったが、結果的に全体が見えてとてもよかった。

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 最初の頃はタレント(スキル?)は二つしかボタンがなく、最後になっても四つしか選べないそうだ。 
 しかもスキルツリーはソロプレイと違うんですね。結構悩む。

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 まあ・・・、初回にしては良くやったほう・・・。
 なぜかコンソール・コマンドが開いているのはご愛嬌。誰か閉じ方知ってたら教えて。

 噂通り、結構難しい(というか敵が固い)ので、だいぶレヴェルアップしないと最後まで行き着くのはきついですね。何回目かで、なんとかボスまで到着しました。結局やられたはずだけど(笑)。

 ちょっとショックだったのは、上級職をアンロックする方法が、素材を集めて装備(メイジの場合はローブ)をクラフトで作成しなければならないということ。それって収集にランダムの要素もあって正直きっつい。レヴェルアップしていけばアンロックというのが楽だったのに・・・。 

 私の場合はおそらく週末午後から夕方、平日は夜遅くの短い時間しか遊べないと思いますが、長くセミリタイヤしてたおっさんでもなんとかなるみたいです。

 ご興味あればどうぞ。

2014年11月29日 (土)

【DAI】バンターが出てこないのではないか問題

 DAIどのくらい売れたかなー、とネットで調べてみましたが、まだ大した情報はなく、すでにあちらのヘイターが「オワコン、ぜんぜん売れてねー」と、どこかの島国のバカみたいに騒いでいる。お前ら自身がオワコンだからな。

 まあ、あちらでは年間売り上げの80%の玩具類が一気にさばけるというブラック・マンデー(あぶないあぶない、違う違う、フライデー)次第でしょうね。つまり、たった今この時点(時差込み)が勝負どころ。

 GTAとかCODとか、同時期発売の他のAAAタイトルが一千万本近くは軽く行くのだろうから、目標五百万本(私が勝手に決めた)のDAIは、それに近く売れても「やっぱり売れなかった」と散々言われるのは目に見えているが。 

 むしろ気になるのは、下のIGN記事、一部で発現しているという「パーティー・バンター(チャット)が出ません」問題。バグなのかグリッチなのかBioWareは真面目に調べると言っているらしい。

http://www.ign.com/articles/2014/11/27/dragon-age-inquisition-party-banter-issue-under-investigation

 私も最近は、メンツがレッドブル(違う! 誰がタイランド発祥日本製をパクリもといインスパイアされたオーストリア産F1スポンサーの健康ドリンクじゃ!)、ヴィヴィ、セラちんとかとっかえひっかえになってきたのですが、喋らんなあ。いや、セラちんがひとりで笑いこけたりするときはあるが、掛け合いが少ないというか、滅多に起きないなあ。

 思うに、あまりにプレイ時間が長いので、実はパーティーを編成・組み換えしたその直後には出るが、それ以降はなんらかのイヴェント(リフト閉鎖など)がないと、ほとんど出ないというのが真相ではないのか。リフト閉鎖を最初にまとめてやってしまうプレイヤーだと、かなり長い間(数時間とか)、なーんもチャット、バンターがないことが続くのかな。

 ヴィヴィアン(もう面倒なので統一。やっぱヴィヴィアンヌに聞こえへんし)とキャスの会話で次のはあったけど。

ヴィヴィ「カサンドラ、ヘイヴンのコンクレイヴに出席するよう同意させるなんて、ヴァリックをよく説得できたものですね?」
キャス「ディヴァインの御前でカークウォールの事件について証言させたかったからな」
ヴィヴィ「口述文書で済むのにわざわざ同行させる意味がありまして?」
キャス「ジャスティニアが・・・、彼の著作にサイン(オートグラフ)して欲しがったからさ」

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 そして、書いた以上は証拠写真を見つけようとすると。

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 こんなにも大変だなんて。膨大な動画ファイルの中に埋もれてしまいそう。 

 ほんと、バンター・チャットまでまとめて載せるのは壮絶な掘り起し作業がいるので、そのときどきにしよう。

 セラちんについては「こういうぶっとんでる娘いるなあ、いるいる」と思えるのだが、(英語版で)バンターやチャット一回聞いただけでは何言ってるかわからないことがしばしば。MEのジョーカー並に「若者の?」チャットなんでしょうかね。
「ブリーチ」と自分でつぶやいて、ひとりで笑い転げてる意味は、なんとなーくわかるんだけど。

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 ああ、そうだな。君の言うとおりちょろいもんだって皆にわからせなきゃな。戦争終わらせて、空の隙間も縫い合わせるなんて。

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 やたらハイテンションのリアクションの嵐のくせに、たまーに皮肉言われると、こうやって黙り込んで身構えてにらんでる娘って、いるいる。

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 簡単なやつから順にな、もちろん。

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 うはは、あんたバカでしょ? 皆まじめに頭抱えちゃって、笑い飛ばす奴なんていないよ。それがどんだけ間抜けなことかもわかってないし。

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 あんた面白いかも、ヘラちゃん。もしかして、ちょっとはほんとにチョーズンさんじゃなくない? 

"a little chosen"・・・。こんなの、ど、どないせいっちゅうねん!

 ううう、訳すの疲れる・・・。

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「カレン? 威張り散らして回るなら、中身もそれなりじゃないとねー。髪形はいけてますけど?」

(直訳?) カレン? (軍人用の)革長靴手に入れるなら、大人になっても履けるやつじゃないとねえ。でも髪形はいいんじゃない?

 私の悪口なぞ、お子ちゃま級だとおわかりでしょうか?

 ん、レッドブル(違うから)のはないのかって?

 んんん、まああああ、そのうち気が向いたらな(やる気ない気満々だな)。

2014年11月28日 (金)

【DAI】アドヴァイザーズ他(3)

 キャスとのお話は、この後もまだまだ続くのですが、あまりの分量のため断念します。

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 DA2のときより、アイコンがぎらぎらしているように見えるのは気のせいか。

 キャスの身の上話は要点のみ記載。他はご自分でご確認ください(笑)。

 ネヴァラはカンバーランドの由緒正しいペンダガースト家(と発音してますね)の出自で、王女のひとりにあたる(七十八番目の王位継承者だっけ)。だが彼女はその身分を一切顧みず、ジョセフィーヌから高貴な身分をインクイジションのため利用するよう求められても拒否している。
 両親は謀叛を疑われてとき王に処刑された。幼いが故に見逃されたカサンドラと兄アンソニーは、モータリターズ(死者の弔いと埋葬に特化したメイジ)である叔父の手で育てられる。

 カレンのファンは、ご自分で隅々まで観るだろうし、そうでない人に興味はないだろうから、省略といきたいところだが、そうもいかないか。

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 この手の話で必ず出てくる、「テンプラーにだって良い人はいる!」という陳腐な言い訳。「みんながみんな悪い人じゃありません!」、「私の知ってる人は良い人です!」という思考停止状態の叫び。 

 そして何時も私は腹が立つ。そら、いるだろう。いようがいまいが関係ないのだ。たとえ良い人がいたって反日新聞は反日新聞だし、周辺某国はご覧のとおりだ。誰も良い人がいないなどとは言っていない。良い人がいても何も起きないから問題なのだ。 

 そして、中には「良い」人がいることは、インクイジションにカレンが参加していることでもう十分わかっているはずじゃないのかな。

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 パンチパーマこそやめたらしいが、どうみても、反社会的勢力の代貸か若頭。

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 こんな稽古じゃなく、実戦に備えさせんかい!

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 手下が持ってきた書類は、みかじめ料の水揚げ金額ですかね。

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 そして、何やら我を忘れて熱く自説を語り続けるのは、人生それ以外何も披瀝することのない、青少年スポーツ関係自称指導者の「私の教育論」でしょうか。
 一回表から「うちの子」にバントさせるやつね。あの新聞と親和性が高いねえ。

 考えるに、カレンって過去作でもそういうキャラクターとみなされていたのかね。思い起こせばそんな節もなきにしもあらずだったが、ちょっと面喰った。

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 あげく、報告を持ってきた手下が、近くで稽古している兵の剣でぶっ刺されれてますよ!
 ほんま、この手のグリッチには事欠かない。

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 サークルは今のお互いにとって愉快な話題じゃないな。

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 現在のテンプラーの状態のことも、今話したくはないな。

 私が共感できるとしたら、カレンは仕事では不運続きというところかな。フェラルデンにしろ、カークウォールにしろ碌な目には合っていない。

 十三で望んで騎士団の稽古に参加し、十八で正式のメンバーに認められた。サークル・メイジがそうであるように、全寮制のテンプラー予備軍たちも、家族を恋しがる生活を送らなければならない。違いは、望んで入ったかそうでないか。

 まあ、過去作をプレイしていれば、だいたいわかりきった話だよなあと、まさにカレンが「チャント・オヴ・ライトを学ぶ間、退屈で心ここにあらずとなることもあった」と認めるように、私も別なことを考えながらクリックをしていたら・・・。

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 誤爆った!

 これは英語がわかりにくかった、と言い訳・・・。時間もないというのに、あわててリロードですよ。いらぬ潜在的なロマンス関係の知識を仕入れてしまった。
 しかも、その後もずっと出続けるんだね。私にはちょっと邪魔かも。

 まあ、若い時から全寮制で、男女比もきっと大きく偏っていて、かつ禁欲的な日常生活を送っていると、なりがちだよなあ(なんの話じゃ)。

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 そしてリロードすると、こうやって誤動作をするのだ。何事かと思いましたが、なんの脈絡もないポップアップですよね。

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 気を取り直して、フェラルデン・サークル時代のことを尋ねる。予想通り、詳しくは教えてくれなかった。好感度が増すと反応も違うのでしょうか。

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 カークウォール時代のことも、公知の事実のみ話している感じです。騎士団長メレディスが赤いレリウムの彫像になってしまった事件は、あまりに衝撃的なため、皆が知るところなのでしょう。ヴァリックのことも、カークウォールのチャンピオンとつるんでいたこと以外は、ここに来る以前ほとんど知らなかったという。 

 カレンもきっと十分以上は話を聞かないと全部は終わらない。

 うかうかしているうちに、ここまでで六時間くらいプレイしていることになっちゃった。

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 ここで、ようやくっすよ。ヒンターランドへ旅立つことにする。

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 胸毛?!

 またグリッチかと思いましたが、パーティー編成画面なんですね。凝りすぎ(笑)。

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 今は三名しかいないはずなんで、選ぶも何もない。

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 先行して偵察していたドワ女、ハーディングとお会いして、色々情報を仕込む。
 とにかく、ここでは馬を手に入れないとね。マザー・ジゼルに会えばメイン・ストーリーが進んじゃうのだろう。

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 ヴァリックがなんか絡んでくるが?

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 途中で言い澱んで、キャスが呆れるというのが、掛け合いのパターンですか?

 さあ、この後はご承知のとおり人それぞれ。私はヒンターランドをこの四人のメンツで相当長い間駆けずり回ってしまい、今となっては、いいところで打ち切って、別のメンツをリクルートしてから回る手もあったなあ、と後悔している。

 つうか、自分のプレイ進める暇がないんですけど!

【DAI】アドヴァイザーズ他(2)

 キャスとカレンは、兵たちの訓練場にいるようだ。

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 他所の人たちの会話の字幕がうるさい。

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 ウォー・ルームの報告の字幕がうるさい。

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 いきなりかい!
 コンテンツのフロント・へヴィーも極まれり。

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 剣の腕前にお世辞を言われても、喜んでいるのかどうかわからない?
 と思ったら好感度がスライトリーあがったらしい。

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 よせよ、照れるぜ。 

 あっのぉー、これだけでその場で溶けてしまう野郎って、いますよきっと。

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 キャスがしたいのは、だがインクイジションに関する話題だ。 

 カサンドラは、インクイジションの活動を通じて、これまで信奉してきた全てのものを破壊しようとしている。かつての同僚たちが、いずれ彼女を狂信者扱いするのではなかろうか。

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 そして、ヘラルドをなぜ信用するのか尋ねると、答えは、無実だと信じるから。 

 さっき溶けた野郎どもがヴェイパライズ(蒸発)して影も形もなくなるだろう。 

 目に見えない大きな策謀が蠢いているはずなのに、他の連中は何もしようともしない。やがて炎の中に立たされても、それが熱いと文句を言うつもりだろう。

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 だが、果たしてそれがメイカーのお考えなのか? 推し測る他にない。

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 まず恐慌に見舞われているチャントリーがこれ以上の障害を生む前になんとかする。
 次にブリーチを閉鎖する。そしてこの混乱の事態を招いた黒幕に対処する。

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 最後に、私のこれまでなした過ちに償いが必要であれば、喜んで差し出す。

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 その対価があまりにも高くつくことのないようにだけ祈っているが。

 お話はまったく素晴らしいが、この画面はいただけない・・・。何事かと思いました。

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 自分を疑う理由が全くなかったわけではないんだろう?

 償いとは、下手人と誤認してヘラルドの身柄を拘束したことに対するものを言っているんでしょうね。

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 あの惨劇について語ることのできる誰かを見つけなければならなかった。誰であっても。

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 後悔の念を抱えたまま、立ち去ろうとするが。

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 何故か振り向いて。

407
 そなた、自分が選ばれし者だと信じていると言ったが、それはつまり・・・、メイカーを信じているということなのか?

408
 この場合考えるまでもない、一択です。"Yes."

409
 それは・・・、元気づけられるな。

 メイカーはきっと、ふたりが出会う道をご用意なさったのだろう。
 後はただ、自分たちふたりがどこに向かうか、見極めるのみ。

 ・・・。

 ボン・ジョヴィの歌かよ、と思いました。
 

 キャスの好感度、ビシバシいただいておりますが、一体どのくらい必要なのかなあ。
 でも、なんかちょっと(ものすごいベタと言う意味での、ボン・ジョヴィだけに!)ユニークな形の恋愛になるのかもしれない。うまく行けばだけど。

We got something to believe in
Even if we don't know where we stand
Only God would know the reasons
But I bet he must have had a plan
Cause you were born to be my baby
And baby, I was made to be your man

"Born To Be My Baby", Bon Jovi

【DAI】アドヴァイザーズ他

 そもそも大した容量のDAI動画をKindleに移せるわけでもなく、出張中にじっくり見ている暇など最初からあるはずもなく、限られた時間には書きかけていたLast Flightのにせ要約を手直しするくらいで、せっかく電子版で閲覧できるプリマ・オフィシャル・ガイドもMLの序文くらいしか読むことができず、旅客機の中では、洋画がどうしても観たくないもの以外はついに全部観たものばかりになってしまっていることに気が付き("Interstellar"が何故ないのだ?!)、しかたなく普段はほとんど観ない邦画、「女子ーズ」やら「るろう」やらを観る羽目になり、前者は予想外にもかなり面白かったが、後者は(略。そのときにDAI動画を観ればよかったのではないかって? 言われれば確かにそうでした。

 疲れ切ってようやく帰宅したら、CATVがメンテナンスをやっていて(後で知った)ネットに繋がらず途方に暮れた。絶望時の士気チェックに成功し、色々調べたら、関連機材をひととおりリセットすればいいことに気がつき、それが功を奏し、今ようやくこうやってブログを書くことができている。

 どこまで進んだか、その記憶を取り戻すまでしばらくかかったが、ここでしょう。

366
 ジョセフィーヌにヘイヴンの所有権を主張するオリージャン侯爵、トレヴェルヤン・ドレイオン(Ser Trevelyan, the Marquis DuRellion)。後から何か関係するのかしら。 

 なお、固有名詞は作中でも揺らぎまくり。
 下の会話の中でも、ジョエフィーヌはオリージャン女帝Selene(セリーン)のことを、セレン(あるいはセレナ)と呼んでいる。そんなこといったらジョセフィーヌさえも、誰かに呼ばれるときにジョセフィーンとしか聞こえない場合もある。(後にオーレイで耳にする)ギャスパードの名前もときにはガスパードだったり。未だガスパールと呼ぶ人はいないが。 

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 トレヴェルヤンが(フェラルデン領内の)ヘイヴンの所有を主張するなら、セリーン(セレナ)はフェラルデンと交渉しなければならない。だが、彼女には他に携わるべき重大事があるはず。

 話手の演じる「訛」(ジョセフィーヌならイタリアン訛り?)によっても違ってくるのでしょうか。カレンは綺麗なアメリカン(カナディアン?)ぽいが、かなり訛っているキャスはやっぱスパニッシュ? 沢山のキャラクターが話し始めると、だんだんF1ドライヴァーたちの英語による記者会見のようになってくるわけですが。

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 ジョセフィーヌ自身に話を移すと、かつてのアンティヴァン大豪商の家の出で、最近まで駐オーレイのアンティヴァン大使。彼女をここに呼んだのはレリアナ。ヴァル・ロヨー時代に知り合って、以来ポン友だそうだ。一説によれば愛人とも? 

 ちなみに私は、依然として(潜在的)ロマンス関係相関図を知らない。知ろうとも思っていない。

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 セダスの上流階級なんて、狭い世界よ。

 たまたまですが、メイジ主人公のヘラルドは、フリー・マーチズの貴族の出自であるとの設定(に勝手にされた)。まだ若い頃、たとえばマーチズ中の貴族が集まる、毎年夏のトレヴェルヤン公爵夫人の舞踏会などの場で、ジョセフィーヌとも会っていたのではないだろうか?

 舞踏会なんて面倒だから出なかった。ひとつ出てしまえば、他の山ほどの誘いから身をかわさなければならなくなる、という主人公に、「ヘラルド・オヴ・アンドラステ」には多くの誘いが来るから覚悟したほうがいいとジョセフィーヌ。 

374
「パーティーいかなかんの? いくつくらい?」
「残念ながら、今月はほんの十七組」

 何かの直接の続編でもないのに、序章が終わった途端に主人公が既知世界の超有名人。所属階級の者たち以外にはほぼ無名の状態からのし上がっていくのが、これまでのRPG主人公の典型だった。これも時代の流れでしょうか。

 そういう意味では、Twitterなどの「リアルの有名人だけが得をする」、あるいは「無名の人物が突如世界の著名人になる」YouTubeなど、いまどきのツールの世界を反映しているのかな。 

 ちなみにヴァリックもまた有名人。ジョセフィーヌに他のメンツの印象を尋ねる機会がある。彼女も多くの友人たち同様、ヴァリックの物語の大ファンだそうだ。そしてヴァリックから次回作の原稿を読ませてもらうという特権を得た。 

375
 素晴らしいけど、過去の作品とはちょっと違うのよね。まだ三人しか首が斬られていないし。

 なぜか、レリアナに関する印象だけは聞けない。特別ってことなんでしょうね。

376
 彼女の部屋にいるエルフのアプレンティスは、ミネイフ。
 倒した敵の破片などを持ち込むと、その性質や弱点などが分かり、結果的に主人公たちが次に戦うとき有利になる。DnDレンジャーなどの「フェイヴァード・エネミー」(いわゆる「カモ扱い」の敵)の発想に近いのでしょうか。

 ここのフィーチャーへの感想も、「まだあんのかい」でした。

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 小雪舞う中、城外の天幕でメイカーへの祈りを捧げるレリアナ。

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 メイカーの預言者であるアンドラステの遣わし者であるならば、この惨状の説明があるはずだ、といきなり主人公を詰る。

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 ここではじめて、彼女と因縁浅くない間柄だったディヴァイン、ジャスティニアが殺害されたことへの悔いと怒りを爆発させるのだった。

 やっぱゲイダーさんじゃないけど、ドラマツルギー的にはしっくり来ない。序章で彼女が登場したときには、ほとんどそれに触れてないんだもの。つまり、DAの新しいお友達が取り残されちゃうからなんだけど、キャスとのやりとりで示す手口はあったのではないだろうか。DAライター衆のキャラクター分担制の弊害かもね。

 そして、そのディヴァイン殺害についても、あのDA2チャントリーにおけるグランド・クレリック(大尼僧)エルシナ爆殺と、実はかぶっていることにも気が付かされる。

ア.アニメ"Dawn of the Seeker"のクライマックスで、先々代ディヴァイン・ベアトリクス三世の殺害計画をカサンドラが阻止する。
イ.DA2のクライマックスで、カークウォールのグランド・クレリック・エルシナがチャントリーもろとも爆殺される。
ウ.DAIの冒頭で、ディヴァイン・ジャスティニア五世が他の多くのグランド・クレリック、メイジたちとともに殺害される。

 「すべてのことが二度繰り返される」という、巧妙かつ深淵な物語形式があるのですが、DAのはそうではなく、どうも「お約束」の焼き直しを繰り返しているのに近いね・・・。
 ちなみに、ディヴァインが「聖」を司るなら、「俗」を司るオーレイの皇帝も、先代フロリアンが暗殺され、今のセリーン一世もまた大公ギャスパードから暗殺まがいの襲撃を受ける(小説"The Masked Empire")。
 ファンタジーの世界で「抗争」を描く際には、それだけ衝撃的なモチーフに乏しいんでしょうね。DAでは意外にも少ない(注:大間違い)「王殺し」の一種であるわけだ(小説"The Stoln Throne"冒頭のオリージャン・シェヴァリエたちによるフェラルダン叛乱軍の女王モイラ殺害がある)。

(注)これは出張疲れのせいにしてしまおう。大間違いのこんこんちき。DAO冒頭、オステガー砦のケイラン王戦死がありました。あれは将軍ローゲインの「未必の故意」であるから「殺害」と同じ。「王殺し」のひとつにカウントしなければなりません。アリスターやアノーラが殺害されるプロットは・・・、なかったよね?

 西欧のある時期の貴族の死因は、殺害され、戦死し、あるいは変死した(毒殺などの暗殺が疑われる)ケースが半分を超えるのだそうだ。F1ドライヴァー並に危険な職業ということだ。

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 ジャスティニアは持てる全てをメイカーに捧げ、メイカーはその彼女の命までお求めになられた。何故? 

 この問いは、クリスチャニティーの伝承、ジーザス磔刑の際の、彼の問いそのものですね。「神よ、なぜ私を見捨てられるか」。

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「あんたなんかよりずーーっと前に、私もメイカーから選ばれた存在だと感じたことがあった」と先覚者づらするレリアナ。ちょっと(二重の意味で)おっかないけど、やっぱそこも好き。

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 極め付け。「ディヴァインは死んだ。あれだけメイカーに仕えた、その意味は皆無だった」

 信仰とは、この問いにどうにかして答えを出そうとすること。
 島国人の多くは、レリアナが不信心だと勘違いするのではないか。実は、闇雲にメイカーの教えを墨守するカサンドラと比べれば、「神の存在への懐疑」を抱いているレリアナも同じように、あるいはさらに信心深いのです。

 メイカーは存在するという前提に疑いを抱かず、その彼ならどう求めるだろうと考えるのがカサンドラの立場。メイカーは果たして存在するのだろうか、どのような状況になればメイカーの不在が証明されるのだろうか(すなわち彼なら求めるだろうことが発現しない状況など)と考えるのがレリアナの立場。裏表、同じことなのですが。

 そんな高尚な話を続けてると抹香臭くて忌み嫌われる。次にはこんなちゃちい選択肢でお茶を濁すつもりみたいだ。

385
 レリアナの手下が裏切り、仲間を殺した。意趣返しで速攻殺しておしまい。

386
 ダメーッ。殺しちゃダメーッ。 

 「るろう」は、せっかく藤原君とか頑張っていて好感が持てるのに、ほんと、それだけで嫌悪感がこみあげてきてダメでしたね。アニメのときはそうでもなかったが、まぢ勘弁だった。

387
 理想ばかりでは生きていけないというレリアナに、「今こそ理想が求められるときではないのかっ」 
 そのとおりなんだけどねえ・・・。

388_2
 渋々折れるレリアナ。このクソ忙しいのに仕事増やしやがって、バカ上司・・・。 

 ヘラルドは、いつの間にインクイジションの指揮官になったんだっけ? なんか皆が言うことをきくのが気持ち悪い。

389
 ディヴァインと特別な関係だったのか、と尋ねる(ほうもどうかしているが)。
 愛など陳腐、愛は単純。私とジャスティニアとの絆はずっと深いもの。

 後に、ジョセフィーヌとの関係も彼女に尋ねなけれなならないのだろうか。いやだなあ・・・。 

 なお、DAOやDA2の登場人物に関する話題は、DAKのインプットに従って話してくれます。なので特に衝撃もない。省略。自分で入力したもの読まされたって、コンティニュイティ(継続性)の妙もへったくれもないわな。

 長くなったので、次回へ。

2014年11月27日 (木)

Last Flight 22(1)

 アーチディーモン。

***

第22章

5:24 エグザルテド

 グレイ・ウォーデンは夜明けとともに集合した。イセヤの飽き飽きした目から見てもそれは壮観であった。澱みなく行進する五十人のグリフォン・ライダーたちは、磨きあげられたプレートメイルと灰青色の陣羽織をまとい、手にした空中槍の先端には雪のように白い絹の槍旗がはためいている。日の出の光が照らす胸板と肩甲は、遮ろうとする嵐の雲にも関わらず大胆不敵な薔薇色に輝いていた。グリフォンたちは乗り手たちの興奮を感じ取り、手綱の中で意気揚々と跳ね、鼻を鳴らしていた。ジョイニングを施された獣たちでさえ、普段より熱意に溢れ、怒気を抑えているようだ。咳き込みは、戦の予感がもたらすしゅーっという吐息が取って替わり、多くが自分の嘴から出る泡をまるで仇のように掻きむしっている。

 ガラヘルが先頭を進み、その明るい青色の外套を身にまとい、輝く白金の上にグレイ・ウォーデンのグリフォンの紋章が描かれた丸い盾を構える姿は壮麗だった。彼は他のウォーデンたちに比べて軽装で、重たいプレートメイルの代わりに簡単な兜、腕甲、そしてなめし革の上から胸板を身に着けている。クロッキーテイルが、もじゃもじゃした白い斑点のある尻尾を居並ぶ兵士たちに向かって振る様は、まるで彼らがこれからただの行進に出ていくのかと思わせるほどのんきに見えた。変わった姿のグリフォンは、ブライトとの果てしない戦いを潜り抜けてもなんら士気が挫けた様子もなく、左の耳の折れ曲がった先端が、戦いへ赴くため飛び跳ねるように歩を進めるにあわせて跳ねあがっていた。

 イセヤは後ろに退き、頭巾を深くかぶり、まだらになった頭皮と青ざめた顔の周りには何枚かの襟巻を固く巻いていた。飛行中に浴びる風が頭巾を吹き飛ばしても、汚染の印が誰の目にも止まらぬように。
 リーヴァスは鞍の下で落ち着かなげで、何かが近づくたびに耳を逆立てたり平たくしたりを繰り返していた。多くのグリフォンたちも同じように興奮しており、イセヤは乗り手たちの緊張のどれだけが乗騎に伝染しているのだろうかと訝しがった。グレイ・ウォーデンたちの平然とした表情とは裏腹に、イセヤは多くの者たちが幾ばくかの恐怖を感じているに違いないと思った。

 汚染を受けたグリフォンたちは、だが恐怖を感じない。心の中には、ただ湧き上がる怒りと、それを敵にぶつける欲求だけがあった。イセヤは憑依している八頭のグリフォンたちを怒りに任せた行動から防ぐため、鋼で締め付けるように束縛している。カリエンが四頭、他のふたりのブラッド・メイジたちもあわせて半ダースに憑依している。彼らにジョイニングの細部は伝えておらず、イセヤはそれを誰にも背負わせるつもりのない罪だと考えていたが、汚染された獣の制御には手を貸してもらうことにした。
 残りのグレイ・ウォーデンたちとともに、彼女たちは雲で紫色になった空に飛び上がった。

 ブライトが蝕む土地の上空高くを飛び、病んだ大地は嵐が覆い隠すに任せた。ダークスポーンはアンティヴァの街中までずっと押し戻され、滅んだ都市が横たわる海岸線にまで追い詰められており、あと一時間かそこらで、彼女はやつらの通過した傷跡だけを目にするようになった。名もなき街々の墓標替わりとなっている、炎に包まれた農家の焼け跡と崩れた壁が眼下を素早く過ぎ去っていく。河川は死んだ土地に交差して走り、流れが緩慢で水位も低く、広い川べりの間に灰色が広がっているものもあれば、ぎざぎざの石の上に轟音とともにたたきつける白い激流になっているものもあった。

 それから、突然ダークスポーンが姿を現し、アイスレイの廃墟に棘の生えた黒い蛆虫のように群がりうごめいていた。この高さからではイセヤにははっきりと見えなかったが、オーガどもの大きな角だけは見分けがついた。その巨体でさえ、顔のない群れの中ではぼやけて見える。
 だが、目標とするには事足りた。グリフォンの編隊の先頭を進むガラヘルの片手が上がり、鮮やかな深紅の絹の吹流しが風にたなびいた。彼の合図を受け、乗り手たちは急降下をはじめ、ダークスポーン目指して二列に分かれて突撃していった。

 弓の射程のすぐ上で編隊は水平飛行に移り、それぞれのグリフォンの後部の鞍の乗り手たちが、ガラヘルが逗留地を出発する前に配った袋の中身をぶちまけた。何ダースもの長く延ばされ、重みをつけられた土の弾が宙を降り、ダークスポーンの頭上にまるでずんぐした灰色の雹のようにばらばらと降り注いだ。それらが都市の石造りの街路に当たると爆発し、様々な毒の雲や焼灼性の霧を吹きだすとともに、ドワーフの焦天陣は破砕した地面を間欠泉のように周囲に撒き散らした。空き家だった店舗や家屋は梁が折れ、瓦を吹き上げ、轟音とともに倒壊した。 

 見事な一斉攻撃だったが、グレイ・ウォーデンが持続的に用いることのできる戦法ではなかった。ガラヘルがイセヤと戦略を練っているとき、ついでのようにそれら砲弾にかかる費用について一度だけ口にしたことがあるが、まるで黄金でくるんだ紅玉の雨を降らせるようなものだった。
 だが紅玉はここまでの破壊をもたらさない。激怒し、敵意をむき出しにしたダークスポーンどもの叫びが、再び雲間に隠れようとするグレイ・ウォーデンたちを追従する。そして、いくら悪魔のような狡猾さがあるといっても、群れを支配するアーチディーモンがセダスの政治や経済を理解しているわけではない。ドラゴンの姿のダークスポーンもその手下どもも、ウォーデンたちが先ほどの爆撃を何度も繰り返すことができないことを知る由もない。そして空中のグリフォンたちに対処する術も持たない。アーチディーモンそのものが出張らない限り。

 ガラヘルの賭けはそれだった。ダークスポーンの知る限り、ウォーデンの爆撃を食い止める手段は他にはない。
 赤い旗が再び掲げられると、最初の爆撃が生んだ煙を避けながら、ウォーデンが二度目の急降下を敢行した。彼らの後ろでは再び大地が毒まみれの炎を噴き上げ、ダークスポーンどもの断末魔の叫びが天を衝く。汚濁した緑色の蒸気が、まだ崩れ落ちていないいくつかの空き家の窓から湧き上がった。

 だが今度は、ウォーデンたちに浴びせられる叫び声が恐怖ではなく歓喜を示すものへと変化し、イセヤには鞍の上で振り返る必要さえなく、アーチディーモンが彼女たちの挑戦に応じて現れたことがわかった。
 やつは、まるで悪夢が実体を得たかのような姿で、アイスレイの火焔地獄の上空に躍り出てきた。ウォーデンたちの爆弾が撒いた瘴気の霧がギザギザの黒い鱗で巻き上げられ、外殻の隙間で渦巻き、やつの軌跡に尾を引く姿は、まるで毒の衣をまとっているようだ。

 アンティヴァ・シティーの陥落以降、イセヤがアーチディーモンを目にするのはこれで三度目で、そのたびに化け物がより巨大に、よりおぞましくなっているように思われた。ブライトの進行が力を与えているのかもしれず、単に汚染で歪められた彼女の妄想のせいかもしれなかったが・・・、アーチディーモンの姿は、当初から怖気を震わせるものではあったが、今や彼女の心に凍てつくような麻痺の衝撃をもたらしていた。

 他のグレイ・ウォーデンたちの多くも同じように金縛りにあっていた。乗り手の指示を失い、精神を奪っていたメイジの支配からも逃れ、グリフォンたちは混乱の中で躊躇し、逸脱し、計画どおりに待ち伏せ地点まで退却するための貴重な何秒かを無駄にした。クロッキーテイルの名の由来となった白斑の尻尾に率いられたごく僅かだけが、味方が潜む地点まで退却を始める。残りは混乱したままで、それもたった一秒の間だけだったが、その一秒が致命的だった。

 イセヤには信じられない速さで、アーチディーモンが彼女たちの頭上に現れた。やつは翼の巻き起こす風でリーヴァスを横殴りにして通り過ぎ、正面で塊となっているウォーデンたちに狙いを定めた。黒いグリフォンは怒りの啼き声をあげながら必死に態勢を立て直そうとしている。

 彼女たちの前方では、アーチディーモンの巨大な骨だらけの顎が開き、その口腔の中に満ち溢れたおぞましい輝きが、穢れたドラゴンの一組の角と顎の周囲のギザギザの骨の周辺を影絵のように浮き上がらせた。リーヴァスの動きのためイセヤは視界を奪われ、一瞬後にそれを取り戻したとき目にしたものは炎の他何もなく、それは全き死の黒い闇を核にして広がる菫色で、音もなく、と同時に咆哮を轟かせた。

 アーチディーモンの炎は、グレイ・ウォーデンの崩れた編隊を切り裂いた。グリフォンたちと乗り手たちが焚火にくべられた枯れ葉のように舞い上がった。彼らの肌が萎み、大きく開いた口が黒い穴に見え、それから雲間を錐もみしながら地上で待つダークスポーンどもの頭上に落ちていった。

 墜落の間に、メイジのひとりが中空で姿を変えた。彼女がフェイドとの連絡の制御を失い、あるいは自ら手離すと、肌から液状の炎を噴き出しならアボミネーションに変化した。イセヤがその恐怖の姿と化け物の憤怒が歪めた形相を一瞥した次の瞬間には、メイジは嵐の間に消えていき、跡にはローブの燃えかすがありえないほどゆっくりと漂っていた。

 それからグリフォンたちが、その引き裂かれ、燃え殻を塗された雲間から再び舞い戻り、墜落して行ったアボミネーションよりもずっとおぞましい姿を現した。
 すべてが戻ってきたわけでも、多くが戻ってきたわけでもない。先ほど墜落したメイジに憑依されていた、たった二頭のジョイニングを施されたグリフォンたちが、今や抑えることのない復讐の怒りをたぎらせていた。イセヤは息をのみ、風の中で目を細めながら二頭を見つめた。

 二頭の鞍は傾き、引き具の銀の留め具はアーチディーモンの穢れの息のため炭火色に輝いていた。どちらにも乗り手はおらず、羽根は溶け、自身の黒い血に塗れて見る影もなく、そしてイセヤはその翼に空いた穴を震わせながら風が吹き抜ける音を聴いた。一頭の顔は吹き飛ばされており、砕けた骨がむき出しになって黒ずんだ血がこびりついた頭蓋の半分しか残っておらず、雲間を通してはイセヤにはそれ以上はっきりとは見えなかったが、二度と見たいとも思わなかった。だがそのグリフォンたちは、ありえないことに生き残っていた。ありえないことに飛んでいた。そして、ありえないことに、襲い掛かっていった。

 二頭はアーチディーモンの視界には入っていなかった。穢れたドラゴンが燃える瞳を向けるガラヘルと残りの乗り手たちは、今やなんとか編成を整え、待ち伏せ地点へと退却する途中であった。
 怒れるグリフォンたちが、まるで二本の弾弓の矢のように、やつのむき出しの腹部に激突した。アーチディーモンは片方に大きく揺れ、衝撃のため危うく墜落しかかった。血と黒い鱗がその傷口から降り注ぎ、雲を切り裂いて落ちていく間、やつは悲鳴を上げた。

 グリフォンの一頭は、衝突の際に首の骨を折っていた。イセヤはその亡骸が墜落していくのを目で追った。もう一頭はアーチディーモンの下腹に両の爪を突き指し、手当り次第に掴み取り、引き裂いた。ドラゴンが空中で身体全体を横転させ、前後に激しく揺さぶってなんとかグリフォンを振り払おうとするが、無駄だった。 

 両者の格闘は、また別の痣のような色の雲の壁を抜け、近くの湾岸の上空に至るまで続き、イセヤの視界からは完全に消えた。ガラヘルと仲間たちに追いつくため、リーヴァスは飛び続けた。大きな黒い翼が嵐の雲を切り裂き、他のウォーデンたちに急速に接近していった。

「何が起きた?」 声の届く範囲まで近づくと、ガラヘルがイセヤに尋ねた。彼と残りの編隊はずっと先に進んでいたので、アーチディーモンが突如進路を逸脱したのは目撃していたが、その理由を知ることはできなかった。
「グリフォンたちが舞い戻ってきたの!」 イセヤが答えを叫び返した。「汚染された二頭。やつに襲い掛かった。一頭が死に、残りはまだ戦っている」 
「一頭だけで?」 ガラヘルの懐疑が、間違いなく風に乗って伝わってきた。「アーチディーモンと戦ってるって。一頭だけで?」

「そう」とイセヤが言ったが、その言葉を発したときにはすでに、彼女たちの後ろの雲の間から、アーチディーモンの角の生えた頭が姿を現してきた。その翼の一振りごとに、まるで戦船が荒海を推し渡るように、巨大なドラゴンは容赦なく彼らのほうに接近してくる。あのグリフォンの姿はなく、その負わせた傷によってアーチディーモンの速度が落ちていると示すような、どんなきざしも見あたらなかった。

***

 二頭のグリフォン、私が個人的に大好きな、宮澤賢治「注文の多い料理店」クライマックスの二頭の白い猟犬を彷彿とさせます。んー、弱いんだよな、こういうのに。

 決戦です。さっさと行きましょう(書く暇があればだけど)。

Ayesleigh: アイスレイ、アンティヴァの都市、第四のブライトが終息したとされるアイスレイの戦いが繰り広げられた場所。その戦いの後日談を詠んだとされるバラッド・オヴ・アイスレイ(the Ballad of Ayesleigh)が後世に伝わる。

2014年11月26日 (水)

Last Flight 21(3)

 決戦の前夜。

***

 逗留地には夜が訪れていた。ガラヘルが作戦を伝え終わった頃には日はとっぷり暮れ、イセヤは自分の天幕まで闇の中を歩くことになった。周囲では、深紅色の焚火が闇の中の光の島のように、孤独の海の中に浮かぶ温もりのように輝いている。軍馬のいななき、兵たちのいびきや、時折聴こえる溜息や嘆き声が、彼女の周りを漂い、消えていく。それらは、丁度かつての世界で聴こえたコオロギの夜想曲のように馴染み深いものになっていた。

 自分のテントは静まり返っていた。リーヴァスは喧噪を嫌い、寝床はいつも逗留地から離れたところを選んでいた。他に一緒に過ごしたい相手もおらず、穢れが血の中をうごめいている以上、一人でいるに越したことはなかった。
 だが今夜だけは、落ち着くことができなかった。彼女は知らずに自分の天幕を通り過ぎると、他の天幕や焚火の間を彷徨い歩き、やがて馴染みのある場所にたどり着いた。カリエンの天幕は緑色と金色の派手な布が貼られており、彼によれば夢の中からブライトを押し出す効果があるのだそうだ。布の色は月日でかすんできてはいるものの、他の無味乾燥なものに比べればまだ際立っていた。

 イセヤは足を止めた。明かりが消えていたら、と彼女は独り言ちた。このまま通り過ぎよう
 だが明かりはあった。天幕の隙間から、柔らかいがはっきりした金色の輝きが見える。頭巾を後ろにやると、イセヤは近づいて扉を敲いた。ほとんど音がしなかったが、カリエンが、入れと答える声がした。

「邪魔にならなければいいのだけど」とイセヤが言って、入り口をくぐった。
「構わんよ」とカリエンが言った。服はしわくちゃで無精ひげが伸び、目の周りは黒ずんでいたが、弱弱しい笑顔を取り繕うと、馬革の枕を投げてよこした。エルフはそれを床に敷き、天幕の中の狭苦しい佇まいを照らし出す、たったひとつの油のランプのそばに落ち着かなげに腰を下ろした。

 メイジの膝には書物が広げられていた。イセヤはそれを指し示した。「遅くまで読書?」「眠れんからな。戦の前に眠ることが重要なのはいい加減わかっているはずだ、と言いたいのだろうが・・・、だが、アーチディーモンと空中で戦うという考えが浮かぶと、目を閉じていることができないのだ」 カリエンは自虐的に肩をすくめた。「ちょっとした信心ぶった読み物で落ち着くのではないかと思ったのだ。あるいは退屈して寝てしまうかと」

「聖なる書? あなたらしくない。何年も前に、祈りはとっくに捨てたと言っていたのではなくて?」
「そう言ったな。だが皆が知っているわけではない」
「ああ、贈り物なのね?」 別の好奇心が湧いてきたイセヤは、書物を見た。「誰があなたに祈りの書を贈るのかしら? あまり馴染みのないお相手ね」
「まあ、そうとも言える」 カリエンは書物を閉じ、巻き布団の後ろ、視界の外に置いた。
 イセヤは、彼の声に傷ついた節を感じ取った。彼女は片手をあげ、謝罪の意を示した。「そんなつもりじゃ・・・」
「わかってる。本当に、どうでもいい。気にはしない。そして君の言う通り、彼女は私のことをよく知らない」
「誰から贈られた本なの?」とイセヤが尋ねた。
「私が手にかけたある者の母親からだ」と彼は答えた。
 彼女が驚く様子を見て、カリエンはひきつった笑顔になり、毛布でぐるぐる巻きにした旅装用の道具箱に背中を預けた。「彼女はそのことも知らない。息子が暗殺されたことすら知らない。彼女は、息子が風に飛ばされた屋根瓦に偶然頭を打ち付けたと思っていて、私のことは、嘆きに暮れる母親を訪れた憐れみ深い見知らぬ男だと思っている」
「どうしてそんなことを?」
「なぜなら、彼女が私の母親と同じ香水をつけていたから」

 カリエンは再び小さな書物を手に取り、その表紙に目を落とした。表題は金文字で記され、ランプの明かりで輝いている。イセヤは、炎が照らす銀の輝きを目にしたが、文字までは読み取れなかった。「母親のことはほとんど覚えていない。顔も、名前も。私が幼い頃に去って行った。覚えているのはただその香りだけで・・・、それが何の香りであるかもわからない。甘酸っぱいような、檸檬の花のような、それとも違う。

 何年も、想像するしかないのかもしれないと思っていたが、その標的の跡をつけているとき、再びその香りがした。そうでもなければ相手の母親のことを気に掛けるはずもなかった。彼女はオリージャンの貴族で、権力者の妻で、その子の母であり、かたや私の母親には何ら語るべきこともなく、間違いなく権力も富もなかった。だが、ふたりはなぜか同じ香水をつけていて、その貴族の女の年恰好も合っていたから、私はとてつもなく阿呆な真似をすることになったわけだ。

 仕事は、もちろんやり遂げた。アンティヴァン・クロウは契約を破らない、たとえ標的が犯したたった一つの罪が、相続問題を面倒にする子供だったというだけであっても。だがやり遂げた後、私は必要以上に街にとどまり、嘆き悲しむ母親に涙を拭う慰みを与えることにした。そのあとから手紙のやり取りがはじまった。年を経るにつれ、親密になっていった。彼女はもちろん真実を知らない。彼女が知っているのは、アンティヴァが陥落して以降、私がウォーデンとともに戦っていることだけだ」

「だから、その人は祈りの書を贈ってきたの?」
 カリエンは頷いた。「彼女はオーレイから送ってきた。何日か前にあるグレイ・ウォーデンが届けてくれた。彼女の願いは、メイカーが彼女の祈りを聞き届け、私を見守り、ブライトの間も安全に導きを与えてくれること」

 イセヤはその感傷を小ばかにしたかったが、相手の表情に浮かぶ何かがそれを思いとどまらせた。そう、来るべき危険からメイカーが誰かを守るという考えにはうんざりさせるものがあるし、自分が息子を殺めた殺し屋なのに、その先立たれた母親に慰みを与えるという考えにもおぞましいものがあるが・・・、だがそこには何かとんでもなく生身の存在らしさがあるのも確かだ。

 彼女は、カリエンが自分の母親の顔のない幽霊との繋がりにしがみ付くのを羨むことも、オーレイの女性が喪失感を偽りの息子で紛らわすのを咎めることもできなかった。どちらも本当に求めているものではなかったが、その代わりとなる異なる種類の愛を受け入れたのだ。そしてたとえそれらが不完全なものだとしても、彼女自身が抱いているものよりも大きい。

「それじゃあ、彼女はまだ生きているのね?」とエルフが言った。
「そうだ。ブライトはまだ彼女に脅威を与えていないし、とにかく、盗賊の群れや一文なしの難民を街に押し寄せてくる以上の脅威はない」 カリエンは長い、音のない溜息をついた。「メイカーの思し召しがあれば、これからもずっと」
「大丈夫よ」とイセヤが言った。彼女はごわごわした茶色い枕を横に押しやり、扉のほうに向かった。「ありがとう」
「何に対して?」
「どうして明日に意味があるのか、教えてくれたことに」とエルフは言って、夜の中に姿を消した。

***

 またも出ました、"human"。ほんと、エルフとヒューマンの会話なんだから、気を使ってほしい。「人間臭い」でいいのに、それが使えないから四苦八苦。「生身の存在臭い」なんて日本語はないですね。「生身の存在らしい」は、ギリかな。

Last Flight 21(2)

 シェヴァリエ、恰好よろしおすなあ。

***

 ブライトを終息させる機会が訪れた。ある夜、天幕の中でそうガラヘルが告げた。彼とアマディスは、一握りの手練れのウォーデンたち、軍の指揮官たちを非公式の会合に集めていた。彼の従者たちが回りを取り囲み、燭台に甘い香りを放つ木をくべている。香は不謹慎に過ぎるとイセヤは思ったが、アマディスは滅びゆく世界の美しさを忘れないようにするためだと譲らなかった。いずれにしろ、この天幕は彼女のものでもあった。

 豪奢な黒い羊皮で覆った折り畳み式の椅子でくつろぐアマディスは、「機会」であることを強調した。女傭兵隊長の漆黒の絹の流れのような髪は腰のあたりまで伸びており、従者の運ぶ盆から香辛料入りの葡萄酒のグラスを受け取るため身体を横に傾けたときには、毛皮の上にさっと音を立てて広がり落ちた。自分たちが揺るがぬ決意で臨むなら。ダークスポーンが壊滅の淵に追いつめられていることは、やつらも気づいている。最後の勝利を収める絶好の機会だ。

 策はあるのか、とイセヤが尋ねると、周囲の者たちが、最近しばしばそうするように彼女に怪訝そうな顔を向けた。彼女はだぶだぶの灰色のローブをまとい、穢れの兆しの見える顔を頭巾ですっぽり覆っていたが、その声の変化まで隠すことはできなかった。言葉はがらがら声で歪み、濁って聴き取り難かった。それが苛立たしく、ゆえに言葉少なになっていたが、だからこそ発言するときには鋭い反応を集めてしまう。新参の傭兵隊長のふたりと、オリージャン・シェヴァリエひとりが、彼女の目に入らないと思って、こっそり魔除けのまじないの印を切っている。
 ガラヘルは、だがまったく動じずに答えた。アンティヴァに急襲をかける。自分たちは、すでに十分脅威を与える位置まで近づいている。アーチディーモンの支配地のただ中で決戦を挑むのだ。

 あのけだものが騎士のように挑戦を受けて立つはずがない、とオリージャン・シェヴァリエが嘲るように言った。傷だらけの鎧に身を包んだグレイ・ウォーデンたちに比べ、彼のいでたちは壮麗で、態度もそれに見合うだけ尊大だった。胸甲はぴかぴかの鋼に込み入った豪奢な金細工が施してあり、肩甲に描かれた銀の薔薇模様は花弁一枚一枚が鏡のように磨き上げられている。あやつが名誉を損なわれたと感じるなどと考えてはいるまいな。
 イセヤは、彼の名前がモントフォートであることを、なんとか思い出した。彼女たちが立ち去る少し前にへイン要塞にやってきた彼が、勇敢な男であることはぼんやり覚えていた。馬鹿ではない、たとえわざわざそう見えるように振る舞っているとしても。

「実はそう考えている」とガラヘルが言った。「傲慢さゆえに、名誉ではなく、だがそれでも俺たちの目的にはかなう。アーチディーモンは、自陣の目前で戦いを挑まれれば乗ってくる」
「そうに決まってるのではなくて?」とアマディスが同意した。「もう耐えられないほど負け続けてるのよ。だからやつは、再結集した戦力でこっちを殲滅する絶好の機会を見逃すはずがない」 彼女は腕輪の飾りを指で弾いた。編み込まれた革紐には、彼女が倒した百匹目のオーガの一組の糸切り歯が括り付けられている。その歯が彼女の盃の縁に当たり、血の色の酒を震わせながら、ちりん、ちりん、ちりんと音を立てた。

「やつまで辿り着ければの話、そこで諸君の出番だ」とガラヘルが言った。「グリフォン・ライダーが先陣を切らねばならん。アンティヴァの奥深くまで食い込んで、アーチディーモンを誘い出すのは他の者たちには無理だ。だが、俺たちには援護が必要だ」
「拙者が行こう」 モントフォートが間髪入れずにそう言って、一歩前に踏み出すと宮廷式の仰々しいお辞儀をした。「援護の騎兵を指揮する名誉は、拙者が拝命つかまつる」 彼の鎧が天幕の中の明かりできらきら輝いた。何人かのグレイ・ウォーデンが、彼の背中越しに愉快そうな顔を取り交わした。
 ガラヘルは、だが、彼の申し出を至って厳粛に受け止めた。「感謝する。貴公の勇気、痛み入る」
「ルビー・ドレイクも出るわ、もちろん」とアマディスが言った。それに続いて、他の傭兵部隊が先を争って名乗りを上げ、他所より自分の部隊の勇気と技倆がいかに優れているか吹聴し合った。
 ガラヘルは、彼らの自慢話を神妙な顔つきで聞き、それから望む相手を指名した。メイジたち、射手たち、そして彼らの周囲に鉄壁を築くストーンズ・バスタードたち。そのほとんどが、はみ出し者たちの部隊から選ばれた。
 英雄になる必要がある者たち、とイセヤは思った。そして平時になればどこにも帰るところがない者たち。

 そしてガラヘルが、選から漏れた傭兵部隊とともに、グレイ・ウォーデンたちのほとんどを退出させたときも、彼女は驚かなかった。やはりここでも、彼が残るように求めたのはブライト以外に居場所のない者たちだった。何人かは、イセヤのようにダークスポーンの汚染が深く、平時であればすでにコーリングに応じて旅立っているはずの者たちだった。

「我々が生き残るとは考えておらんのだな」 他の者たちが外に出た後、そうしたウォーデンのひとりが言った。厳格な、百戦錬磨のアンダーフェルズの男で、顔は茶色く日焼けし、風雪に曝された顔には皺が刻まれている。頬の白い縦筋の傷は、部族の風習を示すものだ。名前は、リーホウだったかもしれないが、イセヤには定かではなかった。

 そのアンダースの眼の下にできた紫色のたわんだ袋が疲労によるものでないことは、すべてのグレイ・ウォーデンたちが知っていた。それを知っても仕方のない同盟相手に伝えることはしないかもしれないが、ウォーデンたちにはコーリングの兆しが現れていることがわかった。汚染は、彼からほとんど自制を奪い去るまで進行している。

「俺たちの誰一人生き残るなんて考えていないよ」とガラヘルが陽気な調子を取り繕って言った。「だが今回ばかりは、いつもより厳しいかもしれん。気になるなら、好きに残っていい」
「残りはせん」 アンダースは蔑むように言った。「戦いから逃げたりはせん」
「いいだろう、だったら話は終わりだな」 エルフは天幕の中を横切り、折り畳み式の机の上に広げられた地図の上を指でなぞった。指先の線は、自分たちの逗留地からまっすぐアンティヴァ・シティーに向けられた。「この進路を行く。やつらの軍勢の真上を飛ぶのは、俺たちが向かう姿を見せたいからだ。アマディスが地上の兵をアーヴァウズ・バロウまで率いる。あそこの丘がダークスポーンに対して有利な地形となるだろう。地上の兵はそこで、俺たちがアーチディーモンを弓の射程距離に引き込むまで待機する」

「長い距離を飛ぶことになる」 ガラヘルの肩越しに地図を覗き込むため近づいてきたリーホウが言った。「最高速度で飛び続けるには長すぎるかもしれん」
「だからこそ、最強のグリフォンのみ用いることにする」とガラヘルが答えた。彼はイセヤが身を潜めている薄暗い隅のほうを見た。「疲れ知らずの連中を」
 リーホウが顔をしかめ、他のグレイ・ウォーデンたちの何人かも不安げな囁きを交わした。「ジョイニングを経たものに乗れというのか?」
「君のグリフォンがこの任務をこなすだけ強く素早くない限り、そうだ」
「連中は狂っている」とリーホウが不愛想に言って、片手の掌を机の上に押し付けた。「言うことをきかない。憤怒に取りつかれている。ダークスポーンに近づけば我を失う。勝手に突撃して呼び戻せない。アーチディーモンとの戦いに、そんな獣に跨って臨むのは・・・、死を手招きしているようなものだ。惨劇しか生まれない」

「俺がそう思うなら、用いたりしない」とガラヘルが言った。「だが俺は妹を信じるし、これが機会をものにする最良のやり方だと信じる。俺たちは、アーチディーモンを味方の待つところまで引きずり出すことができないかもしれない。あやつが乗ってこなければ、空中で倒すしかなくなる。そのときは、どれだけ不利になっても、どれだけ傷ついても、戦うことができ、そして戦うつもりのあるグリフォンが必要なのだ」

 彼らはイセヤのほうを振り返って見た。頭巾の下で彼女は、彼らの眼差しのため消え入りたいような気分だった。ウォーデンたちの顔には疑いが、さらには不信が読み取れ、彼らがガラヘルを見つめるときに鮮やかに浮かぶ希望の、かけらもそこにはなかった。自分は彼らからすれば化け物なのだ。

 だが彼らを責めることはできない。以前のエルフだった自分を示す部分は、今ではほとんど残っていない。
 だが、もうこれで仕舞だ、と彼女は思った。彼らのそんな眼差しに耐えるのも。自分はアーチディーモンを打倒するためできることをするだけ。あと一度の戦いで、彼女はこの終わりなき悲嘆と犠牲の進軍に別れを告げることができるかもしれない。あと一度だけ、そして彼女は、自分を押し潰してしまいそうなこの英雄としての重課を、他の者たちに任せることができるかもしれない。

「言うことをきくようになるわ」と彼女が言った。

***

 勇気(courage)には色々な種類がありますが、武勇(valor)にはたった一種類しかありません。戦いに躊躇なく赴き、最後まで踏みとどまること。

Lehor: リーホウ
Arvaud's Barrow: アーヴァウズ・バロウ

 登場するシェヴァリエは、どうやらSer Gaston de Montfortらしい。あのプロスパー(Duke Prosper de Montfortの祖先にあたる。

Last Flight 21(1)

 こういうときに、数を減らす。
 といっても、ずいぶん前にあらあら書いていたのですが、DAIリリースのどたばたで手つかずでした。
 DAIを遊べない失意の中でまとめるには辛い中身です。ダークスポーンとブラッド・マジックの穢れ。

***

第21章

5:24 エグザルテド

 イセヤの髪が抜け始めたのは、スタークヘイヴンにやってきた後だった。
 フリー・マーチズの戦いは彼女にとってぼやけたものになっていた。仲間や友人が次から次へと現れては、名前を覚える間もなく過ぎ去っていった。皆、熱病、ダークスポーンの汚染がもたらす狂気、そして剣と矢によって斃れた。ほんの僅かの者たちだけがコーリングの呼び声を聞き、それに応じた。グレイ・ウォーデンと同盟軍はフリー・マーチズの街や村をひとつづつ取り戻していったが、奪還したどの一マイルも血まみれだった。

 アマディスは勝っているといい、ガラヘルも同意見だったが、他の者たちは逆のことを言っていた。マーチズで奪還した領土の分だけ、オーレイとアンダーフェルズで、そしておそらくテヴィンターでも喪っている。
 イセヤには誰を信じるべきかわからなかったし、ほとんどの日々にはどうでもいいと思っていた。勝利がどのようなものだったか忘れてだいぶ久しい。
 彼らは水のない河床、死に絶えた森、茶色い塵の平地を進軍した。穢れた地を永遠に覆う陰鬱なもやの中に塵が舞い、頭上の変色して膨れあがった雲からは、雨が降ることは決してない。

 同盟がやってきた。食糧となんとか安全に眠れる場所と引き替えに戦うことに同意した難民たちの他には、感謝の意を示す王子たちや野望を抱く隊長たちが送り込んできた兵士たちが、またはブライトの影響が少ない諸国が自国への蔓延を防止する目的で派遣してきた兵士たちがいた。だが大部分は見捨てられた者たちだった。

 ガラヘルにはあり得ないところから支援を勝ち取ってくる才能があった。追放された、またはカーストレスのドワーフたちを割れた山を描いた戦旗のもとに集めた。彼らは自分たちを「ストーン・バスターズ」と呼び、自分の遺骨がオーザマーに戻ることを願い、死後ストーンの名のもとで汚名がそそがれることを祈った。主人たちを殺害し、テヴィンター帝国からブライトのただ中に逃亡した叛乱エルフたちの忠誠も勝ち取り、彼らは「マスターレス」と名乗って武器を手渡す誰のためであっても戦った。「ブロークン・サークル」、テンプラーの追跡を逃れてウォーデンたちの側に群がってきたアポステイト・メイジたちも受け入れた。

 彼らの忠誠はヒューマンのどの国に対してでもなく、ブライト打倒に対してでさえなく、ガラヘル個人に向けられていた。何度も何度も、イセヤは傍らで静かな畏怖を抱きながら、兄が魔法を繰り出すのを見守っていた。
 彼が皆を扇動した。そのくらい単純なことであり、それが複雑でもあった。彼はエルフで、貧しく汚れたエイリアネイジの名もなき両親の捨て子だった。同時にホスバーグを救った英雄でもあり、カークウォールとカンバーランドの民を避難所に脱出させ、ありそうもない同盟軍を招集してスタークヘイヴンからダークスポーンを追い出した。

 いくつかはイセヤの手柄だったが、彼女はそれさえも喜んで兄に差し出した、なぜなら彼のほうが彼女以上にその栄誉をうまく使いこなせるからだ。特に今は、ダークスポーンの穢れがもたらすゆっくりとした死が、彼女を化け物に変容させつつあった。
 同盟が必要だった。それなくして戦うには敵の数はあまりに多い。

 毎日、新たな戦いが繰り広げられているように思われた。ハーロック、ジェンロック、オーガども。絶望にさいなまれ、死に絶えた土地から自分たちの生存に必要なものをかき集めようとする、盗賊稼業や共食いに身をやつした一団。ベレスカーンや穢れたクモ、時には惨めなグールども。それらすべてがイセヤの記憶の中で溶け合い、そのすべてが、フリー・マーチズ中を進軍する軍隊の足取りが残す骨の絨毯に加えられていく。

 暴虐の単調さだけが、イセヤに敵の顔を忘れさせたのではない。汚染は、毎朝少しづつ彼女の思考を曇らせていった。かつては日々の思いを欠かさず詳らかに綴った彼女の日記も、今では何週も、あるいは何ヶ月も放り出したままになることもあった。彼女は気が触れ始めていた。
 もちろん彼女だけではない。ブライトの現実と夢の恐怖を区別するのはどんどん難しくなっていく。ときどき、今どちらを歩いているのか、どちらで戦っているのかわからなくなるときもあった。彼女は、同じような困惑が年配のウォーデンの顔に浮かぶのがわかるようになった。彼らもまたアーチディーモンの呼び声が、夜な夜なほんの僅かずつ大きく聞こえてきているのだ。彼らもまたそれに抗い、兆しを同志に見とがめられないように隠しているのだ。なぜなら、いずれ皆がコーリングに応じるとしても、目前のブライトとの戦いのほうがずっと喫緊の問題だからだ。

 リーヴァスが彼女の正気の試金石だった。
 黒いグリフォンは老いて傷だらけで、普通なら一、二年前には引退しているべきだった。だがブライトはグリフォンにもウォーデンにも休息を許さないし、どのみちイセヤにはリーヴァスが必要だった。相棒のグリフォン抜きでは、彼女は途方に暮れていただろう。
 同じ状態の他のグリフォンは皆変異させることになったのに、リーヴァスを除いたのもそのためだった。

 最初にジョイニングの儀式を施したのは、へイン要塞のごく少数のグリフォンだった。だがカンバーランドやカークウォールをはじめとしたフリー・マーチズの諸都市で苦境に置かれている者たちは、その変貌ぶり、力と憤怒を目にして夢中になってしまった。
 それ以降、限られていたとはいえ、要請は着実に執拗にもたらされた。すべてのグレイ・ウォーデンが、絶頂期の状態のグリフォンのほうが、ジョイニングの儀式を施したものよりも優れていることを理解していたが、ブライトの長く続く試練のため、みな劣悪な状態に置かれていた。顕著な割合が老いて、栄養不足で、傷を負い、または長い労苦のせいで疲弊しきっていた。それらグリフォンにとって、ブラッド・マジックのもたらす優れた速度と力は、知能と自律を奪うに足るとみなされ、変異の間に咳き込んで何時間も赤い泡を噴き出し続ける不快さも仕方がないこととされた。

 よって、命令は様々なフィールド・コマンダーたちから、ときにはファースト・ウォーデン自身からもたらされ、一頭あるいは数頭のグリフォンが、戦いを継続させるためジョイニングを施された。そして儀式を経たグリフォン一頭につき、他の三、四頭が、汚染を受けた仲間を容認するように意識に手を加えられた。
 乗り手からの苦情がない限り、イセヤは命令に服従し、儀式を執り行ったが、それも他にしようがなかったからだ。当初は抗いもしたが、彼女が屈するまで何度でも命令が発せられた。永久に抵抗する力もなく、今はそうしても明らかに無駄なときであった。その絶望が彼女自身の汚染の進行を早め、またブラッド・マジックの穢れも寄与していたのだろう。彼女とガラヘルがスタークヘイヴンで一緒に戦う頃には、兄よりも二十年は長くウォーデンの任務についているかのような見かけになっていた。

 だが、それを気にかけるすべも、そのわけも、忘れ去っていた。果てしないブライトに巻き込まれ、毎日終わりの見えない戦いを繰り広げているうちに、それを思い悩む意味さえ見失っていた。グリフォンに自意識が残っていようが、汚染されていようが、何の違いがあるというのか。ブラッド・マジックの上に別のブラッド・マジックを重ねなければならず、野生の憤怒を制御するために憑依する必要があるとして、そのどこがいけないというのか。ウォーデンたちも似たような犠牲を払っており、彼らの命運はすでに定められているのだ。

 ときには変異に抵抗するウォーデンもおり、その際にはイセヤも、かつて自分が反抗した理由をぼんやりと掴み取れそうになるが、ダークスポーンの穢れがもたらす混濁した意識の泥濘の中で、いつも途中で見失ってしまうのだった。
 彼女が覚えていることは、毎晩祈りのように自分自身に語りかけていることであった。それがブライトを終息させるための対価であるということ。ダークスポーンをフリー・マーチズから押し戻すこと。アーチディーモンの呼び声を消し去ること。途方もない代償には違いないが、そこにはまだ希望があった。彼女が代償を支払えば、悪夢は終わる。いつの日にか。

 彼女がその希望にしがみついている間、髪の毛は一塊になって抜け落ち、黒ずんだ紫の穢れの跡がまるで血流の中の痣のように肌一面に広がっていった。
 それだけで済むのであれば、まだよかった。

***

Stone's Bastard:ストーンズ・バスタード
the Stone:ストーン。オーザマーのドワーフの信奉する土着の守護神的な存在。地中ドワーフは、先祖のうち優れた偉業をなした「パラゴン」たちを信奉するようになったが、それ以前の原初的な信仰対象。
the Masterless:マスターレス
the Broken Circle:ブロークン・サークル

2014年11月25日 (火)

金曜日に戻ります。

 なぜかいつも、BioWareタイトルのリリース直後はリアルがしっちゃかめっちゃか。

 まだ20時間ほどしか遊んでいないのに、出張のため金曜日までお預けとなりました。

 呪ってやる。遊び倒してる全世界のDAファンを呪い倒してやるっ。 

 移動の暇な時間には、プリマのガイドブックのBioWareデザイナーたちのインタヴュー記事でも読んで時間を潰すことにします・・・。逆にプレイできない怒りがこみあげてくるかも。

 そして、疲れ切って戻ってきたホテルの部屋では、Kindle Fireに移しておいた自分のプレイ映像を、繰り返し観ては、涙で異国の枕を濡らす。

 最低でも100時間以上の長丁場の戦いに、そんな開幕時期に故障欠場の影響なんて冷静に考えれば皆無なのですが、選手はだいたい焦って余計なことをはじめ、自ら破滅の道を選び、奈落の底へ堕ちていく。

 もっとも、かつては戦争がえりの多かったプロ野球の監督たちは、若手の酷使など「弾の飛んでくる戦争よかずっとまし」と顧みもしなかったとか。 

 よーし、帰ってきたらDA遊び倒すぞい。

 「DA、DA、雨、DA」て感じで行こう。(雨の日こそやらんかい!)

2014年11月24日 (月)

【DAI】小説版から登場。

 プレイはかなり先のほうになりますが、そのうち忘れるといけないので書いてしまう。

 小説版からの登場人物。あの人かな、この人かな、と思っていたら、なんと一番初めに遭遇したのは?

338
 ソラスが興味を示す、このクエスト。

339
 ディーモンと誰かが戦っている。

341
 とりあえず介入。メイジ三人もいると画面のわけわかんなさも増大。

342
 デーリッシュ・メイジのほうは、こちらを攻撃してこない。

343
 あ!

345
 Mihrisやおまへんか?! あの"The Masked Empire"に登場しとった。最後生き永らえたおもとったら、こんなとこおましたんや! 

 ただし自己紹介の発音は、「メイリス」に近かった。私は当てずっぽうで「ミーリス」と書いていたが・・・。

346
 確かに、ヴァーネーン・クランのファーストだった(すぐに「です」と言い直してる)と言ってますよね。

 ソラスも興味を示していたアーティファクトに、彼女も興味があるらしい。ヴェイル(の厚み?)を測ることができ、新しいリフトの顕れる場所を予想できるのだとか。

 どんなシェムレンより自分のほうが魔法にもヴェイルにも詳しい、場所はすぐそこだから、一緒に連れて行けと。 

348
 マ・ハレル、ダーレン。

 ソラスのエルフ語、手持ちの日エルフ辞書では正しく解読できないのですが、こんなかな?

「うそこけ」 

 マは、「私」、ハレルは、ドレッド・ウルフの「フェン・ハレル」のハレルですから、「とんでもない」、「おそろしい」、「信じられない、嘘くさい」です。
 ダーレンは「娘」、「女の子」という単なる呼びかけ。

 まー、本人を前にして「うそこけ」は言わないだろうけど、「ほんまかいな」、「こいつは驚いたな」といった皮肉なんでしょうね、きっと。

349
 遺跡の入り口。エナジャイズせよの意味がわからなかったが、ようは右クリックだった。封鎖していた石柱が横に退けて通れるようになる。

350
 ディーモンもおります。

351
 松明の仕掛けはお気に入りですが、これはちょっと違う炎。

352
 ヴェイルファイアだそうだ。

 これ、ヘラルドがメイジだから自分でやっちゃってますけど、メイジがソラス一人なら彼が担当するのでしょう。

353
 途中の燭台に移していく。必須なのかどうかはわからない。

354
 中にもディーモンがいます。

355
 戦っている間は両手がふさがるので、ヴェイルファイアの燭台が足元に落ちています。なかなか細かい。MEには似たような工夫があったかな。

356
 噂のアーティファクトにもエナジー充填します。

357
 おっと、ミーリス(メイリス)ちゃんが、知らないうちに近づいてきています。

358
 ちょ、待て、そのあま、なんか取ったぞ?!

359
 ここは「スペシャル」なる選択肢が出る。わかんないけどそれ選ぶと、今度は「ソラス?」というのが出る。これしかないべ。

360
 マ・ハラニ、マ・グランディヴァル、ヴァー・エナサリン。

 んー。良く分かんないけど、「そいつは要るんだ。こちらに渡してもらえると、ありがたいんだよ」とかですかね?

361
 渋々と手渡すミーリス。「アミュレット・オヴ・パワー」なるものだった。

 小説を読んでいるから、ミーリスが曲者であることはわかっていましたので、事なきを得ました。

 ん、そのまま持ち逃げされないように「返せ」と言ったらどうなるか?
 ぜひ、試してみてください。

 こうなります。

362
「ご先祖様が私にも贈り物を残してくれているわ。じゃ、協力関係もこれで終了ということで。まったねえ、名前も聞いてなかったけど」
「なにさらしとんじゃ、待たんか、こら、置いてけ、こら」

363
「どうせそう言うと思ったさ、ドレッド・ウルフの名にかけて、命ちょうだいするよ!」

364
 レヴェル16て。
 

 まあ、四人がかりなら勝てます。ただし私は、蘇りできるアミュレット(使用後に破壊される)を二つ無駄にした。やめといたほうがいいかもね。 

 まさか、彼女と一番最初に出会うとはねえ。もちろん、小説版から二人目以降が出てくるのかどうかも知らないですが(コールはもちろん、除きます)。

(更新)二人目にお会いしました。流れから行くと、そちらの方のほうが先だったんだろうなあ。お話はまたそのときにでも。

【DAI】ウォー・ルーム

 まぢでこんな調子で書いていたら、本人のプレイがなかなか進まない。

 まー、でもフロント・ヘヴィーな造りであることはだいたいわかってきた。途中はただ道に迷う時間のほうがずっと長くなるだろう。

 まだ主要人物の半分とも話せていないが、待ちきれないのでウォー・ルームへ。

299
 掌のマークが気になる。結局ブリーチを閉鎖することができなかった。ならば、このマークに何の意味が。

300
 ソラスによれば、ブリーチを閉鎖するには、開放したときと同じだけのエナジーが必要だと。
 RPG的にいうと、経験値を集めろということかな。
 

301
 ここで初対面なのか。

302
 カレン。元テンプラー、今はインクイジションの将軍役。

303
 ジョセフィーヌ、アンティヴァン、インクイジション大使、外交担当。 

304
 レリアナ、フェラルデンの英雄のひとり、オリージャン・バード、スパイマスター。

306
 チャントリーは、インクイジションを異端の冒涜者たちと決めつけようとしている。

307
 ロードリックの仕業であることは明白。

308
 今や、誰もが主人公を「ヘラルド・オヴ・アンドラステ」と呼んでいる。

305
 大層な肩書きをもらってどんな気分だい?
 「落ち着かない気分」と答えると、「チャントリーもきっと同じだろうな」

310
 目の前のブリーチが最大の脅威で、対処すべき問題であるにも関わらず、チャントリーはヘラルドこそが事態を悪化させていると喧伝している。

309
 チャントリー・クレリックのひとり、マザー・ジゼルがヘラルドに面会を求めている。
 彼女はレッドクリフ付近のヒンターランドで、傷病者の治療にあたっているという。赴く価値はある。

311
 ヘラルドがマザー・ジゼルのもとに向かう間、他の者たちはそれぞれ任務をこなすことにしよう。

312
 オペレーション。作戦行動としておきましょうか。

314
 いちいち説明に読みふけっていると先に進めないが、読まざるを得ない(笑)。

313
 当初MLは、もっと広い範囲の土地をカヴァーするゲームになると言っていたが、結局オーレイとフェラルデンの二か国に落ち着いちゃったのね。

315
 ウォー・テーブルにはじめてアクセス。

316
 マップ上は、フリー・マーチズも、ネヴァラもカヴァーされている。
 でも、取りかかれるオペレーションはひとつのみ。

317
 ヒンターランドをスカウト(偵察)せよ。

318
 あたしゃ、てっきりヘラルドたちがそこに行くのかと思っちまいましたが。

320
 そうではない。

323
 それは古い考えのRPG。

324
 インクイジションは組織力で活動するのです。

331
 スカウティングをしていたのは、このドワ女(じょ)。

326
 伝書の鳥を見上げるのがマザー・ジゼル。

327
 で、これがスカウトの送ってきたレポート。

332
 すぐに現地に赴きますか。ちょ、待ってくれ。まだレリアナやキャスとも話してないのだ。
(別にすぐに向かっても、ちょくちょく帰ってこれますので、支障はございません)

329
 ここで、オペレーションは実際にはミッション、任務の積み重ねであることがわかる。
 さっきのスカウティングがその一例だったのですね。

330
 こんなにミッションが出てきて、正直狼狽えました。今のところオーレイには一つもない。

333
 それぞれのミッションに、アドヴァイザーの誰かをあてがう(ひとり同時に一個しかこなせない)。こんなやつだと誰でもよさげだが、アウトカムはそれぞれ違うのだという。

 かなりじっくり考えてしまったが、三人を得意そうな分野に振り分けておく。表記されている時間(リアルタイム)が経過すると結果がわかるのだそうだ。

 どうやら、誰を選んでも致命的な失敗ということはないみたい。ただし、すぐに敵対する相手を葬りたがる(あるいは恫喝したがる)レリアナの使い道は要注意かも?

335
 インクイジション・パークなるものは、今はまだ手に入らないが、インフルエンスが増えていくにつれ解放されていく。これも選ぶときに悩みそう。

336
 まだ、どのアドヴァイザーとも親交を深めていないので、一旦御開き。
 ゲームを開いたままぼんやりしていても、ミッションはどんどん解決されていくようである。

 ウォー・テーブルのフィーチャー、心配していたほどヘボくはないようです。MEシリーズにもすでにあった、テキスト・アドヴェンチャー的なものであり、DAKにいつの間にか登場していた"The Last Court"も実は似たようなもの。

  ただし、どう進めても致命的な失敗がないとすれば、物足りないと感じる人がいるのかな。

【DAI】フィーチャーてんこもり

 このゲームのプレイを追いかけても、読み物としてのブログなんて書けませんな。
 まだ20時間も遊んでいないのですが、本当に今までのDAとは違うゲームのような感じがしてきました。

 プレイを全部動画で撮影するつもりで、そのとおりやってみたのですが、ほとんどが道に迷っているか、ランダムに出現する敵と戦っているか、エルフルートやアイアンを収集しているか、インヴェをチェックしている時間であることに気が付いた。膨大な無駄。

 とはいえ、カメラをオフにしておくと、そゆときに限って唐突に事件がはじまったりする・・・。何テラになるかしらないが、外付けHDDが持つ限りカメラはだだ回し。 

  IGNかどこかの評にストーリーがシャビーとありましたが、つくりとして、これじゃあシャビーに感じざるを得ないでしょう。じゃあSkyrimのストーリーがシャビーじゃないか、と言えば、DLC単体の物語はともかく、本編のは結構シャブシャブでした。

 そう言えば、デイワンDLCは、EA/BioWareが「自称ファン」たちからぼこぼこにされて、廃止になった。気が早すぎるだろうが、ストーリーDLCって今後あるのかしら。

 ウォー・ルームの仕掛けを確認する前に、ヘイヴン回りのエルフルートを全部採取して(後からいくらでも拾えるので、必須でもなんでもない。単に私が貧乏性なだけ)、アイアンも掘り出して(これも同じ)、セリフのありそうな人物全部にあたりまくって・・・。

 以前の方式だったら、あまりに膨大な画像になりかねなかった。日本語訳同時リリースはまじめに嬉しい。一枚だけ画像を貼り、あとはゲーム内で見てね、でOK。

266
 フェイドのことを詳しく聞いておけば、ソラスはご満悦なのかな。 ヴァリックのつけたあだ名はチャクルズ、なんすかね、「にやけ屋」?かな。

 確かにいつもへらへら笑っているように見えて、やっぱ私にはフェイスブックの創設者にしか見えません。まあ、頭についてはアマゾンの創設者という噂もあるが。

267
 ポーションのシステムには、ちょっと驚いた。

269
 DA2のときは、ほぼひとつ残らず素材を集めないとコンプできないという、殺生なシステムだったが。

268
 レシピ集めと素材集め。いっぺん集めたら終わりではなく、補充するごとにと大量の素材が必要になる仕組み。
 これは結構きつそうです。

270
 なんだって、民謡(フォークソングね)まで集めなかんの? 

271
 じゃあ、そこのバード、同じ歌ばかり歌うのではなくて、知ってる歌全部歌ってくれよ。

272
 ひとりひとり、プチ・ストーリーつきで登場する。クォーターマスターはフェラルデンのローゲイン信奉者だったが、アリスター王に疎まれて、ここに左遷されたんだとか。

273
 アイテム・クラフトも結構大変そう。

274
 マーチャントは、私の場合は「売り先」オンリー。店から買うと(もっといいものがそこら辺のルートに、ごろごろしてるので)きっと損をする。これも最良のものは店から買うしかなかったDA2とは大違い。

275
 まだ馬のいない厩舎。これもご心配なくで、程なく手に入る。見せたいフィーチャーはとっととプレイヤーに手渡す。主流派ゲームのお作法です。

 ところがマウント(騎乗動物)の種類が半端ない。これも泣きながら、鼻水垂らしながらコンプを目指せということかな。

276
 私は鍛冶屋のシステムをまだいまいち理解していないが。

278
 とにかく、ミニマクサー(最強厨)でもない限り(いや、そうであっても)、

279
 誰かよそのプレイヤーと同じ装備になることは、ほとんどあり得ないことはわかった。

 いや、まじでこれ(クラフティング)だけで一晩徹夜する人いると思うよ。

280_2
 そして私は、これからの長大な素材集めの苦行の旅に恐れおののき、時間もないのにこうやってアイアンを集めはじめたりしている。

281
 エルフルートも。これ、絶対ヘラルドの腰いためるわ。

282
 そしてこの、隠されたものを探すサーチ・・・。 まだあんのかい!というのが正直な感想。

283
 PC版だと「V」キーで、このようにいつもと異なるレーダー風のシグナルが出る。

284_2
 近くに何かある! なぜわかるのかは謎。

285_2
 ま、遠くの隠しアイテムより、近くのエルフルートが先。 

286
 何事だー、というくらい派手なエフェクトで、この場合はレターが手に入った。どでかいチーズの塊は手に入らない。

287
 これも、今後やまほど登場する、ロケーション発見のフィーチャー。

288
 必要以上に派手なアクションで、目印の杖をぶっさす。
 この場合は木材の切り出し場を見つけたってことかな。

289
 木材の生産とアイアンの塊を確保したことで、

290
 ようやく最初のリクイジション(要求事項、インクイジションなので「資材徴発」かな)が完成。先はながそー。

291
 で、「インフルエンス」、インクイジションの影響度が高まるって寸法のようです。

292
 「パワー」なるものもいただいた。

293
 DA2では、ホークのまぶだちだったヴァリックも、今回はワン・ノヴ・ゼム。ちと影が薄いかもしれません。

294
 自分が生き残った理由は「運」だけだ、というヘラルドに、「幸運、それとも不運?」

296
 マーチャント(商人)とビジネスマンの何が違うんだ?
「商人は商品を売り買いする。ビジネスマンは店を売り買いする」 (誤訳修正)

295
 DAKで入力した内容に従って、ここでホーク一家(家族のみならず仲間も含む)のその後が語られる。入力間違っちゃうと、ここも違っちゃうんだね。

297

 レッド・レリウム鉱脈破壊のサイド・クエストは、ヴァリックから受けてたんだ。

 とにかく、ヴァリックひとりとお話するだけで、十分くらいかかりました・・・。

 長くなったので続きは次回で。

全員がプリンセスっ!

 DAIと直接関係ないが、以前から指摘していたことが、とうとう現実になり、困った世界に突入していくかもしれないので、触れておきます。下の記事。

Yahoo(時事通信)はこちら。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6139571

 AFPBBは下をクリック。(リンクが長すぎなのでハイパーリンク化)

非バービー体型の人形、米で近く発売 「『普通』は美しい」

 同じ記事かな。

 BioWareの方針はこっちなんだよなあ。さすがに渡辺直美級とはいかずとも、登場人物は「全員バービーにはしない」とゲイダーさんも言いきってますから。

 それはそれで企業の販売戦略だから、お任せするしかないとして、この「誰でもプリンセス」という動きは本当に心配だ。

 もちろん逆に、これまでクリスチャニティ世界で浸透してきていた「神を前にして、人はみな醜く、だらしなく、不完全、ゴミクズ」というのもそら恐ろしい考え方であって、チャントリー(教会)統治の揺るぐことのない基盤を形成していたわけですが。 

 そもそも論として聖書を読む人など信者でもほとんどおらず、教会に通う人も減っており、何やらリベラルが強引に推進してきた、マルタイカルチャラルを認めるという傾向やら、インクルーシヴィティやらも影響を与えているのだろうけど。
 誰であっても「美しい」は、「偽善」どころか、「偽」(フォルス・ステートメント)そのものですからねえ。

 しかも身長・体重が「平均値」てなんだよ。個性を主張するんだい、と言いながら「算術平均」を用いるというこの矛盾? これこそ偽善ですね。いうなら「おしなべて並の不細工」でしょう。 

 私個人は、バービー人形(でもリカちゃんでも似たようなので)いいと思いますが。そちらはもはやクラシックになってしまっている。それが癪に障るから、こういう一時的な変化球で盛り上がって、すぐ忘れ去られるなら、まあ我慢するかてところ。

 こうしたことに関連する最近の本では、「エヴァンジェリカルズ」が気になります。読む暇はとてもないけど。

2014年11月23日 (日)

【DAI】プリマ・オフィシャル・ガイド・コレクターズ版

 「天は…、私を見放したっ!」は、私のための台詞です。

 DAIの"Prima Official Guide: Collector's Edition"到着・・・。
 来週の出張後の週末に到着のはずが、なんでこんなに早く来る?
 いや、喜ばしいことだろうけど、私には読んでいる暇などない!

 しかも、コレクターズ版特典のゲーム内アイテムとマウントの入手方法がわからない!
 Primaよ、おまえんとこ出版社ちゃうんかい。説明の文章が下手ってどういうことだ?
 なんか、大昔に登録したユーザーネームを入れろとか、忘れたよ・・・。

 四苦八苦してようやくコードをRedeem。
 今度はOrigin側で入力するところがわからない!
  Originは出版社が作ってるわけではないが、Redeem Codeは飯の種だろうが!
 こちらも探しまくってようやく発見し、入力・・・。ほとほと疲れた。

 そしたら、ゲーム内に現れない・・・。
 あれか・・・。いっぺんヘイヴンまで戻らなかんのね?
 いつものBioWareのパターン。 

 仕方がないから、やりかけのミッションほっといて、戻りましたよ。
 このときばかりはファスト・トラヴェルがあってよかった。 

265
 びみょー・・・、以下。

 はい、セーヴもせずに放置決定。

 お前ら、たいがいにせえよ。 

 まー、他に特別マウント一種類(しょーもない「ロングマ」というプリマと語呂合わせのモンスター)、マルチプレイ用のトラッシュ(間違えた、トレジャー・チェスト(笑))がある。今はまだ確認できてません。

 それからすごい期待していた、特製タロットカードの絵柄一覧。バラバラには掲載されているが、ただのアートとしての扱いで残念。綺麗だけどね・・・。

 コンセプト・アートはおしなべて素晴らしいなあ。アートブックは注文していないが、いらないかも? まあタロットの絵柄が載っているかもしれないんで、買っちゃうんだろうけど。まずKindle版で試そう。

 唯一の救いは、PCやタブレットの電子ブックでオフィシャル・ガイドが閲覧可能なこと。
 それだって出張中の暇な移動時間に読むときしか使わないけど。   

 さらに力が抜けることには?

 実はもう一種類、「インクイジター版」という、もっと豪勢なプリマのガイドも注文しているのだ・・・。なんか、もう要らないって感じもしてきた。どうせオマケ・アイテムコードはコレクターズ版と同じやろうし。
 品切れでキャンセルにならんかな。
 ほんま、タロット・カード売ってよ、EA。

【DAI】パワープレイ

 原点回帰とでもいうつもりでしょうか。DAIには、DAO、DA2のとある場面を想起させるシーンが多い。

 つまりアクション・ファンタジーなんて、しょせんその程度の数えるほどのパターンしか存在しないとしたら、悲しいものがある。

 とはいえ、いつも申し上げているように「年寄りはすっこんでろ」。DAOをプレイしたことがない人には当然ながら新鮮なはず。

186 
 あのDAO冒頭、オステガー砦のビーコンを灯すシーンの直後とパターンが同じですね。

187
 こういうシーンがあると、「あああーっ、主人公は女子がよかったなあ!」といつも後悔する。誰が、自分と同じ髭面の寝起きを見て喜ぶのだ。

197
 ちなみに、このプレイの直後にエルフ女子ローグ・ツーウェポン(デーリッシュ・ハンター)をロール(メイク)して、冒頭部分少し遊びました(笑)。
 軽い気持ちで主人公男性メイジにしてしまったが、こんなに長く濃い時間を過ごすことになるなら、やっぱ絵的に目に優しいこっち(つうか女子)にしたかったなあ!

189
 今回現れたのは、もちろんモリガンではない。

190
 主人公が起きているのを知って。

192
 とりあえず土下座しておけばいい、河野洋平か。

194
 三日ほど昏睡していたようだ。
 空中のブリーチは閉じられていないが、拡大はとまった。丁度主人公の掌のマークがそうであるように。

195
 彼女の態度から推定するに、主人公は変に崇拝されてるぽい。
 目が覚めたら、そっこー、カサンドラのところに来いと言付かっていたという。

196
 ほな、ぼちぼちいこか。

198
 ほんと、全部なんてとてもトレースできませんから、代表的な画像一枚で勘弁してほしいが、こんな寒村の中でさえ、とてつもない数の「チェックすべきポイント」があります。

202
 「チェックすべき」とは言いすぎで、しなくても進行上困るわけはないはずですが、私のようなBioWare亡者の場合は、チェックしないと死にます。

208
 たとえば、この例なら、日誌の第一日目と第三日目が見つかって、第二日目が見つからなければ、悶死します。たとえ第二日目が現に存在するかどうかわからないとしても。

 まーでも、コンプなんてきっと無理だろうな・・・。

199
 こちらは、デラックス版のオマケの装備だが。

200
 杖はまあまあいい感じ。

201
 ローブのほうは、まるで単身上京したひとり息子に、田舎のおかんが送りつけて来たような「よそ行きのおべべ」。見かけだけで言ったら、そっこー、タンスの肥やし。
 しかも性能的にもあっという間にそこらで拾う品物に追いつかれます。

 と書いて、今真面目に見たらファイヤーレジスタンス・・・。
 あーっ、これ着てればレイジ・ディーモン(後述)であんなに苦労しないで済んだのか。 

203
 ヘイヴン。まだ目ぼしい場所は何も表示されていませんが。

204
 クエストもいっこだけです。チャントリーにいるカサンドラに会いに来いと。

205
 英語では、「おっおー」と言う場面ですね。

206
 崇拝どころか、新興宗教の教祖並に「神格化」されているようだ。

207
 実は、余計なところに行かせないように進路を封鎖しているというのが役割だが。

209_2
 ここまで二十分近くは、ヘイヴン中を駆けずりまわっていますが、ばっさり割愛してチャントリーへ。

210
 行きましょう。

212
 とは言え、中に入ってからもBioWare亡者の気は抜けない。あっちへよろよろ、こっちへばたばた。

211
 だって、こんなの落ちてるんですよ、奥さん? クラフティングの図面(スケマティック)。

213
 駆けずり回ってへとへとになって、ようやく到着。

214
 小役人のおっさんは、まだ主人公をヴァル・ロヨーまでしょっぴくつもりだが。

216
 キャスは衛兵たちに無視するよう告げ、立ち退かせる。

218
 ブリーチは落ち着いたとはいえまだ存在するし、対処すべき脅威はそれだけではない。

221
 ブリーチを生んだ下手人は、あの場で道連れになったかどうかも不明だし、共犯者は外部に生き残っているかもしれない。
 んー、レリアナの顔が。やばい、みとれてまう。

223
 わいを疑ってまんのかいな?! 

 カサンドラがディヴァインの「右腕」、レリアナが「左腕」としたら、おっさん、グランド・チャンセラー・ロードリック(Grand Chancellor Roderick)は、ディヴァインの公式の「言葉」を司るための「口」。

 もちろん実質上の「言葉」は、カサンドラとレリアナの行動で示されるのだが、世の中「建前」が本物と鵜呑みにする者が多く、また多くの者たちは「シーカーズ」という裏の存在について何も知らないので、表の世界では、ただのチャントリー宣伝担当の彼が絶大な権力を握ることになる。 

 そして、ディヴァインそのお方とともに他のグランド・クレリックたちが尽く命を落とした今、継承順位ずっと下の方、国家安全保障担当補佐官(ナショナル・セキュリティー・アドヴァイザー)に過ぎなかったジャック・ライアンが、焼け跡になった議事堂(USピャピタル)をしり目に、合衆国大統領に就任するためオースを行うのであった("Debt of Honor ")。

 ところが、セダスにとって幸運なことに、チャントリー・ディヴァインはアンドラステを偲んで女性限定という決まりである。
 よってロードリックは、次期ディヴァイン選出を行うためのグランド・コンセンサス(Grand Consensus)を行うメンバーたちに、自分の権力を行使しやすいディヴァインが選ばれるように働きかけるのでしょう。
 といっても、グランド・コンセンサスを行うグランド・クレリックのほとんどが、もう生きていないのであり、それは候補者もほぼ欠いていることを意味する。
 チャントリーが次期ディヴァインの選出にしくじれば、ジャスティニアが最期のディヴァインということになってしまう。すなわちチャントリー統治の断絶である。

224
 そして、どうして主人公を疑わないかというと、キャスもレリアナも、寺院の中でディヴァインが彼に助けを求める声を聴いたから。

227
 ほなら、その掌のマークも、ひとりだけ生き残ったのも偶然言いまんのかいな?

225 
 主人公の掌のマークは「神意」(Providence)の顕れ。彼はメイカーが我らの困難を救うため遣わし者。

226
 迎合するしかない・・・。キャスとのロマンスを考えると。メイカー万歳。

229
「目前に闇のみあるとも、メイカーのお導きのまま進むのみ」

228
 我ら全てを喪いしとき、いずこからも知れず彼が現れた。

230
 たとえ「神意」という「大義」があっても、お前たちに「権限」はないぞ、というおっさんに、ディヴァインの令状(Writ)を示すカサンドラ。ディヴァインは最悪の事態を予想していた。

232
 ディヴァインの遺志に従い、今この瞬間に、インクイジションの再建を宣言するっ。

233
 ブリーチを閉鎖し、下手人をあげ、秩序を回復する。あんたの承認は必要ないんじゃ。

234
 あちらの人は、自分の負けがわかると黙って立ち去る。「捨て台詞」はチンピラもあんまし使わないんですね。

235
 ディヴァインの指示は、インクイジション再建と、混沌に立ち向かう者らを招集すること。

 すんません、レリアナの画像は無駄に何枚でも貼りたくなります・・・。

236
 導く者らも、従う者らもなく、そしてたった今、チャントリーの支援も喪った。

237
 だが今すぐにやらざるを得ない。マークを帯びしそなたとともに。

 インクイジションってなんですか?という人たちはゲーム内で確認してもらうとして、ここでとても大事なセリフは次っすね。

238
 聖戦でも始めるつもりか、と聞かれたキャス。戦いにはすでに巻き込まれている。
 それが「聖なる」戦いかどうかは、自分たちが見出すもので変わってくるだろう。

 「イヤ」だと言ったら?

 これは、TRPG発祥のあちらでは必須の質問。プレイヤーがDM(GM)のいうこときかないで好き勝手やろうとすると、シナリオが立ち往生してしまうから歯止めがいる。

239
 逃げたければ、どうぞ。 
 中古屋に売りたければ、どうぞ。

 掌にそんなマークを付けたまま、逃げられやしない。すでにチャントリーからは極悪人の烙印を押されているのだ。典型的「巻き込まれ型主人公」ってやつすね。

240
 秩序を取り戻すため(文字通り!)手を貸してくれ。手遅れになる前に。

242
 よござんしょ。
 

 私には、中古屋に売るという選択肢はないので、なんでもいいから早くはじめようぜ、という感じだったんですが。

244
 そんな私でも、次のこのシーンは、心底仰天、吃驚した。

245
 あれ? レリアナはともかく、他のふたり、カレンとジョセフィーヌは、これから主人公が探し出したり、呼び出したり、説得しに行くのではないのか?!

246
 そそ、こうやって伝書の鳥でも使って・・・。えー、省略したのか?!

247
 コンテのことはいい。

248
 前作と別人でもいい。

249
 二羽の伝書の鳥は、別の方角に飛び去る。

250
 テンプラーの徴が見える、オーレイかな。

251
 レッドクリフでしょうか。フェラルデン。

262

252
 パンチパーマをやめたカレン。

253 
 インクイジション再建宣言を公布してるのでしょう。

263
 それを見てブチ切れたおっさんは、どこかに去っていく。

254
 もういい加減、締めたいんですが。

255 
 ほんと、細かいところが秀逸すぎて省略したくない。

 この新兵(顔でわかるだろうが)なんて、キャスの顔を窺いながら、目の前に来ると気を付けするんですよ? やりすぎちゃいまっか?

256 
 ようやく終わりかな。

257
 んー、下の絵とかぶってる? バナーにご注目。

258_2
 インクイジションの紋章。芸が細かすぎる。

259
 この最後のシーンでも、カレンのほうに主人公が何か語りかけたりしてっからね!

261
 タイトル・ロゴ。

 

 あんまり長くて、何を書きたかったか忘れた・・・。

 ああ、この記事のタイトル。「パワー・プレイ」は、文字通り「権力闘争」の意味がありますが、もうひとつ。スポーツの世界では「数の優位」を築く作戦のことを言います。

 私は、てっきりカレンやジョセフィーヌは、他のメンツと同様に途中でリクルートするのかと思ってた。しかもプチ・ストーリーつきで。
 何の説明もなく、いきなり最初から主人公と並んでる?!

 ゴールキーパーまで前に出す、アイスホッケーや、サッカー、フロント・ラインに選手を集めるアメフトなんかのパワー・プレイを思い出してしまった。
 しかも時間帯もまだタイトル・ロゴ出る前の序章ですぜ。 

 これもあれなんすよね、主流派(メインストリーム)ゲームのお作法なのだ。
 最近はもう、フィーチャーを小出しにしないんだ。カジュアルを飽きさせないように、中古屋に売らせないように、全部先に一斉に並べてしまう。
 カレンもジョセフィーヌも、この後すぐはじまる、ウォー・ルームの仕掛けに欠かせないから。逆に言えば、ウォー・ルームをすぐ使いたいからの措置でしょうか。

 ME3のときは、ウォールームのフィーチャーを使い始めるまで、多少「溜め」があったが、今回はなんと前・・・、いや何もなしでいきなりかい。

【DAI】タクティカル・カメラ・・・。

 BioWare信者ではないので、タクティカル・カメラ(PC版)が、「これでいいのだ」と言う気がおきないのですが・・・。 でもBioWare亡者なので我慢します。

145
 ここで起きた大量殺害という惨劇に呼応して、フェイドとの境界(ヴェイル)が薄くなってしまっている。

143
 ソラスはフェイドに造詣が深いらしい。
 このリフトは一時的に閉じているが、封鎖はされていない。マークで一旦開いて、その後に正しく封鎖できるはず、とまた仮説を披露。

144
 だが開くことによって、フェイドのあちら側の存在が、こちらの世界に誘引されてしまうだろう。

146
 つまり、ディーモンがやってくるということだ(DAをはじめてプレイしているお友達向け)。
 ものども、ぬかるな!

147
 剣士たち。

148
 射手たち。

149
 目配せ。

150
 主人公、やることはいつも一緒。

151
 うお。

152
 なんや、なんや。

153
 うひひひ。 
 プライド・ディーモン、横綱級から登場してしまいました!

154
 名もない兵士を大事にするBioWare。ちゃんと、恐怖で後ずさりするという出番を与えます。

155
 いてまえー!

157
 うっしゃー。

159
 さあ、ここからが問題。

160
 最初はすっかり勘違いして、ディーモンにダメージを与えれば、リフトが崩れると思ったのだが。

161
 なーんの効果もない。そのうち見かねたのか、チュートリアル・ヒントが出た(笑)。
 逆だ逆。リフトをディスラプトするのが先。

162
 ヒントの字幕も出てるし、キャスもそう叫んでいるのに、うろたえまくり。そのうちに、キャスの血だらけの顔のアイコンが! ぎゃー。

163
 ようやく気がついたが、今度はリフトを探してあたふたし、見つけたと思ったら、どこを掴めばいいかわからず。

164
 なんとかディスラプトしたときには、タクティカル・カメラから戻せず自分の姿がリフトに隠れるという体たらく。

164_2
 そうこうしているうちに、すぐ近くにシェイドのアイコンが?

165
 やっとカメラの向きを変える方法を理解して見てみると、なんのこたないシェイドどもに囲まれて、す巻きたこ殴り状態(おいおい)。

166
 他のメンツはディーモンと戦ってますが、主人公はシェイドからただ逃げ回っているだけです。

167
 ようやく仲間の支援を得て、逆襲の火焔魔法を浴びせたが。

168
 今度は、プライド・ディーモンの姿が見えなくなるという。

169
 この画面のどこに、「タクティクス」があるというのでしょう?

 このまま続けても、いつかは倒せたのでしょうが、あまりのぐだぐださ加減に、士気阻喪も極まり、やり直し。

170
 さすがに二回目は学習効果も働いて、ここまで削る速度は格段に早まったが。

171
 これもタクティカル・カメラの制御に不慣れが故の画像ですが、一歩間違えればクソゲーの絵ですよ。誰の顔も入ってないんだもの。

172
 ようやっと、攻撃体形らしきものができあがったのですが、カメラの中心は依然ずれている。

173
 上とまったく同じアングルですが、ディスラプトしたリフトが完全に視界を覆い尽くす。

174
 これ、できるだけ意味のある絵だけ載せてますけど、こんなもんじゃないですからね。
 ポーズしてからもずっと、カメラが右往左往しまくってます。

175
 あげく。

176
 ちょ、お前、もうすぐお陀仏なのに、どこ行く気だ?!

177
 序章のクライマックス・バトル。よりによって、どうして舞台の袖で斃れる?!
 

 もーっ、プラちゃん! どうせ斃れるなら舞台の上で斃れてっ!(太田プロ副社から北野武さんへの台詞のオマージュ)

178
 ほんと、殺意覚えるわー。いや、死んでますけど。

179
 怒りも冷めやらないが、まずリフトを封鎖しなければ。

180
 ちゅどーん。

181
 ここ、細かいっすよ。

183
 閃光が先。

184
 インパルスが・・・、

185
 後。

 まあ、カットシーンのコンテの細かさはともかく、タクティカルの欠片もないカメラワークは、果たして私のせいなのだろうか?
 コンソール版はわかりませんが、PC版はちょっとなんとかしないといけないんでは?
 それに手こずりさえしなければ、さして難しくもないバトルのはずなんですが。 

 なお、しょっぱなのボスがプライド・ディーモンというのは、あれっすね。
 メインストリーム(主流派)ヴィデオゲームの鉄則、使う予算とクライマックスの大半は冒頭に全部つぎ込め。 
 要するにカジュアルの多くはゲームを最後までプレイしない、どころかすぐ飽きる、という前提。

 DAI上の部分までのんびりやってもニ、三時間。ゲームを手にした人は誰でも見るだろうコンテンツ。だから、DA2ではドラゴン(フレメス)が登場し、DAIではディーモン代表プラちゃんが登場した。

 ゲイダーさんは、ドラマツルギー的にどうもしっくりこないと言っていたが、もはや「主流」ヴィデオゲームの文法も、マイケル・ベイと変わらないのです。

2014年11月22日 (土)

【DAI】八甲田山なんて知らないかな。

 展開のスピードを重視するあまり、ちょっとストーリーが甘いかなあ?

097
 兵隊の装備の造り込みなどは、見ていて楽しいですが。

099
 このおっさん、ただのチャントリーの官吏でしょ。果たして必要だった?

 いまや、ヘラルド・オヴ・アンドラステ、「アンドラステの遣わし者」と勝手に呼ばれている主人公を、ヴァル・ロヨーに送って処刑せよと。

100
 私に指図する気か? この見かけ倒しの、腐れ木端役人が!

 よくぞ言った、それでこそキャス(いや、かなり意訳してないか)。
 とんでもない、"glorified"は、もっと悪い意味でもいいかもよ。

102
 自分らシーカーズは、ディヴァイン猊下にのみ従うというレリアナに、ジャスティニアは死んでしまったのだから、彼女の指示は意味を持たないという。

 尋問シーンで、自分の英語の聞き間違えかと思っていたが、やっぱジャスティニアは寺院で死んじゃったの?
 えー、それにしては因縁ありまくりのレリアナの反応が薄くないか?

103
 即刻撤退しろと迫るおっさんを無視して、キャスは寺院への突入を企てる。
 え、なんで自分が寺院へ向かうルートを選ぶの?
 キャスが色々言い訳してましたが、要はあなたがプレイヤーのアヴァターだからです。
 むー。ここはたとえばヴァリックとキャスが激しく言い争ってからじゃなかったのかなあ。

104
 大部隊と小部隊? 
 そりゃあ少人数で山道のほうっしょ。高倉健さんでしょ(意味不明? あとでわかります)
 山道を選んだら、案の定ふたりの好感度が変化している。でも、それは最初に口喧嘩を見せてもらわないと、ただのギャンブルじゃん。 

106
 「指輪物語」といい、あっちの人大好きなこの手のシーン。
 ヴァリックがソラスをせかす仕草とか、コンテが無駄に細かくて、もう大好きです。

 (あ、そうか、これDAO「セイクレド・アッシュ」トレイラーへのオマージュかな?)

108
 ジャンプといい、はしご登りといい、フロストバイト・エンジンのショー・ケース?

109
 先ほどレヴェル・アップで選んだスペルのひとつがAoE、範囲攻撃。
 実はフレンドリー・ファイア(味方誤射、味方にも被害が及ぶこと)「オン」も設定できるのだが、私はこれ以上戦闘でストレス抱えたくないので、カジュアルぽく「オフ」

110
 急いで見せたかっただけあって、寺院まで続く建物の中はなかなかの雰囲気。

111
 この、暗闇の中で松明をつけて初めて宝箱があることがわかる、という仕掛け、気に入りました。今後多用してほしい(いや、お前がプレイしてないだけで、もう完成してるから)。

112
 戦闘はDA2以上にカラフルでケイオスでメッシー。

113
 偵察が何人か斃れているが、まだ他にもいるはずだと。

114
 そのとおり、生き残っていて、化け物と戦っておりますな。

115
 あと何個あるか知らんけど、画像枚数が増えすぎて困るので、リフトがありました、触りました、閉じました、ってことで。

116
 偵察のリーダーが救ってくれたことに感謝。後日なんらかの影響があるのだろうか。

117
 DA2と違って、今回はこの場所に次いつ訪れるかわからない(そもそも二度と来ないかもしれない?)ので、しっかり観光も満喫すべし。へんちくりんな対の像がありますな。

118
 かつて遺灰を探しにウォーデンたちが向かった寺院の入り口は、跡かたもない。

120
 自分はここに倒れていたというが、どうして一人だけ生き残ったのかも定かではない。

122
 レリアナと別働隊の兵士たちも到着。映画「八甲田山」のように、二手にわかれた北大路欣也と大部隊編成のほうが全滅して、高倉健さんと小部隊のほうだけ生き残るとか、ベタなことにはならなかった。

123
 ブリーチ。大きなほうの亀裂。

124
 高すぎて届かない。

125
 キャスは、閉鎖を強行する構え。

126
 レリアナもついてくるが、パーティーに入るわけではないようだ。

129
 赤いのは、ただのおどろおどろしさの演出だと思いこんでいたが。

127
 赤いレリウムだそうだ。この中で実際に目にしたことがあるのはヴァリックだけか?
 邪悪だから、とにかく触っちゃいかんと警告。

128
 そう言われると近づきたくなるのが人情だが、野太いおやじの声と、おばはんの「誰か助けて」という声がする。ジャスティニア?

130
 カットシーン。

131
 お約束。

「誰か、助けて!」
「一体何が起きてるんです?」

133
 猊下の声も、お前の声も聴こえたぞ。

134
 こういうことみたいです。

142
「一体何が起きてるんです?」

136
 冒頭シーンで光ってたの、このおばちゃん?

137
 あなたは逃げなさい! 皆に警告を!

138
 侵入者だ。そやつを殺せ!

139
 ぴかちゅう(こらこら)。

140
 お前もそこにいたのか。どういうことなんだ。

141
 どういうことっていわれても、覚えてませんって、すんません、盾が邪魔!

2014年11月21日 (金)

【DAI】馴染みの見慣れない顔

 このままだと自分のプレイができないので、さくさく。

054
 一部ヘイターがとことん酷評しているのが、PC版の操作しにくさ。確かにルート集めとか結構大変かもしれない。んー、慣れるまで大変かも。

056
 貧乏性なんで、なんでも拾うつもり満々なのですが、これ、エルフルート拾うつもり(右クリック)で、杖が暴発(左クリック)してます・・・。

060
 すっとばしてますが、ここに辿りつくまでかなり走らされる。マップの広さにかけては確かに半端ない。

063
 こうしてリプレイを見れば、誰がいるのかわかるのですが、このときは何がなんだかわからず。

064
 ん。

065
 あれ、こんな明るい髪の色だったっけ?!

066
 かたや主人公の手をいきなり握るはげ頭。

067
 見ようによっては、かなり変なシーン。

073
 おたく、何さらしてくれはりますの?

074
 フェイスブックの創業者かと思いました。

 つまり、はげ・・・、じゃなくアポステイトのソラスは、大きな亀裂(ブリーチ)と同時に生まれた小さな亀裂(リフト)を閉じるには、主人公の掌のマークが必要であるという仮説をたてていた。同じときに生まれたものだから。 

075
 そしてブリーチそのものも閉じることができるのかもしれない。

076
 ちゅうことは、主人公が救済の鍵?

077
 そいつはよかった! 下手するとずっとこのままけつまでどっぷりディーモン漬けかと思ったぜ。

079
 ローグ、ストーリーテラー、ときには、望まれないつきまとい。

080
(笑)。

 カッサンドラが、ディヴァインにヴァリックの話を聞かせるため連れて来た。
 だがディヴァインそのお方も、あのブリーチの発現するときの爆発でこの世を去った。

082
 とりあえずビアンカについてはいじっておいて。

083
 カサンドラが嫌がっても、ヴァリックは無理やりこの先付いていく構え。

 随分とあっさり、仲間が揃うのだね。
 そして、ディヴァインは、随分あっさりとご崩御なさったものだね?

084
 ディヴァインはともかく、四人あっさり揃うのは、タクティカル・カメラを早く見せたいから。

 でも、これもPC版に限ってですけど、あんまし使い勝手がいい感じはしない・・・。 まあノーマルでプレイしている以上、いらないっちゃいらないかな。

085
 途中は全部すっとばして、もう一個リフトがあるところ。

086
 何がなんだか、よくわからんうちに、これは成功したのか?

087
 みたいだ。マークを使え。

091
 なんだなんだ。

093
 レヴェル・アップ。

094
 よくわからんので、スピリット系とインフェルノ系からタレントをいっこづつ選ぶ。

095
 そしてここでようやく、ずっと別の装備を持っていたことに気が付く・・・。

 

【DAI】けっこうグリッチあるかも。

 まだまだ序盤ですが・・・。

 けっこう、グリッチ(バグまで言わないけど誤動作、不具合)あるかも。
 ちなみに画面キャプチャーは色々なソフトで試行錯誤中。 途中でガラリと変わるかもしれませんのでご容赦。

 下のなんか、頻出しないだろうけど、やっぱそのひとつ。  

011
 走って。

012_5
 ちゅどーんで。

013
 落ちて。

016
 あいたたた、で。

017
 何やら降りてきて。

018
 シェイドかな。

019
 ステイ・ビハインド・ミー!で。

021
 まあ、ご丁寧にメイジには杖が置いてあって。

023
 あ、申し遅れましたが、主人公は顔を造り直しています。
 ちなみに名前は、V頭文字で探してヴィンセント。

025
 DA2ぽい戦闘光景です。このノリは捨てなかったんだな。

037
 終わった、終わった。

039
 ドロップ・ユア・ウェポン、なーう、で。

044
 まー、どうせこの先使うはずなんで、取り上げられやしない、とメタ的に考え(悪い癖だ)、「杖なんかなくても魔法使えるぜ」(意訳)を選ぶ。 

046
 ぎゃー。カサンドラの好感度がスライトリー落ちた。

 まあ、このこともあり、またグラフィック水準がちょっとばかり高すぎるんではないかとも感じられたので、設定を見直し、直前オートセーヴからやり直したのです。

048_2
 シェイド出ましたー。

049
 で、さあ、杖、杖・・・。

050
 小道具さん?!

051
 実はシェイドも出ない。これ以上やってないけど、おそらく詰んだりするのかな。

053
 で、まあ最後のクイックセーヴ・ファイルまで戻ってやり直し、今度は「キャスの言う通り」に従うことにして、好感度もゲット(チートやんけ)。

 ま、確かに雑っちゃ雑な造りだけど、私は大きな被害なし(いや、やけぶとってるだろ)。
 ただ、ここまでセーヴしてなかったプレイヤーはブチ切れたりするかもね(笑)。

2014年11月20日 (木)

【DAI】キャスに惚れ直した。

 そして、今、佐川急便・DHLが到着。英語版はDVD4枚組だった。

 もうきっと必要ないんだ。いらなかったんだ。どういうことなんだ。 

 EAJを心底疑い続けていたので、ばちが当たった。

 ただし、英語版デラックスには「二種類」の特別な騎乗動物が入ってると書いてある。日本語版のは一種類に読める。そこは違いがあるのかな。 

 全てメスアップしてしまう可能性があるけど、試しにインストールしてみっか。

 ああ・・・、完全に同じものの扱いだわ。しかも変わった生き物は日本語版デラックスにもあるらしい。 

 英語版ディスク版、棚の飾りにちょっこー。しくしく。

7
 デフォルトのお顔。さあ、直すぜー、と意気込んだが、三分で放棄した。今晩それだけで終わってしまうのが切なすぎる。髪と目の色だけちょこっと変えただけ。まあまあ男前なんでいいっしょ。

8
 名前まで、最初に出て来た自動生成のでいいや。

9
 グラボが非力なのがわかってしまうが、冒頭部分。トレイラーでもやってましたね。

10
 なんなんすかね、この光ってるのって。

11
 掌のスティグマが生まれる瞬間。

(修正:間違い。実はこれより前、最初から光っていたのだった)

12
 瓦礫の中に倒れている主人公。
 名もなき兵隊たちのモーションキャプチャーの振りつけが素晴らしい。

13
 手枷を嵌められ、兵隊に監視されている主人公。入ってきたふたりは、おけつでキャスとレリアナだとわかる。

14
 静止画だとしょぼくれてますが、動いているのを見ると、フェイシャルとかかなりいい感じですよ。

15
 またしてもキャスの尋問シーンで幕開け。よく考えると、主人公を女子にしていたら、この場面の主要登場人物は女性三名となったのだ。インクルーシヴィティも極まれり。

16
 お馴染みの選択ホイール。

17
 メイジのコンクレイヴ(集会)、テンプラーとの会談に集まっていた者たちは彼一人を残して皆死んでしまったんだと。
 こんな掌してるから、そら疑われますね。

18
 吐け、吐かんかい! これもDA2冒頭と一緒だな(笑)。

19
 ただ今回は、レリアナがキャスをとめる。ああ、いいグラボが欲しいなあ。

20jpg
 感情を示すアイコンも引き続き用いられる。見たくなければオプションで消せるはず。これも、「ファンの声をききましたー」ってやつの一環ですね。 

21jpg
 変貌したレリアナがそそるのはわかっていましたが。

22jpg
 BioWareの出す画像では「こんなんしちゃって、どうしてくれんの」と思っていたキャスのお顔。

 これも静止画ではしょぼいけど。
 正直に言おう。動いているときはかなりいけてます。

23
 レリアナはキャスから別のお仕事を指示されて立ち去る。主人公には、自分の目で事態を見た方が早いと言って、外に連れ出す。ここも無名兵士の顔の動きが秀逸。

24
 ブリーチ。亀裂ですか。日本語訳はどうなってるか知らないけど(いや、教えてくれなくて結構)。

25
 かなり男前。

26
 ブリーチの脈動と、主人公の手のひらのスティグマの脈動は同期している。

 なんか、メイジ男子にしたからなんだけど、Asunderのリースを思い出すね。いつも虐げられ、身体のどこかを怪我していて、へとへとになって苦痛に耐えているところとか。

27
 エヴァンジェリンはキャスとキャラがかぶるので、まあ登場することはないんだろうね。

28_2
 これはキャスとのロマンスも期待できるなあ、と思いながら、雑に選択肢を選んでいたら。

29_2
 ぎゃー。カサンドラの好感度が下がってしまった!

30
 そない殺生な。やりなおしやん。ま、今は進めよう。
 ふたりでブリーチのそばまで出かけることになった。手枷もはずしてもらう。

31
 ちなみに、場所はあのヘイヴン。DAOのセイクリッド・アッシュを探しに向かった山村だそうです。ブリーチが破壊したのはあの遺灰のあった寺院。

 なんか、このシーンとか、DAOのオステガー砦に似てるなあとか思えたりしますけどね。

【DAI】ついでに英語版サブタイトル(字幕)もくれませんか。

 ねえねえ、EAJさまあ。 

 と言おうと思ったら・・・。

 なんか全部英語になってる! 字幕も。

 DHLが現在配達中(なのか中継倉庫に埋まってるのか)の英語版ディスク版は、一体なんの意味があったのか? 

 Bethesdaのように、変な検閲が入ってると言う話もないから、完全に中身一緒。

 ありえないー。いらなかったのか?!

 とほほ。 

 なお、あせって始めたので、次回の紹介記事は字幕が出ていない。

 日本語のものすごい訳の字幕とか見たらショックで気絶しそうなので(そう、まだ疑っているのだ)、英語版来るまでヒヤリングだけでやるかと思ってたのだ。

(ちなみに、私のマシンではDAIの描写を完璧にこなすには非常に力不足。プレイに支障はないが、画像は多少へぼくなっているかもしれない。グラボはGTX660だからね・・・。とはいえ今は我慢。

 また、画面はNVIDIAのシャドウプレイで撮影したものを一枚一枚手間暇かけて切り取っている。キャプチャー・ツールに適当なものを見つけるまで、大変面倒な作業となってしまう。

 しかも、上下がちょっとだけ割愛されており、画面全体は入っていない。なんかいい方法考えないと。

Photo
 ヒューマン、男子。

2
 メイジ。

3
 カジュアル・・・、まぢでしばし悩んだが、ノーマル。

4
  ヒューマン・男子・メイジ。
 フリー・マーチズ生まれにされてしまった。ま、いいや。

5
 DAKのワールド・ステータスをインポートしますか? するする。

6
 インポートできたらしい。

 

 さて、冒頭部分だけですが、次回ちょっとだけ紹介。最低でも100時間はかかるというのだから、入り口で多少もたついたって同じでしょう。

 

【DAI】やるな、EAJ

 飲みたくもないボジョレ・ヌーボニ本を含めて、ワイン三本も飲まされ、深夜に帰宅したら死んでました。

 よって、今ようやく日本語版Originを立ち上げたところです。

 おそらくまとまって遊べる時間ができる週末までは、キャラクター・メイキングと、イントロ部分の鑑賞で終わるでしょう。きっと。 
 悲しいことに、まだDHLが英語版を届けてくれないのだ。トウキョウについてるのに、何をしてるのだろう。
 

 と、失意のまま、開いてみると・・・。

Engvo

 「英語吹き替え版」ってなあに?

 え、それってヴォイスオーヴァーが英語にできるの?

 やるな、ブライト(いや、ラーカイラムの艦長のほうね)、じゃなくて、やるなEAJ。

 見直した。

 感動した。

 さっそくやってみよう・・・(予想とすっかり違ったりしてね)

***

「全ての音声が英語に切り替わり、ちょっと変わったドラゴンエイジが楽しめる」

 いや、ちゃうから。変なのは逆のほうだから。

 

2014年11月18日 (火)

Last Flight ここまでの感想・愚痴(4)

 ナントカの軌跡II、最後の最後に大盤振る舞い。ファルコムありがとー、ヴァリマール感謝感激(なんのこっちゃ)。もー、アリサちゃんが一番。ちゅうか全員OKじゃないところが少し不満だけど。シャロンは・・・いらないか。

 えー、Last Flightですが、とうとう第三コーナーを回りました! 最後の直線を残すのみ。

 誰も読んでなくても構わないんですが、目標としていたDAIリリース前コンプは絶望的となった・・・。あと五章分。どうみても平日五日。休日まるごと二日かかる。
 あー、あんなに飲みに行くんじゃなかった、と今更後悔しても遅い。
 来週、またしても海外出張の夜にでも残りを進めるか・・・。DAIお預け期間中に。

 そろそろ物語はシリアスさも増してきてますが、どうなんでしょうか。相変わらず戦闘シーンはアニメチックで、訳していてもまあまあ楽しい(絵がわかりやすい)ですが、一方で乙女チックさもますます増大してきています。

 ガラヘルと、カロネルって、ぶっちゃけ「対」になってるんでしょうが(各時代にぱつきんエルフ超美形一名ずつ配置)、洗った金髪を振り乱すシーンとかベタ過ぎて、訳していてこそばゆい、こそばゆい。

 賢明なる読者諸氏にはすでに先が見えていることでしょう。きっとそうです。たぶん。おそらく。
 そして私は、ここにきてようやく気づいた過去の誤訳(タイポ含む)をちょくちょく見つけてはつぶしている・・・。結構見逃してたりしてるなあ。

 カロネルが「頭にくるほど美形」って、でも読み返してみて我ながらいい感じにできてたなと自画自賛。も、もちろん、ヴァルヤから見た感想ですけどね。
 "Caronel really was unfairly handsome." 

 リズメ、あんなことになってしまいました。だからとても書きにくいんですが、アンドロギュヌスを登場させる意味はあったのか・・・。
 どうも、今流行のインクルーシヴィティを押し込んでいるだけのようがして仕方がなかった。

 過去、シアトルのおばちゃん作家が書いたサイファイ・スペオペに登場したことがあって、おそらく軽めのジャンル小説としては嚆矢じゃないかな。そんときはサイファイらしく、それなりに「にせ科学的」な意味づけはあったのですが。
(最近の和製アニメでも似たようなのやってますね。んーと、あの戦闘機が一杯くっつくやつ。戦闘機がくっつくのは、すっかりマーヴェルの映画(ワンダラーズ?」)で真似されてましたけど)

Last Flight 20(2)

 カロネル。

*** 

 イセヤから、赤き花嫁の墓がどこにあるかと尋ねられたカロネルは、片方の眉を吊り上げ、汗まみれのチュニックを脱ぐ手を止めた。爽やかな朝、身の引きしまるような冬のはじまり、彼の身体から立ち上る湯気が、稽古場の開いた窓から吹き込む山風に揺れた。彼は詰め物をした人形相手に、腕力を鍛えるため籐を束にして重みを増した稽古用の剣を一時間以上振るっていた。

 それを尋ねるためやってきたのか。問われたイセヤは、自分は見つける必要がある、と落ち着かなげに答えた。年長のエルフが傍にある長椅子の上から手ぬぐいを取り、縁に氷のついた洗面器にその端を浸し、肩の汗をぬぐう間、彼女は後ずさりして待った。そこに一度行ったことがあると聞いた、と彼女は続けた。 
 カロネルは鼻を鳴らした。汗で濃い色になった髪に水を被り、ごしごしこすって、最後に髪を振り乱して水滴をばらまいた。手ぬぐいで髪から水を拭うと、別の綺麗なチュニックを身に着けた。

 過ちを犯すのは、誰であれ一度でいい。話を聞いたのなら、悲惨な結末を知っているはずだ。どうして繰り返そうとする。
 そこには何か重要なものがあるからだ、とヴァルヤが答えた。冷たい風が窓から吹き込んでくる。相手のエルフとは異なり、ヴァルヤはここに歩いてくる以外身体を動かしてはおらず、それも数分前のことだった。彼女は外套の前をきつく閉めたが、ウォーデンたちが身に着ける羊革と狐の毛皮でできた重たい外套ではなく、兎の毛皮を張っただけのもので、他に持ち合わせもなかった。

 文字どおり屍どもがうごめく場所に、敢えて赴くに足るだけの重要な理由などない、とガラヘルが指摘した。

 流離いの丘の奥深くにある赤き花嫁の墓は、かつては赤き花嫁の神殿と呼ばれていた。干上がった峡谷の険しい斜面に口を開いた一連の小さな洞窟からなっており、古代に彫られ、今は風化したアンドラステとおぼしき顔がそれぞれの入り口の間に彫られている。「アンダーフェルズの聖母」はそれに感化されたものだと言い伝えられており、より大きな彫像さえもマーダインの白い岩石に彫り込まれた。だが「アンダーフェルズの聖母」がセダス中の巡礼を磁石のように惹き寄せる一方で、赤き花嫁は今や呪われた場所とされており、ワイズホプトのグレイ・ウォーデンたちは、それがただの噂でないことを承知している。

 かつて、赤き花嫁を取り巻く洞窟には、世を捨て、アンダーフェルズの厳しい自然の中で、メイカーの御業を瞑想する修行僧の一派が棲みついていた。行き来は縄梯子で行い、聖地への長い旅の末辿りついた巡礼たちからお布施を受け取っていた。
 ブレスト・エイジの末期、神殿はダークスポーンに襲われ、長い籠城の末に、修行僧たちは個々の洞窟の中で死んだ。ヴァルヤがいくら歴史書を調べても真の死因はわからず、知る者がいるかどうかも不明だった。
 修行僧の何人かがメイジだったのかもしれない。迷信に囚われた無学な者にとって、孤立した信仰を目指すことは珍しくなく、メイカーのご加護を祈り、魔法こそその最初の顕示であると信じる。そして、真っ当な訓練を受けたことのないメイジが誤ってディーモンを呼び出した。あるいはダークスポーンを追い払うため、絶望にかられて敢えてそうした。歴史はそれについて何も物語らない。

 確かなことは、修行僧が一人残らず死に絶えたということであり、死の直前の渇きと飢えに苛まれて、恐るべき所業に頼らざるを得なかったということだ。修行僧たちに召喚されたのかどうかはともかく、彼らの死にディーモンが惹き寄せられ、かつての聖地で彼らの屍が安らかな眠りに就くことはなかった。
 ヴァルヤの知る物語はそれだった。そしてカロネルが、不意の嵐を避けるためその崖の麓に訪れたウォーデンの小部隊のひとりだったこと。七人が出ていって、三人しか戻らなかった。それにより、赤き花嫁の神殿の変わり果てた姿が知られることになった。

「だけど」とヴァルヤが言った。「私たちが慎重を期せば、そこで待つものに備えれば、赤き花嫁の墓に足を踏み入れられないわけではないと思う」
「君はあの時いなかった」とカロネルが言った。口をつぐみ、眉をひそめ、首を横に傾けた。「『私たち』だって?」
「一人で行くつもりはないわ。あなたも一緒に来てほしい」
 グレイ・ウォーデンは瞳を閉じた。壁にもたれ、息を吸い、緊張したように音もなく顎を動かし、それから告げた。「ヴァルヤ。どうして私が、あの呪われた場所にそもそも戻らなければならないんだ? あそこにはディーモンと屍しかない、私の友のものも含めて」
「話して」

 カロネルは壁から身を離すと、長椅子から稽古用の剣を取り上げた。必要以上に力を込め、大きな音を立てながら、束にした籐をひとつづつ壁の棚に戻していった。彼は、怒りと罪の意識で肩をこわばらせながらも、彼女に答えた。「ダークスポーンを狩るはずだった。あのあたりに不穏な動きがあるとの噂があり、オーガの姿さえ見かけられた。ファースト・ウォーデンは部隊を派遣するに足るだけの理由があると考えたが、その夜政治的に面倒な賓客をもてなすことになっていたので、我々を単にワイズホプトから外に出したかっただけかもしれない。
 いずれにしろ、我々は出発した。流離いの丘で砂嵐に見舞われた。修行僧の洞窟でやり過ごそうと考えた。知っての通り、それが間違いだった」
「一体何に出くわしたの?」
「さまよう屍以外にあるかい? 牙の生えた骸骨、指が刃物のような干からびた屍、ぼろぼろの修道院のローブに包まれた音を立てる骨の寄せ集め。シェイドもいた、私の多くの仲間が斃れたのもあの亡霊どものせいだ。魔法で眠らされて、ようやく目を覚まして武器を手にしたときには、ディーモンとその手先どもに取り囲まれていた。我々は逃げ出し、それでも半数以上がやられた」

「もしも目覚めたままでいれば、なんとかなったのでしょう」
「もしも、もしも」 カロネルの黄金の斑点のある瞳は鋭かった。彼はチュニックの上からベージュ色の羊革の外套を着こみ、喉元を固く引き絞り、稽古場に新鮮な空気と冷たい冬の日差しを入れるため開けていた窓を閉じた。「どうして、そんなにもあの場所に行きたがる? あそこには何もないんだ、ヴァルヤ。骨と古代の惨劇と、そのどちらも手に入れたディーモンだけだ。今や四人分増えている。君の理由がなんであれ、足を踏み入れる価値はない」
「価値はあるはず」と若いエルフが言った。「赤き花嫁の墓には、セダスの歴史の行く末を揺るがす何かがあるの」
「ああ、そうかい、だったら私は何もかも投げうって、今日これからふたりで向かわねばならん。それが何かを敢えて話す気はないんだな?」

 ヴァルヤは気まずそうに首を振った。ワイズホプトのグレイ・ウォーデンの中で、カロネルだけが友人と呼べる相手だった。他のウォーデンは新入りから距離を置いている、すぐに死んでしまうかもしれない、またはジョイニングの儀式を通過できないかもしれない相手と仲良くするつもりがないのか、自分たちのことで精一杯なのかはともかく。決して不親切というわけではなかったが・・・、ウォーデンの身内の絆はよそ者を完全に排除しており、イセヤの日記を読んだおかげで、ヴァルヤもその絆をいくばくかは理解するようになったものの、まだ腑に落ちてはいなかった。 

 ふたりは友人ではあるが、彼のより大きな忠誠はきっと騎士団に向けられるのだろう。ヴァルヤも、彼の立場だったらそうかもしれない。そして彼女は、グレイ・ウォーデンが彼女を置き去りにして、自分たちだけでイセヤの秘密を暴いてしまうような危険を冒すことはしたくなかった。
「ここから出発したら、話すわ」とヴァルヤは約束した。彼女の声は小さかったが、揺らいではいなかった。「ワイズホプトにいる間にそうできない理由は話せない。でも、ここから出たら、間違いなく話すと誓う。何もかも。そしてあなたが、それでは赤き花嫁の墓に赴く理由に足りないと考えるなら、そこから引き返してもいい。文句は言わない。そう誓う」

「では、グレイ・ウォーデンには隠す秘密だが、私には隠さないと」とカロネルが言った。彼は急いで最後の窓を閉め、ようやく彼女のほうに向きなおった。彼の口調は和らいでいて、底の方には苦痛の記憶がまだ残っているとしても、彼女には、彼がほとんど以前通りに戻ったと思うことができた。ほとんどは。
「そうじゃないわ」とヴァルヤが言った。「皆に話す前に、私の考えが正しいことを知っておきたいだけなの」
「そんなことが、あるのかね?」
「私を赤き花嫁の墓に連れて行って」と彼女は言った。「そこでわかるわ」

***

 超真面目で大事な場面ですが。最初の方、部活上がりのセンパイの着換えを見ている女子高生にしか思えない・・・。
 Asunderのエヴァンジェリンの着換えシーンと対になってるのかな。「洗面器の水に氷が張っている」、「洗面器の縁に氷がついている」というところ似ています。意図的な洒落と見たのですが、それともあちらでは普通の光景なのかな。
 今でも、毎朝お湯を張った洗面器をメイドが届けるホテルって、あるのかしら。かつてロンドンにはありましたけど。

 The Red Bride's Grave: 赤き花嫁の墓
 The Shrine of the Red Bride;赤き花嫁の神殿
 The Wandering Hills: 流離いの丘
  Our Lady of Anderfels:「アンダーフェルズの聖母」、アンドラステのこと。その像。
 Merdaine:マーダイン、アンダーフェルズの聖母を彫り込んだ白い巨岩。セダス七不思議。

 Blessed Age: ブレスト・エイジ(8:00–8:99)。ドラゴン・エイジのいっこ前。

Last Flight 20(1)

セイカ。

***

第20章

9:42 ドラゴン

 書庫から出ようとしたヴァルヤは、セイカが書棚に背中をもたれ床にあぐらをかき、金縁の大きな書物を膝の上に開いているのを目にして声をかけた。二十ペース離れていても、書物のページにはシュライクやハーロックのおぞましい図表が載っていることがわかる。ダークスポーンについてまた読んでいるのかと尋ねると、頭を上げた少年は無邪気な瞬きを返して、そのためにここにいるのではないか、と逆に問い返した。

 だが他の者たちが寝床についているはずの、この夜も遅い時分にすることはあるまい。周囲には誰もおらず、あたりを照らすのは二人の杖が発する小さな光の玉だけで、この大きな洞窟のような書庫のすべてに光を行き届かせることなどできず、まるで暗闇の中さまよう小さな人魂のように見える。ウォーデンから支給される照明用の蜜蝋は高価故にわずかであり、メイジは自ら明かりを生み出すよう求められている。

 照明を節約する意味はわかるが、日の入り以降、この書庫にいることはイセヤをとてつもなく不安にさせる。がらんとして、ケースの中の骨と、壁にかけられた武器と、アーチディーモンの角に取り囲まれていて、セイカは怖くないのか。
 セイカはまたフクロウのような瞬きをして、ぞっとする姿に描かれたブルードマザーとその不気味な産物が描かれたページを開いた。誰が描いたにしろ、解剖学についての正確な知識を有し、ひどく心が折れ曲がっていた者に違いない。ここはただの書庫だ、とセイカが答えた。

 おっかないものだらけの書庫だ、とヴァルヤがつぶやく。読んで悪夢にうなされないのかと問うと、若い方のメイジが少しだけ落ちつかなげに笑い出し、確かに夜には少しおっかないが、自分はここにある本を全部読み終えなくてはならないのだ、と答えた。
 見つけたあの日記を読むだけでもうたくさんだと感じているヴァルヤには、起きている間さらに恐怖の記録を紐解く意味が理解できなかった。自分でも意外なことに、今では仕事をしていないときには、宮廷の恋物語や、犬の物語を読むのが好きになっている。アンティヴァン・コメディの古典でさえ、暴力が過ぎて読むに耐えない。

 ここにあるのはセダス大陸有数の知識の宝庫だ、とセイカが言って、ブルードマザーの絵を指さした。何世紀もの間蓄積されたダークスポーン、汚染、古の神、すべてに関する伝承がすぐ手の届くところにある。そして平時に、それらを紐解くことができる幸運に恵まれた自分たちごく少数の者たちが、ブライトに悩まされることなく好きなだけ研究に没頭することができる。他の者たちがここで惰眠を貪る理由こそわからない。

 戦がないとは限らないのではないか、南の紛争の噂は日に日に増えている、とイセヤが言った。だがセイカによれば、それらの問題はワイズホプトとは関係がない。グレイ・ウォーデンは常に中立を守る。
 そうであっても自分たちはまだグレイ・ウォーデンではない。ヴァルヤの指摘を認めたセイカは年不相応にもったいぶっていた。ヴァルヤはしばしば、自分より二歳若いこの少年がずっと年上で賢いと感じることがあった。今夜の彼の顔に表れた決意は新しく、今まで見たことのないものだった。

 セイカは本当にグレイ・ウォーデンになりたいのだ。ヴァルヤは驚嘆した。セイカはそれを認めた。グレイ・ウォーデンがセダス中の人々に尽くす立場であるからだ。メイジ、テンプラー、クナリ、エルフ、あらゆる者たちに対して平等に。セイカにとって重要なのはそこだった。

 ませた決意の表情は消え、また半分子供の顔に戻った。つばを飲み込みながら書物に目を落とし、皆を繋げる存在になりたい、皆がもっと善き存在であることを知らしめる存在になりたいのだ、と続けた。
 ウォーデンが常に善をなしていたわけではない、とヴァルヤが言って、書庫の壁高くに掲げられた戦利品を見上げた。戦旗、捕獲した武器、オーガの角。いずれもが何かしら苦痛の記憶を意味していた。そしてウォーデンの行いのうちイセヤのなしたものだけが、疑問を残す決断と無慈悲な代償を伴うものでもない。
 第四のブライトの血なまぐさい時代、セダスの英雄たちは、英雄にはまったく相応しくない行状に手を染めていたのだ。

 「もちろんそうだろうね」とセイカが言った。「君はどうなの? どんな帝国にも、信仰にも、生きる魂の行いにも、疵一つないものなどない。重要なことは試みたことであり、それにもまして大事なのは、彼らが成功したことだよ」
「そうかもしれない」とヴァルヤは自信なさげに唇を噛んだ。「試してみて、ものの見事にしくじるかもしれない」
「試さずにいる以上に、ものの見事に、なんてことはないよ」
「皆そう言うけど、私にはそれが本当かどうかわからない」 エルフは肩をすくめ、杖の握りをまっすぐ立てるように戻し、扉のほうに戻っていった。段差のある石のアーチのところでためらい、最後にもう一度振り返った。「覚えている? ここに最初に来た時、私たちには受け入れる価値があることを、ウォーデンに示す何かを探さなくちゃならない、とあなたが言ったこと」
「うん」
「もし・・・、もし私がそれを見つけたとしたら、でも彼らに知らせるべきものかどうかわからないとしたら?」
 セイカの黒い瞳に好奇の光が輝いたが、少年は口から出かかったごく当たり前の問いを呑み込んだ。その代わりに、開いた書物の上で両手の指を合わせ、考え込んだ。「僕だったら、どうしてそう感じるのか、そして他に誰かより良き預かり手がいないのか、そもそも誰かが持つべきものなのではないか、と尋ねるよ」
「そのどの答えもわからない」とヴァルヤはつぶやいた。「わかるのは、彼らがはじめて過ちを犯したということ」
「だったら、君が本当に見極めなくちゃならないことは、彼らがそれをまた繰り返すかどうか、だけじゃないかな」
「その答えならわかってる」とヴァルヤが言った。「たぶん。ありがとう」

***

 DAシリーズに、エイジアン登場は絶対反対。でも(明らかにエイジアンをモデルとしている)セイカ(名前の元は日本語の「世紀」だった説)みたいな子なら・・・。 

 DAIの主人公は、自分としては超珍しく、メイジ男子ではじめてみようかなっと(しょた? こらこら)。

【DAI】ダウンロードが始まるみたい。

 深夜二時にプリ・ダウンロードがはじまる

 Originに書いてます *:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!

 でも、眠い・・・(-.-)zZ

 のでもう寝ます Zzzz・・・。o○

 おやすみなさい☆彡

 

 JKか(いや、いまどきもうしない)

 

 そんなことツイッターで書け?

 

 ちうか、アチーヴメントが全部見えてまんねん。

 やっぱコメントいただいたように、シングルプレイでWyrmをいわそうとかありまんな。 

 マルチプレイのは、マルチプレイ・モードのほうにあるのかな。

 DiabloIIIとかのわけわからないくらい数多いのとは違って、50しか見えません。 

 なんか、説明読んでまったら(というか、説明がまぢばっちり書いてあるのってどうなの)

 ストーリー的なものは、随分とスカスカな気がします。

 DAOはともかく(DLC入れて100以上だった)DA2もそんな数だったかな。

 だいぶ以前、ロシアでリークしたものと同じだろうか。

 調べる気力もないけど。

 あーっ、週末できんのかなーっ! 

 (のっぴきならない用事で一晩約六、七時間はつぶれるの確実・・・。おっさんは辛い)

 

 "These orders are seven bloody hours old!"

 「この指示は、七時間も前のものじゃないか!」 

 "Hunt for Red October"(1990)より

 

 たぶんですけど、DA2とかME2のリリースのときも、おんなじネタやってます(調べる気力ないけど)

2014年11月17日 (月)

Last Flight 19(3)

 カリエン。

***

 イセヤは頷いた。酸の胆汁のように喉にせり上がってくる罪の意識を振り払うため、歯を痛いほど食いしばる。自分にできることは何もないが、あの塔の厩舎ではまだあった。だが彼女は親友の求めに従い、そして死に追いやった。
 無言のまま、彼女はリーヴァスを前に進めた。

 黒いグリフォンは耳を平らにして宙をつき進み、脇目も振らずに目前に小さく見える隊列を目指した。都市の壁の下まで辿りつくと、ダークスポーンが両脇から素早く迫るが、彼女がハンターの叫びもリズメの悲鳴もそうしたように、リーヴァスは群れを無視して進んだ。挑発するハーロックはカリエンの氷の扇を浴び、急激に凍り付いた脳髄が頭蓋もろとも破裂し、眼窩からは黒いつららが飛び出してきたが、敵の数はあまりに多すぎた。凍り付いた仲間の後ろでは、手にした盾を拳で叩きながらジェンロックが脈絡のない喚き声をあげている。 

 グリフォンが嫌悪する敵に立ち向かう猛禽の本能を押し殺すのはとてつもなく困難であるはずだったが、リーヴァスは持ちこたえた。ダークスポーンの群れが迫る中、彼女たちはカークウォールに辿りつき、その壁の炎が苛立つハーロックたちを近寄せなかった。
 そして、これまで起きたこと、これから起きることに関わらず、彼女は自分のグリフォンの意志と克己を誇る気持ちが湧き起るのを禁じ得なかった。魔法の面でも感情の面でも疲弊しきった彼女はグリフォンに後のことを任せ、そしてリーヴァスは見事にこなした。ハンターの叫びが耳にこだまし、フェイドの悪質なスピリットどもが集中を邪魔しても、彼女は感謝の気持ちを奮い起こすことができた。

 彼女が鞍から降りると、他の者たちも同じようにして、炎の鞭に打たれて壁の傍から押し戻されるダークスポーンどもの姿を見つめた。援護のウォーデンたちは視界の中にはおらず、カークウォールの上空を飛び越えて城に着陸し、そこで乗り物に搭乗する市民たちを招集しているはずだった。リズメの牽引していた隊列を喪ったため、後に残される者たちをどうやって選別するのかイセヤは訝しく思った。それもヘイン要塞のフィールド・コマンダーである自分の役割かもしれなかったが、今そのような決断に直面するには疲れ切っていた。

 目の前の小さな扉が開くと、疲れ切り、恐れおののく男女が顔を出し、炎の呪文のまぶしさに目を瞬いた。多くは腕に赤ん坊を抱え、幼子たちの手を引いているが、それ以外はほとんど着のみ着のままだった。イセヤはカークウォールのチャンピオンに対し、今回資材を積む場所はないと予め告げていた。食糧や衣服はヘイン要塞に準備がある。

 ウォーデンのひとりが、難民たちに三列の乗り物に乗るように促した。マーチャーズは恐慌をなんとか押し殺した緊張した面持ちでそれに従い、子供が何人か泣き始めた。

 イセヤは彼らを無視した。呪文を維持し続けることで精一杯で、乗客に憐みや愛想を振りまく余裕はなかった。最後のアラヴェルが満杯になるまで見届け、空中の護衛の姿が壁の炎に照らし出された頭上に見えるのを待った。準備完了を告げるように仲間が頭上を旋回しはじめると、彼女はリーヴァスの鞍に戻りながら、周囲のウォーデンたちに焦天陣の準備を命じ、メイジたちには隊列を浮かび上がらせるよう指図した。

 上空のウォーデンの合図により、守備の兵隊の炎のカーテンが左右に別れて消えた。ダークスポーンが前方に殺到し、力場や氷の魔法で押し戻される。メイジの魔法で浮かび上がった隊列が、二頭は憑依され、一頭は自らの意志で飛ぶグリフォンに引かれながら、喚き散らすダークスポーンの頭上を飛び越えていく。

 帰りもまた、護衛の仲間たちが造り出した細く消えそうな道を追いかけて進む。だが今回は、後方から迫りくるダークスポーンが近づくのを見てとったイセヤが、隊列の最後尾にレリウムのルーンを起動させるように合図を送った。

 ドワーフの爆弾はあまりに不正確であり、あたり一帯に破片を飛び散らせてしまうため、進入の間は危険すぎて用いることができなかった。だが退出の際には何も気にかける必要がない。立ち去るグレイ・ウォーデンたちは、ダークスポーンの群れの至る所に破壊をまき散らし、紺碧の死の爆発と混乱によって、追撃を阻止した。
 リズメの墜落したアラヴェルもまたその爆発の中で消滅するのを目にし、イセヤは歓びとともに悔いを感じた。

「うまくいった」 数分後、ブライトの領域の中でも比較的静かな場所まで出たところで、カリエンが言った。彼は呆然としているようだった。「うまくいくとは。これは使える」 
「かもしれない」とイセヤが言った。カークウォールから十分離れ、憑依していた二頭を解放しても大丈夫だと判断した。ゆるゆると力を緩めても、グリフォンたちがダークスポーンの方に戻っていこうとする兆しはなかった。彼女の予想が当たっていたことがはっきりした。このグリフォンたちは、ダークスポーンの群れが見えなくなれば興味も喪うし、骨の折れる旅による疲れが憤怒も和らげるのだろう。   

 ほっとした彼女がフェイドとの連絡を絶ち切ると、ディーモンたちの呼び声がようやく頭の中から消え去った。イセヤは鞍に深くもたれ、自分のローブが冷たい汗でびっしょり濡れていたことにはじめて気が付いた。隊列を無傷でカークウォールから脱出させることに、そして魔法を維持することにあまりにも没頭していたため、これまで気が付かなかったのだ。

「かもしれない?」とカリエンが聞きとがめた。
 イセヤは両のこめかみを撫でた。目の奥の疼く痛みが和らぐことはなかったが、とにかく試してみた。「私がグリフォンたちに憑依して、自己犠牲から守ってやらなければならないのだとしたら、これは使えない。他のグリフォンたちの心を操作して、ジョイニングの儀式を施したグリフォンたちへの寛容さを植え付けなければならないとしたら・・・、だめ、私にはできない。それはあんまりよ、カリエン。私にはできない」 
 ブラッド・メイジはしばらく黙り込んだ。それから、優しく、こう告げた。「私なら代われる」

 そして、風の流れの中、疲れきっただるい痺れの中でその言葉を聴いたとき、イセヤの頭の中に過ぎったのは、たた次のことだけだった。ディーモンどもが言っていたのも、それと同じこと。

*** 

 カークウォールのチャンピオン。この時代には残念ながら存在せず、これは著者の勘違い。

Last Flight 19(2)

 リズメ。

***

 彼女たちは月明かりのもと、霧の中出発した。夜明けは東の空のサファイヤ色が仄めかすのみで、陽光が注ぐのは二時間ほど先であった。
 カークウォールでの離着陸を真昼に行う狙いから逆算して、闇の中での旅立ちとなった。消え去ることのないブライトの嵐の雲によって、ダークスポーンは恐れる陽光から昼の間幾分守られてはいたが、夜に比べれば弱く、臆病であり、イセヤはあらゆる優位を利用するつもりだった。

 優位は他にはほとんどなかった。グリフォンたちはブラッド・マジックの力で強力になり、憤怒していたが、それを勘定に入れても足りなかった。グレイ・ウォーデンたちは包囲された都市に突入し、またそこから離脱しなければならず、その際には、扱いにくい大勢の市民たちを満載した隊列という重荷を背負っている。市民に被害が及ぶことを避けるのみならず、周回に用いるつもりのアラヴェル自体も、大きな損傷を避けなければならないのだ。

 イセヤはアラヴェルを三両ずつの四列に編成し、それぞれに牽引役のグリフォン一頭と護衛役の二頭をあてがった。リーヴァスとともにハンターに牽引役を担わせることにしたのは、イセヤにとって賭けだった。ジョイニングの魔法を施した灰色のグリフォンの緊張と憤怒がもたらす混乱を、リズメとの間の絆が食いとどめることを期待していた。

 残りの二頭は自分が制御するつもりだった。どの乗り手とも絆を築いておらず、手綱を嫌い、血の憤怒のただ中にあるグリフォンたちは、野放しにすれば完全に手がつけられなくなるだろう。引き具の中で鼻息を荒くし、苛立ち、近づく者誰であっても噛みつこうとする。途切れることない咳のたびに鼻孔から深紅の霧を巻き散らしているのは、身体の内部から蝕み続ける汚染の最初の兆候だ。

 道理で手なずけることは無理なので、彼女は憑依することにした。最後に残った自由意志さえ奪うことに心は傷んだが、他に手段はない。二頭の心の中の赤い色あいを帯びた困惑は無視して、彼女はすべてを包み込んだ。そこから滲み出してくる無言の怒りのため、彼女の心は毒ツタの茂みの中に飛び込んだかのように刺されて傷んだが、彼女はこれから待ち受ける任務にできるだけ精神を集中した。皆が私たちを必要としている。

 後ろに座るカリエンが、リーヴァスの引く隊列を浮遊させるための力場の魔法を担っている。リーヴァスと他の二頭のグリフォンを制御するだけでイセヤは精一杯であり、もうひとり必要となるメイジには信頼しているカリエンを選んだ。カークウォールの外で災難に見舞われたとしても、ブラッド・メイジなら変異したグリフォンたちを制御して、へイン要塞までの帰路につかせることができる。

 準備は良いかと尋ねるイセヤの声の素っ気なさに、カリエンは片方の眉を上げたが、彼には彼女のしようとしていることがわかっており、鼓動一回分後には単に頷き、復唱した。
「リーヴァス、飛んで!」 そう叫ぶ瞬間、イセヤは憑依した他の二頭も宙に舞わせた。リズメのハンターも後に続き、揺らめく隊列はへイン要塞を後にした。

 山下りは縦にも横にも揺れのひどいものだった。進路はできるだけ直線を選んだつもりだったが、コーン状の力場の広い底が松林にあたって弾け、山肌の裂け目で急激に落ち込み、また必死に蛇行を繰り返さなければならない場面もあった。緩やかな麓にたどり着いた頃には、歯を食いしばっていたイセヤの頭蓋全体がきしんでいた。頭の周りには、ディーモンどものせがんだりねだったりする囁き声が飛び交っている。自分たちもまぜてくれ、グリフォンの重みを代わりに引き受けてやる。憑依などしなくてよい、自分たちに任せれば重荷から解き放ってやる。

 イセヤは、いつものようにそれらを頭から閉め出したが、フェイドに触れている間に声が完全に消え去ることはなく、さらにこれから長い一日が待っている。
 
 麓の丘陵のあたりでは、気分はだいぶましになった。東の空の雲間から夜明けが始まるのがわかり、赤みがかった黄金の色合いが、背景になるブライトの嵐と対照的に輝いていた。行く手には銀のもやが谷間に漂い、その向こうの白い山頂を取り巻いている。眼下には青く茂った森の緑が広がり、フリー・マーチスの他の部分では喪われた牧歌的な美を目にすることができた。汚染を帯びたグリフォンの憤怒が頭から離れなくとも、イセヤの心は早朝の平穏で楽になった。

 それも長くは続かなかった。
 丘陵を越えると、土地は急速に荒廃していった。数マイル行くうちに、木々は立ち枯れたものとなり、その下草はブライトに冒された熊、ベレスカーンの肌の疥癬のようなまだらの塊に変わっていた。空を覆う陰気な灰色の雲が太陽の輝きを遮っている。出くわした生き物はできものだらけのシカの一群のみで、牝ウシの屍の肉を貪り食っていた顔を上空を飛び去るウォーデンたちのほうにあげ、歯の抜けた血まみれの口から唸り声をたてた。

 変貌したシカの群れの姿は、汚染を帯びたグリフォンたちの憤怒を呼び覚ましてしまい、なんとか引き戻そうとするイセヤは、血の味がするまで舌を強く噛まなければならなかった。口の中に本来とは違う、どろどろした、冷たい、粘り気のある毒気を帯びたゼリーのような汚染のいやな感じがする。風の中に吐き出してみると、それはただの血だったが、その味と感触と邪悪さは、シカの姿が見えなくなり、グリフォンたちの憤怒がもやもやした余韻に変わる頃まで尾を引いた。ディーモンどもが思考の中にけたたましく割り込み、やつらが怯えているのか喜んでいるのかはわからなかったが、それもどうでもよかった。

 イセヤは、ダークスポーンの汚染が自分の中で力を増していることを諦めとともに確かに感じていた。グレイ・ウォーデンの間では、血の穢れはブライトの期間のほうが早く進行すると噂されている。汚染の影響はそれぞれ異なり、自分のことを口にする者はごく僅かなため、その確かなところは誰にもわからないが、イセヤは噂が正しいことを骨身に染みて感じ、グリフォンたちに用いたブラッド・マジックの呪文が進行を一層早めていることもわかっていた。
 彼女はその考えを心から締め出そうとして、幾分かはうまくいった。カークウォールの姿が急速に近づいている今、気を散らしている暇はない。

 カークウォールの壮大な岩の要塞の頂上には背の低い黒い火鉢が並び、まるで鉄の冠のてっぺんに施された尖晶石のように炎が輝いている。手にした杖から遠目にもそうわかるメイジたちの小さな姿が壁の周りを動き回り、時折黒い火鉢から下方のダークスポーンに向けて魔術で増強された炎が降り注いでいるのが見えた。
 その轟音をあげる滝のような炎の流れがダークスポーンを後退させ、愚かにもとどまったり逃げ損なったやつらを黒焦げにしている。それでも都市の包囲を解くのが無理であることはすぐ見て取れた。炎は群れを壁から数百ヤード後退させるのが精一杯で、都市の外には数千ものジェンロックとハーロックがひしめいているに違いない。都市の周囲に難民の住む小屋はひとつもなく、あるいは跡形もなく潰されていた。

 それであっても火鉢の光景はイセヤを力づけた。ガラヘルから告げられていた、都市に出入りする際の援護とはこのことだった。
 同じ眺めを見ていたカリエンが切り出した。自分たちが空から近づくのを見たダークスポーンが寄ってくれば。火鉢の炎で瞬時に灰と化す、とイセヤが引き取る。ただしイセヤたちは素早く真っ直ぐに進入しなければならない。ガラヘルによれば炎の柱は多少制御が利くそうだが、イセヤの見たところ、左右に身をかわしながら進入する自分たちの隊列を正確に逸れてくれるほどの精度は期待できない。

 ならば身をかわしながら飛ばなければいい、操縦するのはイセヤなのだから、とカリエンが指摘した。それも朝飯前だろうというつもりか、とイセヤは鼻を鳴らし、彼に道を切り開く準備をするよう告げた。彼女は鞍の上に立ち上がると、隊列に前進の指示を告げるため手を振った。

「ウォーデン! カークウォールへ進め! 護衛は道を切り開け! リズメ、素早く真っ直ぐ、素早く真っ直ぐに突入する準備を!」

 護衛の乗り手たちは右の拳を掲げて了解を示し、急降下していった。ダークスポーンどもが気づいて弓や弩を構えて振り返った頃には、上空から炎や氷の魔法が襲いかかり、群れの間に、短い間だけ持ちこたえることができそうな間隙が生まれた。撃ち漏らした敵には射手たちの必殺必中の矢が浴びせかけられる。
 ディーモンどもの唸り声を可能な限り閉め出して、イセヤは憑依した二頭を操るための力を強め、仲間が切り開いた道に向け相次いで降下させていった。道は、黒く渦巻く海の上にできた艪の一かきの筋のようにはなかく、そしてあまりに狭く、グリフォンたちの大きな灰色の主翼の先が、焼け焦げたり凍り付いたりしたジェンロックどもに触れるほどであった。だが二頭の獣は嘴と尾をつけるようにして、牽引する隊列が炎で取り巻かれたカークウォールの壁の中に辿りつくまで、真っ直ぐぶれずに飛び続けた。

 ハンターは別だった。
 リズメは、他の汚染を帯びたグリフォンの乗り手と同じように、ダークスポーンが視野に入った途端に乗騎の扱いに手こずりはじめたが、彼女の進路は他のものよりもずっと群れに近づいていった。前方にいるメイジたちと射手たちは敵の攻撃を避けるためできるだけ高度を保ち、隊列に道を切り開く短時間だけ地上に接近してくる。その群れとの距離だけが、他のウォーデンのグリフォンが表面上正気を保っていられる、その脆い理由であることをイセヤは見て取った。

 ハンターは隊列に繋がれ、浮遊の魔法が届くだけしか高度を取れないため、ダークスポーンのずっと近くを飛ばなければならなかった。やつらの群れは、イセヤの仲間が築いた脆い死の線引きのぎりぎりまで殺到し、剣を掲げてグレイ・ウォーデンを挑発する叫び声をあげており、ハンターはそれを無視してやり過ごすことができなかった。

 怒りの啼き声をあげながら、グリフォンはダークスポーンの群れの中に飛び込んでいき、その間リズメは鞍の上に立って無為に手綱を引き絞っていた。メイジの集中が途絶えて乗り物の隊列は支えを失い、轟音をたてながらダークスポーンのただ中に激突する。二十匹ものダークスポーンが木材の瓦礫の中に姿を消したが、ハンターもまた引き具に引きずられて墜落し、ダークスポーンが周囲に殺到する混乱の中、イセヤの視界から消えうせた。

「君にできることは何もない」 カリエンが後ろから鋭く言った。「街に向かうんだ」

***

 続く。

 

 

2014年11月16日 (日)

Last Flight 19(1)

 イセヤ。

***

第19章

5:20 エグザルテド

 ガラヘルが去ると、イセヤはすぐに厩舎に向かった。瞳は涙でくぐもり、馴染みのあった世界は歪んだ、溶けたガラス越しに見えた。レリウムの粉末とアーチディーモンの血が、まるで百パウンドもの鉄の鎖のように重く感じる。塔を登る間、グリフォンたちの喉を鳴らす声や短い啼き声が聴こえ、イセヤにはその音に喜ぶべきか、避けられない損失を嘆き悲しむべきかわからなかった。

 グリフォンたちがジョイニングの儀式を経れば、そうした生きる証を示す音は消え去るだろう。満足げな息遣いも、夜にたてる囁き声も、さえずりもなくなり、怒りと嫌悪の唸り声と、血の中の汚物を吐き出そうと無駄に咳き込む音しか聴こえなくなる。口笛のような音も、喉を鳴らす声をたてることもない。

 ブライトは、自分たちから何もかも奪い去っていく。

 だが逆らうことなどできないだろう。これこそが自分たちの生きる目的なのだ。戦場に出るたび、グリフォンとライダーたちは望んで死と向き合う。全身全霊をかけ、我が身を一切顧みずダークスポーンと戦い、他の者たちがブライトの恐怖から生き残ることを願う。グレイ・ウォーデンたち自らが、彼女がグリフォンに求めようとしている犠牲をすでになしている。それと何の違いがあるのだろう?

 違いはある。

 知能があるといっても、グリフォンは獣だ。話せず、言葉もわからず、彼女がなそうとしていることの帰結を理解することもないだろう。グリフォンも喜んで同意する、などという言い方は真実でもなんでもなく、気休めの幻想に過ぎないし、イセヤは自分に嘘をつくことはしたくなかった。

 だがそれも関係ない。彼女はグリフォンたちに儀式を強いる。それがフリー・マーチズを救うことになるのなら、グレイ・ウォーデンがブライトを終息させる助けになるなら、ヘイン要塞の十頭のグリフォンはごく小さな代償に過ぎない。

 デ・ラ・ヘイン卿がついに完成することのできなかった塔には天井がなく、ウォーデンが厩舎代わりに用いるのにうってつけだった。塔は静かで風遠しが良いが、傷口に塗る軟膏や湿布薬の匂いに交じって強い麝香の香りが蔓延している。それに血と、餌の古い肉の匂いが混じり、さらに刺激的な小便の匂いがしているのは、オスが序列を示すため、猫がやるように一番高い壁にまき散らしているからだ。世話をしなければ、グリフォンはやりたい放題の生き物なのだ。 

 儀式の後もそのままであるのかどうかは、わからなかった。儀式に用いる魔法には苦も無く手が届いた。彼女はそれが今回はしくじればいい、魔法の才能がなくなり、このおぞましい選択を記憶から消し去れないものか、とさえ思っていた。だが手を伸ばせばフェイドはそこに待っていた。彼女は血とレリウムとダークスポーンの穢れを蜘蛛の巣のように紡ぎ合わせ、グリフォンたちの目は見ないようにして、それを一頭づつ心の中に垂らしていった。

 そうしたところで手遅れになるまでの間、抗うグリフォンはいなかった。彼女は馴染みがあって信用されており、すべてのグリフォンがシュライク同様に衝撃と不快感を受けていたが、そのときには彼女のブラッドマジックの手のうちに落ちていた。以前同様、イセヤは反抗を無視し、無慈悲な精確さをもって呪文を最後まで唱えた。内側では、自分の仕業にたじろぎ、嘆き、グリフォンと一緒に憤っていたが、呪文には悲嘆も憤怒も紛れ込みはしなかった。

 彼女はとうとうやり終えた。頭も、脚も痛み、中でも心が一番傷んでいた。どうにか立ったまま、エルフは壁に手をついて視界が元通り戻るのを待ち、それから塔を後にした。
 レリウムもアーチディーモンの血もごく一部しか用いなかったが、その意味するところを忖度したくはなかった。ファースト・ウォーデンは単に安全を期して、必要より多めに配分したのかもしれない。

 グリフォン十頭は手を加えられた儀式を通過した。リーヴァスにそれを施さなかったのは、裏切りに過ぎると思われたからで、同じようにリズメのハンターにも施さなかった。
 だがイセヤが塔を降り切ると、両性具有のメイジが立っていて、影の中から見つめていた。どれだけの間待っていたのかはわからなかった。

 「グリフォンたちにジョイニングの儀式を施したのね」と背の高いメイジが言った。最後に会ったときの男性の装いではなかった。彼女は今日は女性の格好をしており、瞳の回りの濃いコールの化粧は、まるで盗賊のマスクのように見えた。
「ええ」とイセヤが言った。
「でもハンターには施さなかった。なぜ?」
「リーヴァスにしなかったのと同じ理由よ」とエルフが言った。
「グリフォンたちの儀式は、私たちのジョイニングとは違うの。別な風に作用するし、それよりずっと酷い。あなたもホスバーグにいたでしょう。シュライクを見たでしょう」
 リズメはゆっくりと首を垂れた。今日は鬘をかぶっていない。代わりに剃り上げた頭蓋を金属の銅の色の渦巻き模様で塗り、それが闇の中では暗く、陽光の下では輝いて見えた。「見たわ」

「だったら、ハンターに施さない理由がわかっているはず」
「わからない。あなたが自分のグリフォンにそうしなかったのはわかる。でもなぜ私のグリフォンまで除いたの?」
「なぜなら、あなたは私の親友だからよ」とイセヤが答えた。「そしてあなたもハンターが今のままでいて欲しいと思うのだと考えたから。ハンターは変異で死んでしまう。マーチズの都市からの脱出任務に生き残ったとしても、それさえもわからないけど、ダークスポーンの汚染は、私たちよりもグリフォンたちのほうがずっと早く進行する」
「ハンターは強くなる?」
「ええ。一時的だけど。でも強くなる」

 リズメが明るいところに出て、イセヤが最後に変異させたグリフォンを観察するため塔を横切ると、彼女の綺麗に剃り上げた頭の銅模様がきらめいた。グリフォンは年老いたメスで、翼は幾度もの戦闘で傷つき、嘴は老いて白くなっていた。ヘイン要塞に送り込まれたのは、傷が重すぎて戦場で戦い続けることが無理だったからだ。

 だがイセヤの呪文はそのメスから苦痛を取り除き、ブラッド・マジックのもたらす困惑から晴れたグリフォンは、まるで若いメスのように動き回っていた。だがそれは本当に若かった頃とは違う。シュライクと同様に、手を加えられた儀式を経た他のグリフォンたちと同様に、動きはせわしなく、ぎこちなく、時折あまりに素早いかと思えば、変にたどたどしくゆっくりになるときもあった。頭を振って咳き込み、嘴を爪でかきむしり、呪文によってただの風邪と思いこまされた不快な汚染を身体から取り除こうとしていた。

 だがグリフォンは再び強くなった。たとえ毛皮は白く咳き込んではいても、それははっきりわかった。彼女は強くなり、そして自制を喪っていた。
 リズメの口が固く結ばれ、身もだえしている獣を見上げた。「この力が必要なの?」
 イセヤは嘘をつくことができなかった。「ええ。それがあってさえ、しくじるかもしれない。それがなければ、勝ち目はない」
 女が頷くと、頭に塗られた渦模様が輝いた。
「そうならば、ハンターにも施して頂戴。必要ならどんなものでもあなたに差し出す。私たちはグレイ・ウォーデン、私たち二人ともが、そして私は自分の感傷なんかのために、この任務をしくじるわけにはいかない」

***

 愛は差別である。イセヤの愛は差別である。
 リズメの愛は、なにひとつわけ隔てのない隣人愛である。
 宗教を考えるとき、とても重くて難しいテーマのひとつではないでしょうか。

2014年11月15日 (土)

Last Flight 18(3)

 ガラヘル。

***

 彼女の兄はひとりきりで、亡きデ・ラ・ヘイン卿の蔵書だったカークウォールのカビ臭い歴史書を繰っていた。腰掛けていた彼は、入ってきたイセヤに弱々しい笑顔を見せる。「イセヤ。お前の顔を見ると、いつもほっとさせられるよ」
 「ガラヘル」 メイジはほんの少しの間だけ兄を抱擁し、すぐに後ずさりした。彼女が見ない数週間の間に、兄はまた一段と痩せこけたようだ。羊毛と柔らかい革の服の下の骨さえ感触でわかった。「わざわざここに来るなんて、一体どんな急用なの?」

「そうじゃないことなんてあるかい?」 ガラヘルは髪を掻き上げた。銀色の部分が目に見えて広がっている。「フリー・マーチズには危機が訪れている。アーチディーモンは、それぞれの主要な都市に散発的な攻撃を加え、次に敗走したように装うことで、彼らの結束を分断することに成功した。そして、そう装っているだけなんだよ、イセヤ、そこを間違えちゃいかん。だが諸都市の支配者たちはそれが策略であることを信じようとしない。軍隊を手離そうとせず、一か所に留まらせて、徐々に消耗させてしまっている。あと数か月もすれば、彼らが我々の指揮の下結集するかどうかは無意味になる。ダークスポーンに打ち勝つだけの者たちが残っていないからな」

「私に何をしろと言うの?」とイセヤは尋ねたが、彼の答えはとっくにわかってるという強い感じがした。
「都市からの脱出を指揮してくれ。おそらくカンバーランドとカークウォールを選ぶのがいいだろう。すでに多くの者たちを喪っているから、ヘイン要塞の残りの部分に住まわせることができるはずだ。都市の住民たちを安全に移し終えれば、支配者たちにもようやく理屈が通じるようになるかもしれない。だが、今すぐやらねばならん。日を追うごとにアーチディーモンは彼らの兵力を削り取っていく。これ以上の損失は耐えられない」

「難民の移送を護衛する兵さえも、それほど多く出せないのではないかしら」とイセヤが言った。
「残念だがそのとおりだ」 ガラヘルは顔をしかめた。「それぞれの都市の軍隊は、お前たちが街に出入りする間は守り切るだろうが、フリー・マーチズを丸ごと縦断する間の護衛はつけられないし、そして俺には、それに割けるグレイ・ウォーデンもいない。移動のほとんどの間、護衛はお前たち自身に頼らざるを得ない」

 イセヤは、ただ兄を見つめるしかなかった。「正気の沙汰じゃないわ」 ようやく彼女は、なんとかそう口に出した。「ここにいる二十一人のウォーデンのうち、六人は戦闘に耐えられないほど負傷している。隊列を牽引できるグリフォンは十頭、うまくいけば十二頭で、戦いに出せるのはその半分。他は興奮しすぎて自分の身体を傷つけてしまう。そして避難民にはそんな任務をこなせる者は誰もいない。無茶よ、ガラヘル。都市から脱出させろというなら、いいわ、やるけど・・・、自殺任務にならないくらいの兵は必要」
「俺たちに手持ちはないんだ」 彼女の兄は繰り返した。「だが、お前にはある」
「ないわ。さっきまで一体何を聞いていたの?」

 彼はすぐには答えなかった。その代りに、彼は外套から目の粗い布の袋を取り出した。汚れて血がこびりついていたのは、戦場の中から回収したためだろう。
 ガラヘルはそれを開けると、二つ目の袋を取り出し、そちらは柔らかい革製で黄金色のメイジの印章が付いていた。青と黄金の絹で織られた締め紐から、イセヤにはレリウムの粉末が中に入っていることがわかった。一パウンド丸々、ひと財産分あるに違いない。

 レリウムの粉末が入った袋の隣に、彼は黒い粘着性の液体が入った彫刻入りのガラス瓶を置いた。瓶はガーゴイルの顔と握りしめた爪の形に彫り込まれており、それは内容物のもたらす、またはそれが部屋の中にあるという事実がもたらす、真の恐怖を匂わせることのない風変りな飾りであった。

 イセヤは首を振り、壁に背中を打ちつけるまで闇雲に後ずさりし続けた。彼女はぶつかった痛みすらほとんど感じなかった。「いやよ、いや、いや」
「それしかないんだ」と彼女の兄が言った。彼女には耳にした言葉を信じることはできなかった。その顔から、彼もまた自分の言葉が信じられないと感じていることがわかった。だが、言葉は続けられた。「選択の余地はない。あの都市群から住民を脱出させなければならず、そして俺たちはそれを小さな、動きやすい兵力でこなさなけれなならない。お前の手にしているグリフォンは多くなく、ほとんどは傷ついている。だが、お前がシュライクにしたことを他にも施せば、その数の十倍の力で戦い、その傷は問題ではなくなる。
 フリー・マーチズを救う手段は、他にはないんだ、イセヤ。お前の秘密を守ることはできなかった、それを何千人もの命と引き換えにはできなかった。ファースト・ウォーデンはすでに命令を発した。ヘイン要塞のグリフォンたちに、ジョイニングの儀式を受けさせるんだ」

***

 11章の最後、ガラヘルがイセヤに謎めいたことを告げる場面がありました。
 ディープロードの入り口封鎖を命じられたイセヤが、ガラヘルに答えるところ。

"I'll try not to disappoint."
"You won't." The smile stayed on her brother's face, but his eyes took on a faintly sad cast. "I know you, Isseya. You can't."

英語特有のテンポある掛け合い、日本語訳には苦労します。私のはだいぶ悩んで唸ったが、結果的に原文よりだいぶ長く、大して上手ではなかった。

「がっかりさせないよう、努力するわ」
「そうはならないさ」 兄の顔はまだ笑顔のままだったが、瞳はかすかに悲し気に見えた。「お前のことだ、イセヤ。そんなことはできない」 

 解釈も難しかった。ガラヘルは随分前から、いずれイセヤが「犠牲を払ってでも」兄のために何かを成就することがわかっていたのか。この兄と妹はそのような関係にあったのだろうか。そして兄は妹の心の中には「頓着」せず、そう思っていたのだろうか。なぜなら、そのときがくれば、ガラヘルもまた妹のため「無頓着に」自らの命を投げ出すだろうから。

【DAI】DAK:タイムラグでした?

 さて、Last Fightの紹介でも行けるところまで行こうと準備していたところ、ふと見直したら、前回触れたDAKのキャリア・データーの英語版と日本語版の食い違いが解消されておりました。

Dakcareer

 満点から不足している部分の説明は、前回全て述べたとおりです。
 まー、色々偉そうに書いてる以上、こんくらいはないとね・・・。

Slayer
 "Slayer"だけは、やむにやまれぬ事情がない限り未達成を死守するつもり。

 ME3のように「ナイトメア制覇」、「マルチプレイ制覇」などの縛りがあると、私の場合はからきしダメですけど。PS3のトロフィーですら、満点はDA2日本語版とあと数えるほどしかない。

 でも・・・、クラウドにタイムラグってあるの?
 それとも英語版は(待ち行列が)そんなに混雑してるの?
 一時的にアップデートを中止していたのか?
 

 オープンであっても「ベータ」なので、そういう不具合らしき動作は開発元に伝えるオブリゲーションを本来負っているはずですが、そこまで暇人ではないのでやめた(と書いている時点で十分暇人だろうけど)。

 さあ、あとはDAIのアチーヴメントが「ナイトメア難易度でドラゴンを百頭倒そう!」とか「マルチプレイを500時間やってチャンピオンを目指そう!」とかじゃないことを祈るばかりです。

【DAI】DAK:このクラウドの時代に

 まさか、とは思うのですが。

 阿漕なEAのことだから、DAKのキャリアでもらえる、過去ゲーム含めたアチーヴメントなどの実績(一緒か(笑))に基づいて採点されるあの点数によって、「オマケあげるよー、がんばってねー」とか釣りそう。

 仕方がないので、DAOで心残りだったとりっぱぐれアチーヴメントを、少し集めるためDAO:DAOAを起動していじりました。

 つっても、DAOAのキャラクター・クリエーションで、それぞれのマジック・スクールをコンプしたメイジを三人ほど急造するだけ。速攻終わりました。

Dakdaoach

 おお、日本語版は反映されとりますね?

 ん、どうして「108/109」なのだと? コンプちゃうやん?
 「デーリッシュ皆殺し」とか、島国生まれの私にはようできません。それは大陸国文化です。

 よくそんなことが顔色一つ変えず(見たんか)できるものだ。ひとでなし!(んまー、エルフだけどね)

Daoach

 画竜点睛を欠くなどと言うべからず。このたったひとつの欠落こそ、島国の民たるわが矜持。

(ちなみに画面下の方で107/109と表記されているが、これは「ダークスポーン・クロニクルズ」のあるアチーヴメントを達成(一緒か(笑))したにもかかわらず、反映されていないバグのはず。DAKでは正しく108/109となっている)

 どーしてもEAのオマケ(あるのかどうかしらんが)が欲しくなったら、最寄りのセーヴファイルからそこだけ速攻プレイして、アチーヴメントだけ取って、すぐやめるつもり(なんだ、やっぱやるんじゃん)。

 いや、そこ本題じゃないから。

 英語版で再シンクロかけてみると・・・。

Dakdaoacheng

 今日いただいた、メイジ三名分のアチーヴメントが抜けておりますね。

 どうしてこんなことが?

 まさか、このクラウドの時代に日本でサーヴァー独自に立ててるとか?
 まさかね・・・。

 それともアプリ側の問題? (入り口で言語を選ぶところで、中身がばっかり分岐しているのか。普通の神経なら、そんなつくりにはしないけど)

 気になるのは日本版Originの存在。もしかして日本語版DAKは日本語版Originとしかシンクロしていなかったり? そうなると英語版をいくら頑張っても、なーんもプレイしなかったままにされてしまうのではなかろうか。
 (英語版に反映されているのは、Originがない時代のオンライン・プロフィール・データーなのかも。そうなるとそれはもう凍結されてまんねん)

 つっても、「どないしてくれはりますのん」とEA日本に怒鳴り込むほど暇人ではないので放置します(休みだから誰もおらんやろうし)。 

 まー、日本語版Origin問題はこっちにとって根源的な問題なんですけどね。果たしてデジタル版日本語版と、現物ディスク版英語版が共存できるのかいなと。

 あー。あともいっこ文句言っておくと、DA2のところで、OriginからDA2をお買い上げのお客様には特典アイテムがいただけるらしく、そのポイントが一点つく部分があるのですが、私のようにディスク版、デジタル版(UK版じゃ)合わせて三つも四つもお買い求めになったお得意様であっても、Originから買わなければ無視される。

Da2dakjp

 いちばーん最後の指輪?(かなんか知らんけど。もろてへんから)
 点灯しておりません。

 どないしてくれはりますのん。 

 DAK部分は、フレンド五人集めると満点になるそうだ。もしも、けしからんことにEAが本当に特典のオマケで「ポイント集めよー」と釣ってきたら、ここに私のIDか何かさらしますんで、ご協力よろしくね? こちらは百人くらいまでなら協力しますよ(つってもいつも読んでいただいている読者数がそんくらいかな)。

【DAI】ドラゴンエイジキープ日本語版

 があるみたいですが、怖くてとても見れません。

 どないですのん?

Dakj

2014年11月14日 (金)

Last Flight 18(2)

 発破作業編。

***

 三週間後、イセヤは粉雪で覆われた巨大な青い氷板の前に立っていた。縦坑の出口は百ヤードほど離れた黒い穴で、彼女が送り込もうとする雪崩を通すには小さ過ぎるように思われた。細い真鍮棒につけられたいくつかの緑色の小旗は、破砕した氷塊の通り道を示すためオゴサが雪原の上に配置したものだ。
 
 彼女は腰を縛った固い紐をさらに両肩に回して命綱代わりにする。一方の端はリーヴァスに結わえられ、計算違いをやらかして雪崩と一緒に滑り落ちる羽目になったとき、救い出される手はずとなっていた。今グリフォンは、メイジの魔法の爆発を避けるため五十フィートほど高いところで待機している。

 山の上には他には誰もいない。カリエンとリズメのふたりは、イセヤが送り込んでくる雪崩を魔法で砕き、溶かすため、下の「避難所」で待ち構えているが、イセヤは他のメイジたちの協力は拒否していた。オゴサの計算が正しければ、氷冠の端を砕くにはイセヤひとりの魔法で十分であり、ヴィマーク山脈の氷の冠のごく僅かだけあれば「避難所」の真水の確保には足りるのだ。必要以上に氷を送り込めば、せっかく苦労して掘った「避難所」を水浸しにしてしまう。 
 彼女はドワーフの計算が正しいことを祈ったが、それも間もなくわかる。

 イセヤは、風が叩きつけてくる雪の結晶に顔をしかめながら、アッシュブロンドの髪の束を吐き出し、高いところに輝く太陽に向かって杖を掲げ、フェイドを探って純粋な力場のエナジーを綛(かせ)のように紡ぎ取っていく。それは彼女の意思に従って、ガラス職人の吹き竿の先についた溶けたガラスのような形になった。求める精密な形を整えると、彼女はその力場の槍を最も遠い位置にある緑色の小旗目がけて撃ち出した。 

 旗竿が砕け散り、耳をつんざくような轟音とともにその下の氷が割れ、砕けた氷塊は縦坑の口に向かって転がり落ちながら、ぶつかりあってさらに砕けていった。多くの破片はそのまま穴の中に落ちて行き、中空になった山の中で衝突音を響かせていたが、しばらくすると大ぶりの塊がいくつか穴を塞いでしまった。 

 それもオゴサの予想どおりで、イセヤが二本目の力場の槍でその障害物を撃つと、塊りが砕け散り、粉雪を巻きあげながら穴の底に消えていった。それが済むと彼女は、次の緑色の小旗に目を移し、二本目の槍をその下の雪に向けて突き刺した。
 小旗が弾け飛び、吹雪の中の木の葉のように宙を舞う。落ちていく氷が見えなくなると、イセヤは他の小旗に次々と取り掛かった。

 斜面の三分の二が以前より十フィートほど低くなった頃、足元が突然滑りはじめ、彼女は前方によろめいた。魔法の震動と深い部分の氷の消失のせいで、残りの氷棚が自重を支え切れなくなったのだ。
 それに気が付くよりも早く、彼女の足元の氷が割れた。彼女は足場を喪って腹から手ひどく倒れ、縦坑の口に向かって滑り落ちて行った。慌てて息もできず、粉雪で視界もままならず、頭上にぼんやりと輝く太陽が見えたり隠したりしている。四股と頭を氷塊が叩き付ける。絶望に駆られた彼女は両手で杖を握りしめた。

 突然、まるで巨人の手に掴まれたかのように胴体が引きあげられると、空中に浮かび上がった彼女は紐の先でなす術もなくぐるぐる回転した。
 リーヴァスが自分を救ってくれたことに気付いた彼女は、噴き上がる高揚感に後押しされた高笑いをあげ、まだ半分残っていた恐慌を吹き飛ばした。グリフォンが高度をあげるにつれて、衣服からは雪と氷の輝く流れが舞い落ちる。ずっと眼下では破砕された氷棚が轟音をあげる闇の中に吸い込まれていく。回転し続けながらも、慎重に狙いを定め、彼女はさらにいくつかの力場の呪文を放って大きな氷塊を砕き、落下する流れを速めた。

 これでよし。「避難所」の水は確保できた。彼女は命綱の中で一息つき、陽気な気分に浸り、白い山々とその間の青い亀裂を眺めた。そのうち光景は植物の生えない灰色の岩肌がとって代わり、やがてキルト状になった苔類が広がり、ついに背の高い濃い色の松林になった。
 金色の喉をしたオスのワイヴァーンが上空を通過するリーヴァスに吼えかかる。ぶら下がったままのイセヤは、自分が餌として狙われるのではないかと不安がったが、目に入らなかったのか、グリフォンに刃向うべきじゃないと悟ったのか、獣は追ってこなかった。

 半時間後、彼女たちはヘイン要塞に到着した。リーヴァスはつりさげた乗客に無頓着に着地するので、イセヤは力場の魔法をクッション代わりにして身に纏った。そうしなければ、グリフォンが胸壁に着陸した時、彼女は城の壁に激突し、ぺしゃんこになって一巻の終わりだったろう。

 慎重に命綱から抜け出すと、彼女は数フィート下の地面に跳び下りた。彼女は、寒さと命綱で締め付けられていたせいで神経が通わなくなっていた腕をさすりながら、明日には胸と上腕に痣ができていることを覚悟した。

 オゴサがすでに中庭にいて、編み込まれた赤毛から立ち上る湯気がネックレスの銅のメダリオンを曇らせてた。蝋を塗った革のブーツには水滴がついている。
 任務が成功したのは間違いない。だがイセヤは、ドワーフの顔に陽気な部分を見つけることはできなかった。

「どうかしたの?」 服から最後の雪解け水をはたき落として、エルフが尋ねた。「縦抗が詰まった? 何かうまくいかなかった?」
 オゴサは首を振った。「縦抗はばっちしや。リズメはん、湖に入れる最後の塊つぶしとるけど、あとはほったらかしても溶けていきよる。せやけど、もうたくさんや。五百でも五千でも、ファースト・ウォーデンが送り込んできよる分だけの水は足る」
「じゃあ、何が問題?」
「ファースト・ウォーデンが、今すぐ送り込みたい言わはんねん」 ドワーフがため息をつき、両脚を交互に蹴り出してブーツから水滴を弾き飛ばす。「中はいり。兄ちゃん待ってはるで」
「ガラヘル? 戦場を離れて、ここに?」 彼女の髪は飛行中にぼさぼさになっていたが、もつれを整える暇はない。茶色くなった金髪を片手でまとめると、紐で縛りつけた。「緊急の用事?」
「せやろな」とオゴサが言った。「大広間におるわ」
 イセヤは急いで入って行った。

***

 アニメなら面白いんだろうなあ。「避難所」にどうやって大量の水を入れたか、その謎解きなわけですが・・・。 

 何千人分の水をどうやって蓄えた?

Screenshotretreat3
「バケツリレー?」

(見えにくいかもですが)
 

 いや、バケツリレーの間に喉干からびるでしょ!
 数千人のバケツリレーて・・・。大陸国じゃないんだから。
(日本でもギネス挑戦で普通にやってるみたい・・・。やっぱダメな国だなあ)

2014年11月13日 (木)

【DAI】レヴューラッシュ

 あちらではリリースまで一週間を切ったので、レヴューも解禁。ほぼ読むだけTwitterには、続々とレヴューを読めとゲームサイトから囁き(喚き?)が入ってくる。

 おそるおそるGameSpotを覗くと、ケヴィンは90点。彼がそれより上をつけたためしは少ない(最近では Dark Soulsに95点、Gone Homeに95点)ので、まあ満点近いと言っていいだろう。

 BioWareお得意の初期バグ、そしてコンバット操作はそれほどスムーズじゃないというところがマイナス。

 結構ネタバレになるので、レヴューの紹介はやめておく。コンソール版を85時間プレイしたが、いまだ地図は黒いところが沢山残り、フィーチャーも何もコンプしていないそうだ。PC版は時間ができたらプレイして、レヴューもリヴァイスするとのこと。

 http://www.gamespot.com/reviews/dragon-age-inquisition-review/1900-6415949/

 いちいち探すのが面倒なので、metacriticで一覧。現時点ではPC版88点、XONE89点。おしなべて良好な評価が並ぶ。

 Gameinformerはお手盛りの95点でいいとして、平均より低くて気になるPCGamer(87点)は、バグに辟易したため減点したようだ。

 IGNが珍しく辛い(88点はIGNにしてみれば「意外と期待外れ」を示す)のは、(オープン風ワールドのためと思われる)ストーリー・プロットの弱さ、だそうである(レヴュアーはエンディング・クレジットを見るまで90時間プレイしたそうだ)。ケヴィンはストーリーについては褒めていたので、レヴュアーの好みの差かもしれない。

 ちなみにSkyrimは、GameSpotケヴィン90点、IGN95点、PCGamer94点、Gameinformer95点であった。
 DAIのオープンワールド(風味)はSkyrimの二番煎じであるから、まあその分低めにつけられるとして、やはりBioWareお家芸のイニシャル・バグが、結構シヴィアに影響しているのかもしれませんね。

The Retreat

 The Retreat、「避難所」については、DA2のDLC、MotAで触れられていましたね。ご丁寧にその光景(View)のカットシーンまであった。
 タリスの「演技」を見ることになるので、自分の紹介記事を見直すことさえはばかられますが(笑)。

 なんか今見たら、馬鹿みたいにでかいサイズの画像だった。そら容量いくらあっても足らんわけやわ。

Screenshotretreat1

Screenshotretreat2
 CODEXもあったかもしれない。

 数千人規模の民を避難させるといっても、一億を超える民が住む現代島国ではピンときませんな。たかだか小さい「村」一個じゃないかと。かつてよりはだいぶ減りましたが、年間交通事故死のレベルではないかと。

 西欧で都市が急速に発展するのは16世紀から。現代の大都市ロンドン(830万人,グレーター・ロンドンは1400万人、2013年)を例に取ると、1500年当時は推定人口4万人(1600年に20万人、1700年に50万人以上、1800年に80万人以上に増えたと推定されるそうな)。

 ちなみに開幕直後(1609年)の江戸の推定人口は約15万人という説があります(1800年代、幕末にかけてはざっくり50から60万人)。  1500年欧州最大の都市はパリ(ナポリという説もある)で推定人口15万人から20万人。当時の世界一はもちろん北京で、推定60万人以上。50万人を突破してからの江戸は万年二位(一位は北京だったり、イスタンブールだったり)で、そのうち18世紀後半にはロンドンに並ばれ、やがて抜かれたそうである。

 ロンドンの4万人(1500年)だと、ピンときませんか。そういう時代であれば、戦乱や疫病で数千人規模の死傷者、疾病患者を出すことのインパクトの大きさがおわかりではないでしょうか。現に直前の世紀には黒死病が猛威を振るっていたので、この人口はかなり減った後のもの。一歩間違えばロンドンは消えていた。

 それでもピンとこない? そうだとしたら理由はひとつ。こちらの島国(ブリテン島じゃないよ)は、戦乱、災害、疫病などによる大規模な人口崩壊を(有史以来)一度も経験していない珍しい存在だからでしょう。むしろ現代では、何かあれば島国の大半があっという間に餓死する危険はありますが。

 わざわざ1500年を選んだのは、以前もちらと紹介したハーバードの教授(イギリス人)が書いた"Civilization"なる歴史書の影響(その著作の内容自体は欧州中心主義、ユーロセントリズムであると激しく批判されている)。15世紀当時、明朝南京(あるいは遷都後の北京)が世界で最も繁栄していた都市であり、大運河を擁し、経済、学芸などの分野でも秀でていた。北京の紫禁城(The Forbidden City)は1420年に完成している。南京の長江とロンドンのテムズ河を比べれば、沿岸に豊かな文明が広がる滔々たる流れの前者に対し、後者はこ汚いどぶ川。衛生状態も段違いで、南京・北京には人糞処理のシステムまであったが、ロンドンでは街中に(略)。 

 大航海時代がやってこなければ「ほんとどうなってたんだよ」という感じだったようです(明朝にも、知る人ぞ知る鄭和の大航海というのがあったが、主として朝貢外交を強制して回っていただけとか)。

Last Flight 18(1)

 土木建築工事編。農林水産編。水産は出てこないか。

***
 イセヤは、要塞を復旧するという難題を楽しんでいることに、自分でもかなり驚いた。円滑に進んでいることもその一助だった。ヴィマークの森林の豊富な資源を用いて、ワイコムで用いたよりも大型の乗り物を絶え間なく生産できる。イセヤとカリエンが以前の経験に基づき乗り物の改良点を指摘すると、それを受けたオゴサが、より多くの積み荷を運んで起伏に富んだ土地の上を飛ぶことに耐えうる構造を編み出した。

 イセヤは難民輸送のすべての周回に参加した。へイン要塞のフィールド・コマンダーとしての責務でもあったが、彼女自身とリーヴァスが護衛に欠かせないのだった。都市群の周辺にはダークスポーンが密集しているため、輸送は周辺の街や村落からのものに限っていたが、偵察や落伍した敵、グール化した動物などに遭遇することはしょっちゅうで、戦いのないまま輸送を終えることはごく稀だった。
 その危険は恐怖であると同時に愉悦でもあった。驚くべきことに彼女は、それよりもずっとゆっくりと進む要塞の復旧にも愉悦を感じていた。

 城下の村を見て回り、屋根の真新しいわらぶき、切り揃えられて陽光の下干されている薪の束、綺麗な列に並べて植えられた松の苗木などに目を配る。この遅い季節、栽培できる作物は限られていたが、農夫たちはニンジン、キャベツ、背の低いマメの木などを育てていた。家屋の周りをうろつく鶏たちや斑点のあるもっと小さな家禽たちは虫を啄(ついば)み、厨房の残飯を平らげる巣の中の兎たちは肥え太っていた。
 フリー・マーチズの都市群の周囲に渦巻く荒廃と比べれば、ここはのどかな田園風景だった。だがそれも脆い。イセヤは、一日に一時間だけ村を見て回り、それ以外の時間は本来の仕事に取り掛かることにしていた。

 へイン要塞の聳え立つ壁の地下で、彼女とオゴサは山をくり貫いていた。網の目のようになっていた天然の細い洞窟を起点として「避難所」を造り出すのだ。ドワーフは、手をつければ城の基礎を損なってしまいそうな弱い地盤の部分を推測し、その地図をこしらえていた。イセヤ、カリエン、その他数えるほどのメイジたちが、オゴサの指図に従って力場の魔法で慎重に石を削り取り、瓦礫は空飛ぶアラヴェルの応用版である荷車で外に運び出される。大振りの石は建物の壁や柵の支持として用いられ、細かいものは集められて村までの道に敷く石畳に供された。魔法でくり貫かれた隧道が完成すると、オゴサとドワーフたちが手作業で仕上げを行い、そこに補強のための支柱を配置していく。

 作業は迅速に進み、それは味方があちこちで苦戦しているとの話にも後押しされた。日が経るにつれ、報せは悪化しているように思われた。
 フリー・マーチズのそこここで、グレイ・ウォーデンと同盟軍はダークスポーンに押し戻されていた。アーチディーモンは、タンターヴェイル、カークウォール、そしてスタークヘイヴンに出没し、打ちひしがれた街々に黒き炎をくまなく吐き散らした。ブライトの病は奥地までも蝕み、そこに生き残っていた隠遁者たちや非協力的だった嫌戦派の人々をグールに変え、それらの間で共食いもはじまっているとの噂だったが、絶望した農奴たちの間でも同じことがはじまっているのかもしれなかった。

 前線から遠く離れたへイン要塞では、やることは労働しかなく、みな雨も霧もものともせず、寝ることも惜しんで働き続けた。時折負傷したウォーデンやグリフォンが療養のため訪れると、イセヤは彼らにも静養に害がない程度の作業を与えた。
 二ヶ月のうちに、小さな街の人口を避難させるだけの場所は掘り抜いた洞窟網の中に確保できたが、その人口を支えることは、ごく単純な理由のためできなかった。水が足りなかったのだ。

 イセヤとオゴサは地下深く、メイジたちがくり抜いた瓦礫の上に立っていた。オゴサは、今はむき出しの岩盤の上に窪みをつくり、そこに土を盛るよう指図していた。陽光が差し込む空気孔の近くでは緑の食物を、それ以外の場所ではキノコなどを、ここに避難した者たちが育てることができるようにとの配慮だ。
 だが、数千人分の水はどうやって手配すればいいのか。ヴィマークの山頂から流れてくる雪解け水は今の人口を支えるには十分だが、倍の人口になれば飲み尽くしてしまう。しかも「避難所」の目標規模は今いる人口の二十倍だ。ワイズホプトでは雨水を貯めていた、とオゴサが言うとイセヤは首を振り、こう告げようとした。夏の嵐の時期ならまだしも、今の季節にここでは雨は降らないし、まもなく降雪の季節がやってきて・・・。そこまで言って、イセヤは考え込んだ。

「どないしたん?」
「そして雪が山頂にへばりつく」 エルフは言い終えた。彼女は指をパチンとならした。「それが答えよ。山から雪を掘り出すの」
 オゴサは一歩後ずさりし、背の高い女性のほうに向け首をかしげ、愉快そうな、だが不思議そうな顔をした。「いけるんちゃう。雪原まで飛んで、あんさんらが洞窟くり抜きよったふうに氷の塊吹き飛ばして、アラヴェルで運びよんのかいな・・・」
「それもできるけど」とイセヤは同意した。「でも私が望むよりも時間がかかるし、恒久的な解決策じゃない。戦いになれば、グリフォンが必要になって、それで水の補給が止まってしまう。違うわ、私の狙いは必要とあらば一世紀分の水を確保すること」
「ほんで、どないしたいのん?」
「避難所に貯水池を作る。あなたが非常用の作物を植えるため用意した窪みみたいに、でもその何千倍もの大きさの。そこから、上に向かって掘り進み、雪原につき当たったら炎や力場の魔法で氷を砕き、下の湖に直接降り注ぐように雪崩を起こす。そうすれば何年もの間、避難所満杯の人たちに行き渡るだけの水が手に入る」
「ええ考えや」とオゴサが言った。「せやけど、ひとつある」
「何?」
「先に縦坑から掘りたいんや」とドワーフが言った。「ほしたら、ものごっつい湖の底から瓦礫かたさなかんと往生せんと済む。あとはまあ、正気の沙汰とちゃうけど、それいうたら他もみな一緒や。ほな、はじめよか」

***
 翻訳よりも大阪弁訳に時間がかかりすぎて大儀、往生しました。単に最後のセリフがやりたかったちうのんが、正味の話。 

2014年11月11日 (火)

Last Flight 17(3)

 何か遊びがないと続けるのが辛い場面。

***

 へイン要塞は、本当に辺鄙なところにあった。ヴィマーク山脈の西のはずれで、城と周囲の土地は比較的ブライトの影響を受けていない。森は青々と茂り、渓谷の水嵩は高く、勢いも強い。リーヴァスが森に降下する間、縄張りを主張するワイヴァーンたちの好戦的な啼き声が響き渡る。巨大な獣たちを生き永らえさせるだけの豊富な獲物がいることは明らかで、連中は今、五頭のグリフォンと十人のウォーデンたちに向かって虚勢を張っていた。

 他に目ぼしいものはない。城下の村は見捨てられたようで、農地には雑草が覆い茂り、牧草地の柵は倒れたまま修理もされず、家屋に棲みつくのは蝙蝠と野狐だけだ。デ・ラ・へイン卿の民は、領主の背信に愛想を尽かして逃散したか、彼がクロウに暗殺された後で追放されたかしたのだろう。
 そのすべてを再建しなければならない。そう言うと、イセヤはリーヴァスを中庭に向けて降下させた。要塞は巨大で、石壁は高く堅固で、いくつかの塔からは周囲をよく睥睨できる。要塞は攻城戦ではなく暗殺によって滅んだので、時の流れと放置による老朽化以外、痛みはなかった。

 グレイ・ウォーデンたちは、すでに鑑賞用の庭園に伸び放題だった雑草を刈り取り、見た目は悪いが実用的な薬草や野菜の栽培を始めていた。小さな庭園には、まだ仕掛り途中の兎小屋や鶏小屋が見える。
 少なくとも今回はまともな素材には事欠かない、とカリエンが答える。木材、石材、清水、牧草地。麓の丘では狩猟にも採集にも不自由しない。要塞自体も堅牢に見える。今までこんなにお膳立てが揃っていたことはないのではないか。
 今までは任務自体もそこまで大きくなかった、とイセヤが言った。ガラヘルは本気で、フリー・マーチャーの全員をここに避難させるつもりなのだろうか。
 全員ではないが、かなりの部分だ、とカリエンが応じる。
 そのほとんどが兵士以外の数千人。受け入れられなければ任務は失敗だ。だがこの城はそれほど大きくは見えない。イセヤは首を振った。リーヴァスが胸壁の上に乗って急停止したので、衝突時の衝撃を避ける締め帯を身に着けていたふたりは、グリフォンの背中の上で前のめりにつんのめった。

 イセヤは締め具を外してグリフォンから降りると、その首筋を撫でながら、他のグリフォンたちが中庭に続いて着地する様子をカリエンとともに眺めていたが、巻き起こる埃ですぐに視界が悪くなった。
 仲間たちに合流するため塔を降りる間、イセヤは城の守りにどう手が入れられるか検分してみた。記録が正しければ、へイン要塞は領主が暗殺されてから三十年ほど無人だったはずだ。放置されていたその間、何事もないまま形をとどめていたことに彼女は満足した。

 塔から外に出たイセヤは、ドワーフのウォーデン、オーザマーのオゴサに出迎えられてさらに気を良くした。カーストレスとして生まれた彼女は、ブライトが勃発したとき、「ひとでなし」として扱われる故郷の暮らしを早々に見切り、グレイ・ウォーデンに加入した。それはオーザマーにとっての手痛い損、同盟軍にとっての得だった。オゴサは利口で、機知に富む、疲れを知らない戦士だった。

「イセヤ!」 陽光に目を瞬いている二人のメイジたちに向かって、赤毛のドワーフが叫んだ。エルフの身体を抱きあげると、強烈な力で抱きしめる。「ここに飛ばされてくる聞いとったけど、あんさんの黒い鳥見るまでよう信じんかったわ」
「私も会えて嬉しい」とイセヤは言って、息を詰まらせ、身体を離すと一息ついた。「オーレイにいるのだと思っていた」
「おった。オリージャンのいけずどもが、ひとでなしのドワーフの言うこと聞かへんつもりやわかるまでな。うちも、助けたるゆうてる相手と言い争わなかんの、かんにんやいうことわかったし。なんや、口の減らんシェヴァリエのあほ臭い安ぴかマスク張り倒してやりよったら、ウォーデン・コマンダーも適材適所ちゃう気いついたって、ここに飛ばされてきよったちう次第やわ」
「私にとっては、ついていたわ」とイセヤが言った。「それで、人手はどのくらい?」 

 オゴサによれば、ウォーデンと、それ以外の農夫や職人が半々で二ダースほどだ。要塞のていをなすには、兵士も、石工も、草刈りも、調理人も、何もかもが不足している。
 ここにやって来る避難民の中から、腕に覚えのある者たちを集めるように告知しよう。まずは輸送手段を優先して整えよう、とイセヤが告げると、オゴサが頷いた。彼女の明るい赤毛は、頭蓋にぴったりと張りつくように何本にも固く編み込まれ、それぞれの先っぽには穴を開けた銅貨が結び付けられている。地表にやってきたドワーフが、チェイシンドの風習を即座に真似たもので、自分の民へのささやかな反抗を示している。 

 城の状態はさほど悪くないが、村の農地は手がかかる。大人数を支えるための食糧が必要であるし、できるだけ早く農地の手入れをして作物を植えれば、それだけ早く食糧も備蓄できる。最初にやるべきことはそれだ、とオゴサが言った。
 イセヤが同意して、陽光を遮るヘイン要塞の白くそびえる威容を見上げた。そして、市民はどのくらい収容できそうかと尋ねた。

 市民、と尋ね返して、オゴサは下唇をかみ、イセヤの視線を追った。食糧は今いる者の分しかないし、水は二百人分ほどしかない。それが第一の制約条件だ、とオゴサは言った。第二の制約条件は物理的な場所、城そのものだ。避難民たちが自分で農地を整備し、家屋を建てるつもりなら、村にはいくらでも受け入れることができる。ヴィマークは僻地で化け物どもが多く棲みつく危険な土地柄だが、だからこそブライトの影響が少ない。

 フリー・マーチズの他のどの部分よりもここに豊かな自然が残っていることは、イセヤも空から見て知っていた。オゴサは、徐々に受け入れていくなら、村には千人から二千人まで住まわせることができると見積もっていた。だがダークスポーンがやってきたら、どこか逃げるところが必要であり、城はその全員を収容することはできない。

 では、どうするつもりだ、とイセヤが尋ねた。ドワーフのハシバミ色の瞳が、楽しそうに輝いた。「よう聞いてくれはった。たまたまやけど、ええ策思いついとったんや」
「素晴らしい。どんなもの?」
「ちょろいやつ」とオゴサが言った。「みな山ん中に入れたんねん」 

***  

 フォニー(なんちゃって)大阪弁。ネイティヴからの批判は甘んじて受けるつもりですが(笑)。

 先日久しぶりにリアル書店で時間をつぶしていたら、あの"Combat!"のDVDシリーズが定期刊行されているのを見つけた。発売元はディアゴス(略)ではなく反日新聞出版・・・。だから買うのをやめたわけではないが、あのシリーズ(DVDは50話、実際には152話ある)は「はずれ」も多くて玉石混淆。大好きなエピソードはそんなに多くはない。

 サンダース軍曹がノルマンディに上陸した直後のエピソード(おそらく舞台がノルマンディ上陸であることがはっきり示される唯一のエピソードである「第一話」)。部隊にはでぶちんのニューヨーカー(注)の兵士(その後どうなったかは記憶にない。調べると突然登場しなくなったそうな)がいたのだが、彼の日本語吹き替えはなんと「大阪弁」だった。洒落たことするな、と子供心に感動したものだった。今のものは新吹き替え版だそうで踏襲されているかどうかは定かではない。
(注)作中でニューヨーカーと言っていた記憶があり、大阪弁は商いの街堺との連想かと思ったが、今調べると原作ではシカゴ生まれだそうだ・・・。私の脳内妄想か、または訳者の意訳(当時の日本人にシカゴはぴんと来ない)かもしれない。

 余談だが、真珠湾攻撃直後に志願する(当時のアメリカの若者男性にとってごく当たり前の行動)までサンダースが商家の「番頭」だった(すなわち職業軍人ではなかった)ことが明かされるエピソードも大変面白かった。あとはジェームズ・コバーンが登場した(いくつかあるとしたらナチスとして登場した)エピソードは素晴らしかったなあ。
 という、いくつかあるお気に入りのエピソードだけ観直せれば満足なので、買うのはやめにした(150話以上もやるから、どんどん似たようなエピソードが増えてくるのも辟易)。オン・デマンドにせずDVDなんて売りつけてるのも気に食わないところです。 

(というところから、なぜか「オゴサは大阪弁」と思いついたのですが、まー、外したかな)

(別件)

 前回あたりでへイン要塞は「六十年間」放置されたとあるのに、上では「三十年間」になっている。「また誤訳か」と言われそうで心外だが、これはおそらく著者の勘違い。前の部分は"two generations"で、今回は"thirty years"。"a generation"はふつう(人間の「世代」が入れ替わるとされる)三十年を指す。
 つっても「世代」そのものが(おそらく明治時代頃の)"generation"の和訳だけど! それまでも具体的に二代目、親子三代とは言ったでしょうが、「世」と「代」も結局は「ある統治者などの時代」という意味一緒じゃんの重ね言葉(だって二代目、三代目は、二世、三世だよね?)。存在、超越、自己、豊富、社会などなどと同類の明治訳語でしょうね。

 次は覚えておいて損はない。ご承知のとおり"a decade "は十年、"a generation"は三十年。では二十年は? "score years"または"a score of years"。
 "score"は「二十の」ものを表し、基数(a cardinal number)をくっつけて例えば"fourscore"となると4*20で「八十の」(80歳など)。"score"の語源は分け前などを数えた記録のこと。

 "The Masked Empire"のパトリックは年数も頭数も"score"を多用していたが、ゲイダーさんは用いず、むしろ年数は"generation"、頭数なら"dozen"(なぜ日本語で「ダース」いうかしらんけど、それね)を用いていた。よってDAOのグレイ・ウォーデンやメイジなどは、よく十二人(一ダース)とか六人(半ダース)とか、十進法じゃない頭数で表記されていた。「ダンカンを含め、フェラルデンには一ダースのウォーデンしかいない」とか。もちろんその意味は「大した数がいない」です。なお上にも"dozen"が出てきますね。このように、著者の癖によって使ったり使わなかったり。

 日本語でも「はたち」、「はつか」などあるように、「二十」(昔は「廿」と書いた)は独特の呼び方(はつ)をしていたようです。

 「ひとでなし」は"nonperson"、ひとではないひと、日本語にはもちろん別にドンピシャの言葉がありますが、敢えてぎらつかせることはやめた。


Ogosa オゴサ

2014年11月 9日 (日)

【DAI】Dragon Age: The Last Court (2)

 あれ、前回で終わりじゃなかったの?

 ヴァル・ロヨーからきたメイジに、君はいずれまた会うことになるとか、よくある「遅延」手法のベタな予告をされ、もう少しだけ進めることにしたのでした。

 「なんちゃらの軌跡II」が今丁度エンディング手前に差し掛かっているのに、はた迷惑な話だ。

 居城は別名「硝子の城」だそうで、そのガラスが何枚か風で割れたが、やって来るはずの修理人が音信不通になっちゃった。なんとかしないと見栄えが悪くてしょうがない。

 そんなことも侯爵本人が対応するんかい。

Datlc5

 対応してます・・・。他に誰もいないみたいだから。

 ここは、「信長の野望」というよりは、カジュアル・ゲームにありそうな「推理もの」アドヴェンチャー・ゲームになってるようです。カードを何枚か引いて、その選択肢を選んで行って、職人の居場所を特定する手がかり(clue)を十個集めるのだそうだ。 

Datlc6

 一枚目は「(ガラス職人の)ギルド・ミストレス」。「財力」があれば一発で噂話を聞くことができるが、今のお前では「まず無理」とある。必要なスコアはprosperity、繁盛・繁栄ですから、実際にお金を払うのではなく、「財力」、「資金力」とでもいいましょうか。

 実際にお金を払う選択肢もあるが、手持ちのほとんどを費やすことになってしまう。「実力者」(必要なスコアはrulership)になっていれば、ギルド・ミストレスをカウンセラーに雇うことも他の噂話を仕入れることもできるんだと。まだできないけど。

Datlc7

 あれ、六つも手がかりがもらえた? なんだ、お手盛りチュートリアルなのか、これ・・・。(手がかりは具体的なものではなく、ただの数。十個集めれば推理が成立する。カジュアルゲーによくありますね)

 他のカードも試しましたが、カジュアル向けのアドヴェンチャー・カードゲームの感じですね。全体のつくりは領地統治シミュレーション。
 
 まあ、普通の西欧の貧乏領主を主人公にした統治シミュレーションと言っても良く、DAIとは(固有名詞以外)特に直接関係のない世界ですけどね。ときたま、あのようにDAの登場人物を登場させて気を惹くつもりでしょう。

 空港での時間つぶしに丁度いいかな・・・。

【DAI】Dragon Age: The Last Court

 しばらく振りにDAKを覗いてみたら、よくわからないものが増えていますね。

 下はGameSpotの紹介記事。すごいね、前評判がいいゲームはPV取れるから、DAIについてはGameSpotもやたら気合いが入ってるね。こんなミニゲームまでヴィデオで紹介するとは。
 DA2リリース直前直後のメディア扱いの惨状(MLの押し掛けインタヴュー登場以外は、非難または無視)を知る身としては内心複雑である。

http://www.gamespot.com/articles/free-dragon-age-browser-game-fills-in-the-gap-betw/1100-6423329/

 "The Last Court"という表題のウェブゲーム、テキストベース、"Sorry, English only."(って英語で書かれてます(笑))ですが、いきなりオリージャン貴族の名前を入力しろというところで凍り付きました。フレンチ風の名前思いつかん。Ohno君、Sugiyama君でプレイすることは、個人的にはもちろん許されない。

 仕方がないんで、ネットで歴史上実在した人物からパクってつけて進めてみることに。

 ああ、この画面でわかってまいりました。時代はDA2のエンディングとDAIの物語がはじまるまでの間。プレイヤーの役割は、オーレイの西の端っこにあり、中央から見向きもされないSerault(「セロー」かな)なる領地の侯爵。戦いを中心に統治するハントレスとして、または知識で統治するスカラーとして、この領地を管理していくことになる・・・。

 あのー、忙しいんで、パスってよいですか?

Datlc

 だいたい、最初につけた名前が男性である。ハントレスちゅうくらいだからそっちは女性。スカラーを選ぶしかないではないか。
 んーと、曽祖父が"The Shame"(恥辱)と呼ばれているそうな。この侯爵領が落ちこぼれた理由も彼。なんで? アポステイト・メイジだったから。アボミネーションになったから。

Datlc2

 でもって、あとは「信長の野望」(初期版)的に進むんでしょうね。了解。そして興味もほぼ喪失。

Datlc3 

 案の定、「セネシャル」(家宰)がやってまいりました。至急裁決の必要な案件があるとか。信長の野望ですと、「家老」にあたるわけですね。

 コンセプトは懐かしのゲームブックののりにも近い。つくりは、ポイント消費制で一度に多くの選択肢が与えられ、ポイントはしばらく時間が経つと復活するという今風のWebゲー。この「一晩寝かす」方式がどうしてもあまりそそらない理由。まさかDAKの中にある身にゲームで将来課金しようとか思ってないだろうけど(EAならわからんけど)。

 海外出張中にWebでアクセスできるのなら、暇なときやろうか程度?

 このゲームをクリアしないとDAIの限定アイテムが手に入らないとかいう、EAの阿漕な商売がないことを祈ろう。

Datlc4

 そろそろやめようぜ、と思っていたら、ヴァル・ロヨーからメイジの使者が到着したと言う。

 あ、きたねえなあ・・・。どうみてもあの人じゃないですか。

2014年11月 7日 (金)

Last Flight 17(2)

「やっぱりグリフォンが好き」?

***

 一時間後、イセヤは彼らが飛ぶところを見るため外に出た。アマディスが空を飛んでいることは、ルビー・ドレイクの連中が大騒ぎしている様子で嫌でも知れた。ダークスポーンを倒すブラッド・マジックの研究をして一日費やすつもりだったイセヤは、傭兵たちの歓声がうるさすぎてそれに集中するのが不可能だと諦めていた。
 血の瓶とレリウムの薬に注意を割くのは土台無理だった。魔法の研究はもう十分なほどやり続けていて、だいぶ飽き飽きしていた。日光と髪をなでる風のほうがありがたかった。

 主人の姿を見つけたリーヴァスが喜び、鳴き声をあげ、耳を垂らして身体を掻いて欲しそうに近づいてきた。イセヤは喜んでその期待に応えたが、そのときリーヴァスの鼻先の変化、蝋膜の基部にほんの少しだけあった白い部分が、喉元から胸のあたりまでまるで白髭のように広がっていることに気が付いた。

 彼女のグリフォンは年を取った。それはほろ苦い思いだった。ウォーデンの戦(いくさ)グリフォンがそれだけ長生きすることは今ではずっと少なくなった。リーヴァスが最悪の戦いを何年もの間生き残ったのは、その強さと意志の力の現れであり、今でもまだ強く、速く、そして戦いでは容赦なかった。
 だが、それがあとどれだけ続くのか。そろそろ引退させ、オーガやハーロックの餌食になる前に、ワイズホプトの厩舎に送るべき頃合いではないか。
 イセヤは目を閉じ、顔をグリフォンの黒く固い毛皮に埋めた。馴染んだ麝香の匂いがする。ライオンの野性、閉じ込められた陽の光、そして餌を食べるときについた血糊の微かな匂いが入り混じり、彼女の鼻孔をくすぐっている。このまま離したくはなかった。
 だが、いずれ離さなければならず、そうするとき彼女の眼は予期せぬ涙で濡れた。彼女は瞬いてそれを散らし、零れ落ちないように空を見上げた。

 そこではアマディスが熱風の上を旋回しており、ガラヘルとクロッキーテイルがすぐ後ろから追従している。女の姿こそはっきり見えなかったが、グリフォンはすぐにわかった。それは若く小さな牝で、灰白色の毛皮と羽毛にはっきりわかる青味を帯び、翼には不規則な黒い帯が入っている。新米の乗り手を背にしながらも、その飛ぶ姿は自信に満ちているようだった。

 牝の名はスモークで、当初の乗り手は一か月前にダークスポーンの暗殺者の毒の刃で命を落としていた。スモークは訓練を終えたばかりで、その乗り手との絆もまだ築く前だった。それ以来、若いグリフォンはウォーデンの拠点間の伝令役に供されるのみであった。
 それも悪い生き方ではないし、戦闘のただ中に突撃するよりは安全だが・・・、信頼する相棒とともに戦闘に参加するのではなく、伝令役で満足するグリフォンは稀だった。スモークがアマディスを選んだにしても、その逆でも、イセヤにはなんの不思議もなかった。

 彼女はアマディスたちの幸運を祈ると、自分も空を舞うため、リーヴァスを飛び立たせた。
 いつになってもその感動が薄れることはない。風に髪をなびかせ、肺に鋭く新鮮な空気を吸い、急上昇するときの混じり気のない自由は、地上の悲しみや重荷から解放してくれる。メイカーの造り給うし事柄のうち、これに匹敵するものはない。何一つない。

 ホスバーグ周辺のまだ燻りをあげる戦場も、ダークスポーンの屍を燃やす炎から油まみれの黒煙が空を汚す部分も飛び抜ける。その醜い光景を見たいのではなかった。

 戦友たちが戦いの果て死んでいった場所から遠く離れるように、イセヤはリーヴァスに、アンダーフェルズの石だらけの平原、茫漠としたステップの上空も飛び越えさせた。眼下には銀色に輝くラッテンフラス河が、緑に縁どられた広く、豊かな茶色い帯を伴っている。彼女たちの高度からは水位が低い以外は河は健全に見え、取り巻く泥の中に生える木々は弱い陽光とブライトの病によってまだらで痩せこけていることはわからない。彼女はほとんど、ほとんど、世界は再び平常に戻った、と思いこむことができた。

 もちろん、そうではなかった。あっけないほど早く、彼女たちは再び燃える屍から立ち上る悪臭の中をホスバーグへ、果てしない酷い戦いへと戻らなければならない。
 だがイセヤは平和の幻想をできるだけ長く保ち、城に戻ってからも抱き続けた。
 ガラヘルとアマディスは先に戻っていた。ふたりのグリフォンは鞍をはずされており、そしてイセヤは、クロッキーテイルが餌として与えられた死んだヤギの肉塊をスモークに差し出している様子を見て、乗り手がスモークの乗り手に感じているのと同様、クロッキーテイルも相手に惚れ込んだことを見てとった。
 その様子にリーヴァスが小ばかにしたように鼻を鳴らし、イセヤも真似をした。リーヴァスの鞍を外して、餌のヤギ肉にしゃぶりつかせるため送り出し、それからまるで鉛入りの外套のように感じられる要塞の中に戻った。

 彼女は黄金の一日の幻想を抱き続けるため、できるだけ誰とも話をしたくなかったが、運は味方してくれなかった。パンとワインを所望して厨房に足を踏みいれるや否や、カリエンが近づいてきて、自分たちがヘイン要塞に送られる話を聞いたか、と尋ねた。
 イセヤはその場所について聞いたことはなかった。

 カリエンによれば、要塞はヴィマーク山脈の奥深いところにある、蝙蝠が巣食う廃墟であり、かつてはノルベルト・デ・ラ・ヘイン卿の領地だった。卿はヤツメウナギの酢漬けに目がなく、またフリー・マーチズを占領するだけの力があるという妄想に取りつかれていた。クロウが卿を暗殺し、それからほぼ六十年間、城は主不在のままだった。そこをグレイ・ウォーデンが拠点として徴用し、自分たちが送られることになった。

 イセヤは、シーデド・ロール(種まぶしパン)ひとつ、ローストチキンの四分の一と、料理に用いられる程度のまずい味のワインが半分残っていた瓶を見つけた。どうして自分たちはそこに送られるのか?
 フリー・マーチズが間もなく蹂躙される恐れがあるからだ。カリエンが髪を掻きあげながら答えた。今日到着した三人の伝令とも悪い報せを運んできた。カンバーランドとカークウォールは非常に危険な状況だ。スタークヘイヴンは陥落する危険がある。生き残るためには結束するしかなく、ガラヘルは彼らに、イセヤがワイコムで用いた方法を伝えた。ファースト・ウォーデンはヘイン要塞に拠点を築き、必要ならマーチズの難民を受け入れるように指図した。

 ガラヘルが自分たちをわざわざ指名したのか。イセヤは、自分が最前線から引き抜かれて後方に回されるなら兄に意見するつもりだった。だがカリエンによれば、イセヤを指名したのはウォーデン・コマンダー・アルシアナだった。ヘイン要塞は数多くの難民を受け入れるために相応の改修を要するが、イセヤの力場の魔術が役立つ上に、他にその種の魔術の遣い手は少ない。イセヤがワイコムで用いた芸当、空飛ぶアラヴェルが難民を「避難所」に移動させるためには必要になるのだという。

「そういう風に呼んでいるわけ? 『撤退』? 随分と不吉な名前ね」(The Retreatには「避難所」の他、「撤退」の意味もある) 
「フリー・マーチズにとって、のっぴきならない状況を知らしめる凶兆が必要な時期は、もう過ぎてしまっただろうな」とカリエンが冷徹に言った。「ガラヘルは、希望を捨てるなと強いるし、確かに彼はできる限りのことをなしている。女王マリウェンの兵を手に入れ、ホスバーグの勝利によってアンダースのほとんど全軍を動員できる。グリフォンを贈ってルビー・ドレイクを繋ぎとめただけではなく、自分たちもグリフォンが欲しい半ダースもの隊長たちの傭兵部隊も追従する。カンパニー・オヴ・ザ・ライオンの指揮官など、将来の自分のグリフォンの鞍に用いるため、すでにオーガの頭皮を用意しているなどと放言している有様だ」 彼は息を継いだ。「君の兄上は奇跡の人物だよ、イセヤ。フリー・マーチズを救えるのは彼をおいていない。次にはオーレイに向かい、あの仮面の気取り屋どもから必要などんな支援も引き出してくるだろう。だが、彼にはフリー・マーチズも必要だし、もし彼らが自分の家や家族を救うためばらばらに戦ったら・・・」
「すべてを失う。なるほど、わかった」
「よかった」 彼はワインの瓶を指差した。「少し手伝おうか? 一人で呑み干すのは思慮深いとは言えんだろう。ガラヘルは日の入り前には出発するよう求めている」

 イセヤは窓の外を見た。中庭の影は長く傾いていて、厨房の狭い窓を青く染めていた。彼女はほぼ一日中リーヴァスと空を駆け巡っていたので、出発のときまであまり時間は残されていなかった。
 彼女は彼に瓶を仰々しく手渡した。「ぜひにぜひに。旅立ち前のご一献」

***

 まー・・・。愚痴は弾倉が空になるまで打ち尽くしたので、もうやめます。

 "Fortress Haine" ヘイン要塞。あれですね、DA2のDLC、MotAで登場しましたね。プロスパー公爵編でしたっけ? "The Retreat"も触れてましたよね。覚えてますでしょうか。
 そこらの薀蓄は後ほど。

 Smoke スモーク: ash-grey (ash-gray)、灰のような灰色(笑)。そうではなく、灰のような白色、灰白色ですか。

 

2014年11月 6日 (木)

Last Flight 17(1)

 街の目前まで迫りくるブライトが、まるでずっと遠い彼方の話であるかのように振る舞ったアンティヴァン王族(末路:墜落死)のように、DAIリリース日なんてまだ遠い先の話であるかのように"Last  Flight"の紹介記事にかまけている私。いや喩えるなら、出口の見えない戦いを繰り広げる、グレイ・ウォーデンのほうにしていただきたいところですが。 

 "In Peace, Vigilance. In War, Victory.  In Death, Sacrifice."

 サクリファイス(犠牲)しか当たってない気がしないでもない・・・。

***

 第十七章

 5:20 エグザルテド

 翌朝、朝餉を前にして、女王は自分が要求しただろう以上の兵を派遣することを約束した、と伝えるガラヘルは案の定疲れて見えたが、イセヤが驚いたことに妙にはしゃいでもいた。女王の気が変わらないうちに、二、三週間以内にも支度を終えて出立する、と彼は続けた。

 だが彼はまだアマディスとは話をしていなかった。おどおどした様子で、イセヤの借りている部屋の棚を眺めている。包囲の前には、そこには敬虔なアンダースたちが代々送り伝えた信仰上の小物が並んでいたが、年月を経るうちに、安物は片端から小麦粉を買うため売りに出された。ページそれぞれに金箔を施した祈りの書やドラゴンボーン製のアンドラステの小さな像は、今はどこかのオリージャン商人の邸宅に飾られているに違いなく、残されているのは、埃まみれの質素な木彫りの像だけだった。

 空っぽの棚にガラヘルが手持ち無沙汰を紛らわすものはなく、しばらくして妹を振り返った彼は両手をぎこちなく背中に組み、アマディスにどう伝えていいかわからない、と白状した。

「助言してくれなんて言うなら、やめて頂戴。愛するふたりを幸せにする手口なんて、私は何も知らないんだから」
「知らないの?」
 イセヤの背骨をちくちくした苛立ちの感覚が駆け下りた。「知らない」と彼女は素っ気なく答えた。
「本当に?」 実際うわの空だったにもかかわらず、ガラヘルは心底驚いたような顔を取り繕った。「カリエンとも、ないの? ふたりはてっきり・・・」
ないの
「失恋がそんなに怖いのかい?」
 イセヤは顔をしかめた。「戦場では、死がどれだけあっさり訪れるか知ってるでしょう、ガラヘル。誰が望むの? 誰が必要とするの? 誰かが死んでしまうだけでも酷いのに、さらに苦痛を加えることがあるの? 私はすでに兄さんのことが心配だし、それからリーヴァスのことだって。私のグリフォンが死ぬときは、私もきっと一緒に死ぬのだからいくらか慰めにはなる。どちらも片方を置いては死なない。でも戦いに出るとき、それ以外のことを恐れるなんて絶対にご免だわ」
「自分を支える誰かの心の強さなしでも、生きて行くのが平気なのか?」
 兄さんがいる、彼女はそう思ったが、口に出しはしなかった。子供の頃から、ガラヘルは彼女とともにいた。両親が突如姿を消し、ヒューマン社会の不確かな慈悲に委ねられたときには守り手。彼女の魔法の才能が恐ろしい姿を現しはじめたときには導き手。サークルの冷たい敷地の中では慰めとなる肩。彼女を追って彼はグレイ・ウォーデンにもなった。あるいは彼女が彼を追ったのか、それにはっきりした答えがあったとしても、今では記憶も定かではない。

 それから彼女たちは道を別った。それで兄を妬むつもりも、実のところはない。兄には幸せが相応しいし、アマディスのことは好きだ。
 だが彼女は、辛い別れは嫌いだった。

「私にはグりフォンがいる」 イセヤは部屋を横切ると、兄に背を向けた。「リーヴァスは私が求めるどんな強さも授けてくれる。でも兄さんの場合はそれとは別、だから・・・、彼女をグリフォンの厩舎に連れて行ってあげて。アマディスにグリフォンを選ばせて。飛ぶのを手助けしてあげて。その素晴らしさを教えたら、きっと兄さんを許してくれるわ」 

「そもそもあいつが言い出したことだ」 ガラヘルが不平を漏らした。「あいつが、女王のところに行くべきだと言ったんだ」
「でも実際に行ったのは、兄さん」
「ああ、わかってるよ」 彼はため息をつき、その無防備な瞬間、イセヤは兄が、この十年近い戦いの間にどれだけ年をとったか見て取った。十ペース離れれば完璧な英雄グレイ・ウォーデンの佇まいだったが、近寄ればずっと痩せこけ、くたびれて見えた。額と口の回りの皺のせいで、実際よりずっと老けて見える。ガラヘルはまだ三十そこそこだが、金髪の輝きは散らばる灰色の筋のせいで損なわれていた。

「厩舎に連れて行ってあげて」とイセヤが、今度はもっと優しく、再び促した。「彼女が空を飛べば、許してくれる。乗り手のいないグリフォンなら、彼女がより取り見取りなくらいいるじゃない?」
「より取り見取りどころじゃないな、残念だが。俺たちの損失は、決して小さくはなかった」
「ならなおのこと、その悲しみから歓びを引き出してきて頂戴」とイセヤが言った。

*** 

 短いけど区切りなので、まずここまでで勘弁してもらいます。

 ペーパーバックの背表紙(英文)によれば、ガラヘルとイセヤは双子の兄妹だそうな(ただし、「兄」、「妹」は私が勝手にそう決めただけで、英語では普通なことですが原文には明記なし。いっそ「姉」と「弟」でも構わないと思う(実際、あちらの文化ではまったく構わないはず)。どちらでもいいように訳しているつもりだが、日本語には「兄さん」、「姉さん」はあるけど、妹、弟に呼びかける言葉ってないのか。

 ところが、小説内でこれまでのところ「双子」とハッキリ書かれた部分はなかった(私が省略したわけではない)。上の部分がそれを示しているのかな。この先は(最後まで読み終えているとはいえ)読み飛ばしているので、見つけられなかったのかと思い、Kindleで"twin"を全文検索かけたんだけど、カイヤとタイヤの部分以外にはなかった・・・。

2014年11月 3日 (月)

Last Flight 16(2)

 酒の席で大事な約束をしてはいけない。特に野郎が女性の言葉に乗っかったり、気を惹くため迂闊な約束を口走ると碌なことにはならない。

*** 

 その、尋常ならざる一瞬、ガラヘルは言葉を喪った。目を見開き、椅子にのけぞり、態勢を崩した身体を支えるため壁に手をつかなければならなかった。
「グリフォン?」 やがて気を取り直すと、喉を締め付けられたような声を出した。「君はあいつらについて何も知らないじゃないか」

「グリフォンとその乗り手たちとともに、かれこれ十年は暮らしてきた」とアマディスが辛辣に言った。「とても近くにいたから、気づいているのではなくて。私も少しは学んでるはずだわ」
「ああ、いいだろう、言いたいことはわかった・・・、だが君はグレイ・ウォーデンじゃない」
「そうね」と彼女が言った。「だから欲しいのよ。ワイズホプトの外で、ウォーデン以外でグリフォンを手に入れている唯一の人物になる。それは大変な権力と権威の象徴。あなたがルビー・ドレイクをフリー・マーチズのどこにだって引き連れていけるだけの価値がある、といっても報酬を支払う約束がいらなくなるわけじゃないけど。グリフォンはあなたの誠意を知らしめ、彼らにとっては他の傭兵部隊に対する自慢になるわけだし、他の傭兵連中だって自分のグリフォンを欲しがるようになるんじゃないかしら」

「まあ、そうかもな」 ガラヘルは、傾いた椅子から危うく転がり落ちそうになったとき引っ張りあげられたままのシャツを直した。
「大したことじゃないかもしれない。私が欲しいのはそれ。グリフォン一頭。子供が産める牝」
「群れでも育てるつもりかい?」 両方の眉を逆立てたエルフは、信じられないという表情で尋ねた。
「そうかもね」 アマディスは自分のワインを飲み終り、グラスを横にどけ、膝を指でなぞった。

「私にそうさせる必要があるんじゃないの。今グリフォンは何頭生き残ってる? 数千頭? その半分が戦っている。ブライトが終わるまでにその多くが死んでしまう。それ以外のうちで、子供が産めないほど老いたものはどれだけいる? 虚弱すぎるのは? ブライトのせいで、病いを抱えたり奇形の姿で生まれてくるのはどれくらい? 群れを再建しなくちゃならないのよ、ガラヘル。私ならできる。スタークヘイヴンの外で、あるいはヴィマーク山脈の中で、グリフォンがあの辺の地形を気に入ってくれるならだけど。あそこには私の家の土地がある。でもあなたには、ここ以外にもうひとつ群れを育てる場所が必要」

 ゆっくりと、彼は頷いた。「わかった、君の言う通りだ」
「もちろん、私の言う通り」 アマディスは立ち上がり、扉に向かってぶらぶら歩き、肩越しに振り返って微笑みを投げ掛けた。「どのグリフォンをいただくか話すのは後にしましょう。今は、あなたもゆっくり休んだほうがいい。女王に男前なところを見せないといけないから」

--- 

 彼はその通りにした。

 女王マリウェンの祝宴に現れたガラヘルが身に着けていたダブレットとズボンは緑色と黄金色の錦織で、エルフの瞳の色に深みを与え、金髪の鮮やかさを強調するために注意深く選ばれたものだった。ヴェルヴェットの半外套は灰色のミニヴァー、オコジョの毛皮で縁どられていたが、その色はずうずうしくも貴族専用の色を用いてると誰かが気分を害することのない程度まで、オコジョの毛皮の白さに近かった。だがその毛皮の柔らかい縞模様以外、彼が身に着けている灰色はなかった。彼のことは皆が知っていた。 

 この催し全体にイセヤが反感を抱いているのは確かだったが、女王の蝋燭の森の輝く光の中で、ガラヘルがとりわけ際立った姿であることは認めざるを得なかった。彼女の兄は女王マリウェンの気を惹くためのあらゆる努力を惜しんでおらず、彼が祝宴の場に歩み入ったときには、集まっていた貴族や傭兵隊長たちが静まりかえった。

 彼は美しい、イセヤは、フォークを弄びながら思った。それに意味があるかどうかは定かではなかった。女王のような立場の人物の約束は、そのきっかけになった欲望が満たされた後には滅多に守られることはない。

 「陛下」とガラヘルが言って立ち止まり、女王とその取り巻きの淑女たちが座る中央の高い食卓の前でお辞儀をした。イセヤはその中におらず、アマディスも違った。グレイ・ウォーデンたちは女王の右側の席に座り、カリエン、リズメが、戦功のあった他のメイジたちやウォーデンたちと並んでいた。

 アマディスは石のように押し黙ったまま女王の左側の席に、彼女の副官たちや他の傭兵隊の指揮官を伴って座っていた。彼女は、他の貴族の女性たちが見せびらかしているような念の入った造作の夜会服ではなく、鎧に似せて青銅を散りばめた深紅の革の鎧下を着ることを選んでいた。彼女の滑らかな黒髪は、イセヤがアンティヴァ・シティで初めて出会った頃と同じ長さに切り揃えられており、その毛先の角度が、まっすぐ尖った彼女の顎の線を強調していた。ルビー・ドレイクの隊長は、女王マリウェンの宮廷の女性たちとは似ても似つかない存在であり、彼女はガラヘルにそれをわからせようとしているのだ。

 間違いなく彼はわかっており、だがそれをうまく隠していた。お辞儀からあげた顔に輝くのは、絶対的な献身に他ならなかった。

「グレイ・ウォーデンのフィールド・コマンダー、ガラヘル殿」と女王マリウェンが歓喜しながら言った。彼女は今までどおり燦然としていて、ここに居並ぶ中で唯一、ブライトにも、長く続いた籠城にも影響を受けていない人物のようであった。彼女の青紫の瞳は厚化粧で見事なまでに縁どられ、豪奢な紫の夜会服は、低い両肩から乳白色の肌をはしたないほど覗かせている。彼女の周囲の貴族たちは七年の間に及んだ悲嘆のため痩せこけ、やつれ、その衣裳も虫食いだらけで、十年は流行遅れであったかもしれないが、女王の美しさには欠けるところがなかった。

「お越しいただいて光栄ですわ」と彼女は言った。「アンダーフェルズの皆の者が、ホスバーグの長い、恐ろしい包囲を打ち破るため示されたあなたの英雄的な行いに感謝いたしております。このささやかな宴を、わたくし共の感謝の気持ちとしてお受けいただけることを祈っております」

「もったいないお言葉です、陛下」とガラヘルが答えた。「私はただ責務を果たしただけ、このような試練の時には誰もがそうせねばならないように」
「そうでしょうとも。ですがあなたの責務ほど重いものは、他にそうはございません」
「その通りです。私一人で成し遂げることはできなかった。我が軍団だけでも無理でした。グレイ・ウォーデンは、ダークスポーンと戦うアンダースの勇気と奮迅振りに恩義がございます」 彼は間をあけ、三方の高い食卓に居並ぶひとりひとりの者たちの目を見た。「我々はその勇気を、フリー・マーチズまで押し進めなければなりません。あなた方の助けなくしてこのブライトを終わらせることはできない。ですが助けがいただければ、アーチディーモンの成敗がかない、そしてついに我々の故郷に安全がもたらされると、私は固く信じています」

 彼の言葉には静けさが続いた。それから、傭兵隊長たちが木製の卓上に手にしたタンカードを打ちつけはじめ、ウォーデンの誓いを讃えた。他の兵士たちも歓声で続き、最後には女王の取り巻きたちもそれに加わったが、他の者たちに比べれば熱意は浅かった。
「わたくし共アンダーフェルズの民は、応分の役目を果たしましょう」と女王マリウェンが誓い、立ち上がった。彼女の髪の上に乗せられた繊細な黄金の冠が、祝宴の広間で燃える松明の灯りに照らされ、たくさんの蛍でできた頭飾りのように輝いていた。「わたくし共は、ダークスポーンにとって常に難敵でありました。フリー・マーチズの友人たちが暴虐に曝されていることは存じております。アーチディーモンにとどめを刺さない限り、わたくし共に休息は訪れず、そのときには、わたくし共の勇敢な兵士たちが必ずや最前線にいることでしょう」 彼女は目の前で手を組み合わせ、首を傾げ、ガラヘルに向かってとっておきの笑顔を見せた。「ですが今宵は、誉高きウォーデンよ、すでに手にした勝利の喜びを分かち合うことにいたしましょう」

 エルフは再びお辞儀をして同意を示すと、マリウェンの右隣、上座の席に向かった。彼は欲っしていたもの、公の場での軍事的支援の表明を手に入れ、イセヤは兄の姿に微かな満足の空気があることに気が付いた。今夜二人の間に何があろうとも、女王はホスバーグの指導者たちや将軍たちの前で、自ら公約したのだ。
「守るならいいんだけど」 イセヤは酒杯の中に呟いた。
 誰かに聴かれるつもりはなかったが、結局カリエンが彼女のほうに向けて鼻を鳴らした。「疑っているのか?」
「疑うのは習い性」 エルフは肩をすくめた。「でももうどうしようもないから、悩んでも仕方がない。今はガラヘルに任せるしかないもの。そして今夜決着をつけることができるのは、彼しかいない」
「ブライトを終わらせるためなら、彼はなんでもやるつもりなんだな?」
「あなたは違うの?」

 召使いが晩餐の最初の料理を運び入れてくると、カリエンは彼らが近づくのにあわせて黙り込んだ。長い籠城による困窮にも関わらず、女王マリウェンの召使いたちは料理で面目を施した。鳩肉のパイ、ブランディで煮込んだ乾燥林檎のソースで供される鹿肉、蜂蜜と刻んだナツメヤシを載せた繊細に編み込まれたパン。彼らはやりくりして城の食糧倉庫に温存していたいくつかの贅沢な品をウォーデンのグリフォンに運ばせ、八品の料理を作り上げていたが、これ以上に豪華な料理を食べたことがあったかどうか、イセヤには思い出せなかった。 
 だがついに、給仕もワインの注ぎ役も後ろに下がり、城の詩人が最初の歌、ガラヘルの英雄とアンダースの勇猛さを讃えるため急ごしらえにつぎはぎされた歌を歌い始め、それはイセヤの耳にはうんざりするようなものだったが、次第に酔いが回ってきた兵士や傭兵たちにとってはぞくぞくするものだったらしく、彼らが節に合わせて歓声や野次をあげている頃、カリエンが身体を寄せて来た。

「いいや」とブラッド・メイジが言った。「私でも、やらないことがある」
「あら、それは何?」
 カリエンは鳩肉のパイにフォークを突き立てたが、すぐには口に入れなかった。女王の晩餐を急いで準備するあまり、料理人は鳥の羽毛を綺麗に取り去ることができなかったようで、小さな羽根が一本はみ出していた。湿っぽくて捻じれた柔らかい羽根にはねばねばした汁がこびりついており、それが心の中に不快な残響を呼び起こした。
「答えはわかっているはずだ」とカリエンが言って、パイから羽根を抜き出した。「でなければ、もうじきわかる」

***

 ただし、ガラヘルほど美形だと、話はだいぶ違うようです。
 "Life is unfair."
 今にはじまったことでもない。

2014年11月 2日 (日)

Last Flight 16(1)

 DAI Gone Gold、DAKオープン。こうなってくると、Last Flightについては皆忘れていただいて、最初からなかったことになったりすると嬉しいなあ。
 そうはいかないのでしょうから、続けます。

***

第十六章 

5:20 エグザルテド

 ホスバーグの戦いから三日が過ぎ、ダークスポーンの再来も確認できないことから、女王マリウェンは、七年に渡る包囲を打ち破ったグレイ・ウォーデンを讃えるため、彼女自ら祝宴を催すことを告知した。
 イセヤは、この先長く残る価値あることを成し遂げたとは到底思えなかった。ブライトの果てるとも知れないおそるべき進軍を食い止めることは不可能に思えたし、戦いはすでに十年近く続き、多少の領土を奪還したとしても、ほどなく奪い返されることの繰り返しであった。人々が命を投げうって手に入れた勝利は、すぐさま風でかき消される煙のようにはかない。

 兄とアマディスの考えは違っていたようで、他方面からの情報が届くと、ガラヘルの正しさが明らかとなった。オーレイとフリー・マーチズではアーチディーモンが以前より頻繁に姿を目撃されており、煽動されたダークスポーンはより攻撃的になっている。ウォーデンの一撃によって各地の味方の結束がこの上ないほど強まった一方で、敵の攻撃もより熾烈さを増しているようだ。 

 たったひとつ街が救われても戦争が終わるわけではない、その考えがホスバーグの解放に影を落とす。女王マリウェンがあたかもアーチディーモンが打倒されたように振る舞っていても、他の者たちは勝利が程遠いことに気づいていた。試練は、むしろより苛烈に、困難なものになっていた。 

 フリー・マーチズは死にかけている。ブライトの魔法によって海岸線は死んだ海藻がこびりつくだけの岩場となり、海は濁った灰色だ。魚たちはすでに逃げるか死んでしまうかしており、かつてワイコム、ハーシニア、バスティオンなど港町の食卓を賑わした紫貽貝(ムラサキイガイ)や牡蠣は海中で死に絶え、岩場を覆う無数の殻が波にさらわれて不気味な音を立てるだけだ。

 内陸部の様子は海が隠さないだけなお悪い。大きな森だった跡地は乾いて命なく、立ち枯れた樹木にはこの世のものではない苔がむしている。かつて豊穣な農地だったところは埃まみれでひび割れた丘になり、頭を刈り取られた大麦の茎がところどころに残っているだけだ。ブライトの間に生まれた子供や家畜は小さく弱く、奇形も多く生まれ、病いにかかればすぐ死んだ。フリー・マーチズの狩人から逃れた野性の鳥や獣は飢えて死ぬか、汚染に見舞われた。グールに化けるほど長生きしたものも、ブライトが十年近く続いた今ではとっくに死んでいた。

 飢餓と困窮が、ダークスポーンの剣と同じようにセダスの民の命を奪っていく。各地に飛んだグリフォン・ライダーたち自身の報告も、彼らが携えてきた各地の王や将軍たちの手紙も一様にそう伝えており、その報せがホスバーグ解放の祝賀に深刻な陰を落としていた。

 フリー・マーチズに向かわねばならない、とガラヘルが言った。女王に敬意を払うため祝宴には付き合うとしても、その後でマーチズに軍勢を向ける。
 彼の部屋には、他にアマディスとイセヤがいるきりで、三人はもう千回も見直したはずのカークウォールとカンバーランドの地図を見つめていた。真夜中はとうに過ぎており、明日の晩餐会の準備に勤しむ厨房の召使いたちの立てる微かな音以外、城は静まり返っていた。ダークスポーンの奇襲に備える歩哨の絶え間ない足音もなく、夜襲を伝える角笛が鳴ることもなかった。平穏、静寂の中で落ち着かなげなそれが、ホスバーグを支配していた。

 アマディスは深紅の葡萄酒をグラスに注いだ。女王マリウェンが感謝の意味を込めて酒蔵の最後の貯えを放出したとき、そこには特上の品もいくらか退蔵されていた。ガラヘルの部屋のカラフェには年代物の優れたオリージャン・ワインが注がれており、イセヤがこれまで何年もの間口にしたことがないほど良い品だった。
 イセヤはワインに現を抜かすことはなかった。彼女は兄に詰問した。ここの民が進撃に加わるとどうしてわかるのか。

 ガラヘルは、今まで何度も繰り返された堂々巡りの議論を、またしても妹が持ち出したことに苛立つような顔をした。他に選択はない。ブライトはアンダーフェルズで弱体化し、フリー・マーチズで最も強化されている。アーチ・ディーモンがそこにいるからであり、よってそこで戦い、やつを誘き出さねばならない。
 アンダースたちは疲弊しきっている、とイセヤが反駁した。皆自分の家に帰りたがっている。まだ自分の家が元のままあるのかどうかを確かめたがっている。作物を植え、子を産み、ブライトの進路から逸れた場所の誰もがそうであるように、あたかもそれが存在しないかのようなふりをして暮らしたがっている。

「彼らに選択の余地なんて、ないんだよ」とガラヘルが繰り返した。
「ルビー・ドレイクには、あるわ」とアマディスが言って、ワインをすすった。黒い瞳は冷静で抜け目なさそうだ。彼女は議論を挑んでいるわけではないとイセヤは思ったが、それと近いものだった。「うちの傭兵団は、いつか将来金貨がもらえると書かれた紙の約束だけで戦うことに飽き飽きしたの。ダークスポーンは捕虜の身代金も払わないし、屍を漁っても碌なものは持っていないから、この戦いには何もうまみがない。それを不満に思っている者がいても不思議はないわ」
「そんな不満は君がどうにかできるだろうが」とガラヘルがぴしゃりと言った。
「これまではどうにかしてきた」と黒髪の女が言った。「でも戦いは終わった。少なくともここでは。そして、連中を再び戦わせたいなら、紙よりは重たい何かがいるのよ」
「何だって?」とガラヘルが尋ねた。

 アマディスは微かに笑うと、グラスの中の深紅の液体を揺らして渦を作った。半透明の揺れるさざ波がグラスの回りに纏わりつき、次第に色が薄れていく。「女王メリウェンが欲しいのは、あなたでしょう? 彼女の祝宴の場で公に敬意を示し、それから一晩おつきあいする。彼女が望むのはそれだけ。あなたが彼女の統治の正統性を認め、立ち去る前にささやかな悦楽を与える」

「そうだ」とエルフが固い調子で言った。彼はカラフェを押しやると、再び椅子に腰を掛け、ワインをまるで水のように飲んだ。「隠したりしなかった。彼女の申し出を受けた途端に、君に告げた。しかも断るつもりだ、とね」
「そして私が、その申し出を受けるべきだと言った」とアマディスが言った。「そして、そうすることになった」 彼女の微笑みは穏やかで、火のように怒りやすい女の自然な表情ではなく、それがイセヤをどうしようもなく落ち着かなくさせた。「安いものよ、本当に。この私だってあなたと夜を共にするけど、王冠すらかぶっていない」

「だが、君には軍隊がある」とガラヘルが言った。彼はワインを飲み終え、カラフェのほうに物足りなさそうな目を向け、空になったグラスを横にどかした。「おそらくそれこそが、君が臆面もなく俺を利用しようとするのを黙認している唯一の理由かもしれない。君のルビー・ドレイクの力を借りたいだけなのかもしれない」
「そうかもしれない」とアマディスが同意した。「でも、力を借り続けたいなら、もうすこしましなものをいただかないといけない。私は、あんな玉座をちょろかました売女よりも安値で買い叩かれるなんてお断りよ。」
 ガラヘルは両手を叩いた。「ああ、ようやく、交渉をはじめるつもりだな。楽しみだね! 何が欲しい?」
「グリフォンが欲しい」と彼女が言った。

***

 途中アマディスが"the crimson liquid in her glass"を"swirl"するところ。
 最初はグラスのワインを「燻らせる(くゆらせる)」と言うよな、と思った。でも「火へん」だしなんか変だなと思って調べると、燻らせるのはやっぱ紫煙(タバコなどの煙)。ワインには用いない。ネットでは「ワイン通」と称する人たちが一杯使っているけど・・・。日本語間違っててかっこわるっ(笑)。

 ではあの動作、何というか。間違いが定着してしまって他に適当な表現がないようだ。「スワーリング」という言い方はあるがここでは場違い。「揺らして渦を作る」という不細工な訳になりました。

 そもそも、普通飲むときにはスワーリング、揺らして渦を作ったりしないのがワイン通。「テイスティング」と「テスティング」を間違ってるのも恥ずかしいのでご注意。というか日本の街中で飲む程度のワインにテイスティングが必要なはずがない。どんだけまずいの出そうとしてるんだろうという話ですから。きっぱり「やめろ」と言いましょう。

2014年11月 1日 (土)

【DAI】Gone Gold

 いよいよです。そして私は、PC英語版が届く頃には丁度また海外出張のはずです・・・。
 しょうがない最初だけPC日本語版でちょこちょこプレイするかあ・・・。うわああん。

【DAI】記憶にございません。(DAKタペ手直し)

 でもって、前回記事のDAOセーヴファイルのサマリーを参照しつつ、まずヴァリックの語るストーリーを手直し。それからDAKタペを手でぽちぽち直していく簡単なお仕事・・・。

 だいぶ忘れてる(笑)。 

 DAO初回プレイなんで記憶は鮮明かと思ったが。レッドクリフの酒場のおねえちゃん、どうなったっけ? 初回、村人はあの戦いでだいぶ死んだんだよなあ。死んじゃったかなあ。街から逃げたんだっけなあ。どうだったかなあ。
 何回かプレイしているから、レッドクリフの坊主が見つけた剣を返したのか、お金払ったのかとか、そういう細かいところの記憶がやばい。
 いちいちセーヴファイルを起動して、ジャーナル確認するのも億劫だ。

 DA2は一本道劇場だから、ヴァリックのストーリーでは、悲しいことにほとんど直すところがない。ところが詳細内容のほうは逆に中身が細かすぎて、記憶が薄れてしまっている。こちらも周回を重ねたあげく、毎度選択肢のヴァリエーションを変えつつ行っているので、その主人公のプレイでどうやったか忘れちゃってることがある。サー・カラスを倒したのってどのホークだったかな、ブラッドメイジのイドンナってどうしたっけな。赤いレリウムをヴァリックに渡したのはどのホークだったかなあ。

 そんな細かいところまで、DAIに関係するのかどうかもわかりませんし、DAI一回のプレイにはひとつのワールド・ステータスしかインポートできないんでしょうから、こだわってもしょうがないかな。

 他の主人公のストーリー組み合わせも全部やろうとすると丸一日かかりそうなので、さすがに断念しました。

Daotapestry
 少なくともサマリーの画面で、「ロマンスなし」がでかでかと出るのだけは避けることができた。

Da2tapestry
  DA2はメインストーリーの選択肢はしょぼいが、細かいところが結構曲者(笑)。

【DAI】私のDAOウォーデン(DAKタペメモ代わり)

 やっぱ朝近くまで六本木にスタック・・・。ニュースではクオリティの高いコスプレが魅力とか言ってましたが、クオリティの高い「コスプレイヤー」でお願いしたかった。酔っぱらった状態で来もしない「空車」タクシーを探すこちらとしては、その苛立たしさもあり、現実とかけ離れたキャラクターを演じるコスプレイヤーのあまりに不届き千万な「なりきり振り」に対して、純粋な殺意を覚えるケースも二、三ありました。

 あと貧乏ガイジン邪魔でうるさい。警官も日本人らしき格好のこちらにだけ指導するのやめろ。交通に支障きたしてるのガイジンなんだから、そっちに文句言え。麻布警察も英語くらい話せ。

 ようやく捕まえたのはなぜか「支払」表示で走っているタクシーで、「運転手さん、表示ちがうじゃん」と言ったところ、先ほど交差点あたりでクソガキどもを乗せようとしたら、誰が乗るか仲間内で延々と譲り合って、ようやくねえちゃんが乗ったと思ったら、角を曲がったすぐのところところで降りやがった、ふざけんな、その後コスプレイヤーに捕まんないようにカモフラしてたんだとか(私はバリバリのくたびれたサラリーマンの格好でした)。それ運行規則上やばいんだろうけど、おかげで日の出前に家に帰ることができたので許します。

(なお、運転手さんの言う「角のところで降りたねえちゃん」は、推測するに、仲間たちから、こいつ邪魔だから早く帰そうぜ、と「抜け」にされたってことでしょうな。それに気づいて慌てて戻ろうとしたんだろう。こえーなあ、草食系でも戦いは厳しいのね)

 この週末は、ようやく連休となりましたので、"Unlimited Blades Works"の昔の映画版の遠坂さんを観直し、なんちゃらの軌跡II(Vita)のアリサちゃんとのハッピーなのかどうか知らないけどエンディングまで突っ走り、BABYMETALの新しいライヴBDをじっくり鑑賞する手はずだったのだ(つうか、ツインテ・ミニスカ・フェチ?)。

 このプレシャスでプレステジなプライスレス(ワースレスじゃねえ)に違いないウィークエンドのひとときに(二日酔いでガンガン頭痛がしていはいるものの)、なにが悲しゅうてDA2を久々に起動し、DAOのセーヴファイルをインポートし、ストーリーを確認するという作業をしなければならないのか。それもこれもDAKが期待はずれの出来栄えであったからに他ならない。敢えて言おう!

 それでは(敢えて言わんのかい)DA2冒頭のキャラクター・クリエーション画面でリトリーヴしました、私のDAOウォーデン・キャラクター、少なくともDCL等できるだけ完結しているキャラをご紹介。 

 お気づきのとおり、DA2でキャラクター・クリエーション画面までいくの結構面倒です。ヴァリックとキャスの尋問の会話はすっ飛ばせても、ダークスポーンは倒さないかん。事前にセーヴファイル等準備しておかないと何度かやり直す羽目に・・・。実際やり直しました・・・。

Charactercreation
 ここまで来ないといけません。めんどい。

Lissa_2
 うちの長女(ヒューマン女性ウォーリアー)。長男長女は親も不慣れで育てるのが手探り、兄弟姉妹で一番ひどい目に会うと言いますが、まさにそのとおり。でもそれだけ手塩にかけた可愛さもあるのか。

 手違いというか勘違いでサークルのアナルメントを発動させたという苦い経験。しかもコナーを救う際にジョワンを使っているので、あのお方も死んでいる。アリスターの好感度がひどいことになって、取り返すまで死ぬほど苦労した。
 闇の儀式を選んで、モリガンの相手はアリスター。主人公ロマンス相手はアリスター、アリスターが王になって、主人公は王妃になってますね。DLCもやってますが、最後モリガンはエルーヴィアンのあちらに単身消えた。

Layla
 ふたりめはサークルエルフ女性メイジ。ロマンス相手がアリスターで、かつアリスターがドレイケン・タワーで尊い犠牲となった。ところがその悲恋の傷も癒えないのに、その後ちゃっかりゼヴとふたりで温泉(違う)旅行に出かけたんだっけ?
 今見ると、虚空のカナトコは救ってるな・・・。

Liev
 三人目はヒューマン男性ローグ。ここはあのお方をウォーデンにリクルートしたのが特記事項。かつアーチディーモンと相討ちしたのもそのお方。そのお方の娘と結婚して、本人が玉座に就く。エルーヴィアン前では振り切って立ち去ろうとするモリガンと修羅場になり、逃げる彼女をナイフで刺したんだっけ。妃がいるくせにレリアナに愛人契約を迫ってあっさり断られたり、結構めちゃくちゃなプロットになった。

Dahram
 ドワ男性ウォーリアー。自ら犠牲となってブライトを終息させる。よってロープレ上、後日談であるべきDAOAはプレイしてません(やろうと思えば、何故かできちゃいますけどね)。
 今見直すと、オーザマーの支配権は全員ハロウモンドに渡しているね。アチーヴメント欲しさに一回だけベイランに与えてすぐやり直したかな。この主人公はもちろん、ベイランは絶対に許さないはず。

Alain
 そのドワ主人公亡き後のフェラルデン・ウォーデンはどうなったんだよ、ということで、DAOAの初回プレイスルーにはオリージャン・ウォーデンを用いたんでした(男性アーチャー)。非常に悲しことに、DAOAのストーリー記述はたったふたつだけ。ここではジ・アーキテクトを生かす場合(上の画像)と殺す場合、二通りのセーヴファイルを造ったんだった。なんの意味があったか知らんけど。

Saal
 Witch Huntのラストに衝撃を受け、慌ててモリガンとロマンスが成立しているキャラクターを求めて急きょ育てたヒューマン男性ウォーリアー。モリガンと闇の儀式、そして最後はモリガンとともにエルーヴィアンの彼方に消える。

 残念ながら、この仕掛けだけでDAKのDAO選択肢の全てに答えることはできない。さらにDA2は自力でやらなくちゃならない。といってもあちらは一本道劇場なんで記憶がないってことはないと思う。私に関しては、運よくブログのための画像は大量に残しているから。

 しかしせっかくここまでの仕掛けがあったのに、どうしてDAKに持ち込んでくれんかったのかな。PC以外は対応できなかった? PS3もX360もオンライン・プロフィールが使えたはずなので、んなわけないんだけど。やっぱ日本語版などのローカライズが鬼門だったか。

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