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2014年8月 9日 (土)

Adieu!

 ケーシー・ハドソンがBioWareを去ってしまう。

 何があったのか、何を目指すのかはわかりませんが、New Mass Effectも、New IPも、彼以外の者の手によって完成されることになった。

 スタジオGM、アーリン・フリンが惜別の辞を述べている。BioWare Blog。

http://blog.bioware.com/2014/08/07/casey-hudsons-departure-from-biowareea/

***

 BioWareにおいて16年近くゲーム開発に携わった後、エクゼクティヴ・プロデューサーのケーシー・ハドソンはBioWareを離れ、人生の新しいステージに立つ決意をした。我々は、彼がBioWareとともにあった時代を振り返り、その熱心な仕事ぶりと献身について、ケーシーに感謝したい。

 Neverwinter NightsMDK2 のテクニカル・アーティストとしてキャリアを開始した後、ケーシーは、2003年のゲーム・オヴ・ザ・イヤーに輝いたStar Wars: Knights of the Old Republic の開発でプロジェクト・ディレクターの役割を果たした。彼がその後、そのチームを引き連れて開発にあたることになったのがMass Effect 三部作であり、それは各種の賞に輝くシリーズとなり、私個人も、そして他の多くの者たちも、我々の世代の最も重要なサイファイ宇宙のひとつであると考えている。ケーシーのこだわりは製品品質、デジタル・アクティング・テクノロジー、そして心を掴んで離さない物語に向けられ、それらはBioWareのみならず、ヴィデオゲーム業界全体に対して大きな影響を与えることとなった。

 ケーシーは、本日朝、同僚たちに送ったレターの中で、その思いを吐露している。

「人生丸ごと分の驚くべき経験をすでになしてしまったという感じがする体験の後で、私はリセット・ボタンを押し、BioWareを去ることにした。本当に必要だと感じていた休暇のときを過ごし、人生の次のフェイズで本当にやりたいことは何かを突き詰めて考え、新しい挑戦に踏み出すことにする。  

 このような変化が容易に行えるときなどというものは決してないのだとしても、私は今がそうする最良のときであると信じている。我々の新しいIPの下地は完成し、チームは、インタラクティヴ・エンターテイメントを再定義することになるだろうと私が考えているタイトルの製造開始前のフェイズに進む。次のMass Effect作品も鋭意開発中であり、素晴らしい素材とプレイアブルなビルドを見れば、チームが今までで最良のMass Effect体験を提供できるに違いないことがわかる。そして、Dragon Age: Inquisitionのチームは、私がゲームの世界で目にした中でも最も美しいヴィジュアルを有する、真に野心的なタイトルの最後の仕上げに勤しんでいる。

 しかし、私が変化のときが来たと感じている一方で、これが私のキャリアの中で最も難しい決心であったことは疑いようもない。BioWareは、私が勤め始めた頃と変わらず、今でも魔法のように魅惑的な場所である。我々が携わるプロジェクト群は、世界で最も刺激的で、誉高いものである。我々のチームの者たちの才能には比類ない。そしてここの人々の中には、私個人の最も近しい友人たちが含まれている。君たちの多くと過ごした時間は、私が家族と過ごしたそれよりも長く、そしてその毎日が楽しいものだった」

 ケーシーはまた、BioWareファンたちへの感謝のメッセージを残している。

「ゲームの仕事に携わるずっと前から、私は、驚くべき、忘れがたい経験が待つ場所に私を送り込んでくれるゲームの力に魅了されていた。私がゲームの中で実際に使われることになる一番最初の素材を作った時(MDK2の中のレーザーの稲妻だ!)、私は、インタラクティヴ・エンターテイメントを創造するプロセスに幾ばくかでも貢献することができる自分が、どれだけ幸運であるのか信じることができなかった。

 今、四つのメジャー・タイトルの開発を主導してきた後、私はそれらのゲームを創造する過程で役割を果たせることの重大さを、心の底から感じることができる。とても多くの君たちが、我々の創造した世界の中で楽しいときを過ごしてくれるという考えそのものが、私のキャリアを特徴づける業績であり、そして君たちの長年にわたる支援があってこそ、成し遂げることができたのだ。

 ありがとう。

 我々のプロジェクトは、確かな腕を持つ者たちに委ねられることになるし、今後は私自身も君たちと同じように、それを遊ぶ楽しみを待ち焦がれることになるだろう」

 愛情を込めた別れの言葉として、私はスタジオ全体に成り代わって、ケーシーの仕事熱心さ、情熱、長年にわたって我々に教えてくれたすべての事柄について、永遠に感謝したい。それは品質に対する系統だった専心、チームワーク精神と仲間意識、そして何よりも先にファンのことを考えることである。しかし中でもとりわけ、ケーシーがスタジオの我々ひとりひとりに、明日は今日よりもより良くなるように要求し続けて来たことをあげておきたい。我々はその精神に則り、目標と進歩に対する自信を持ちながら、Dragon Age: Inquisitionを完成させ、新しいMass Effectゲームと新しいIPプロジェクトに携わることになるのだ。

 ケーシー、ありがとう。これは終わりじゃない、新しいはじまりなのだ。

***

 おそらくどこの会社でもこのような感じの惜別の辞が送られるんでしょうね。スタジオGMは、いわば「工場長」、「開発所長」の立場でしょう。 

 "The Final Hours of Mass Effect 3"の中でケーシーへのインタヴューが読める。

 「ヴァージン・ギャラクティック」の宇宙船で地球の外に出てみたいかと尋ねられたケーシーは、興味がないと答えていた。パッセンジャーでいるよりも、パイロットでありたい(自家用飛行機の操縦は彼の趣味のひとつ)。 

 BioWare/EAも巨大企業になっちゃいましたから、ケーシーほどの業績があっても、なかなかままならないのかもしれませんね。

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コメント

最近ちょっと懐かしい「攻殻機動隊 ghost in the shell」シリーズのアニメを見てます。
改めて見ると、部分的ではあるのですが、意外と「Mass Effect」に通じるものがあるなぁ、と感じたんですよね。
シェパードが個である肉体を捨て、形の無い意志の力になってしまうストーリーが用意されてるとか。
リージョンやEDIが、好奇心・自我を持つとか。
リージョンの自己犠牲ともとれる行動とか。
主人公を「少佐」と呼ぶとか。
そんなこと考えてたら、このニュース。虫の知らせだったのか。

まぁ、ケーシーの言葉は本当のことでしょうね。
同時に、書けない、書きたくないこともあるということだけで。
彼までも去った以上、MEの次のゲームは成功させないとね。


DAIの日本語版は、11月27日発売が決定したみたいです。
PCダウンロード版は、あちらと同時発売ということらしいです。
そうそう、戦闘システム紹介の日本語字幕動画も出まわってますね。

 「攻殻」(おそろしいことに変換辞書にはいってんだ)の最新シリーズARISEだったかそれとも「009」か忘れたけど、MEのカイ・レンとの戦いそっくりのシーンがありました。さすがに、高いところから両手開いて跳び降りる「少佐」のトレードマークは、すぐばれるからやらないでしょうけど(009フランソワーズが全然違う文脈で同じことしてたけど)。
 
 お、最近では動画に日本語字幕までつけてるんすか。EA必死ですね・・・。やっぱ500万本売るつもりかな。

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